リバーブとディレイの動画をいろいろ観て思ったことメモ
モジュラーシンセを始めた頃を振り返ってみれば、そもそもリバーブとディレイの違いすらわかっていなかった。のでこれ↓とか読んで、なんとなくわかった気持ちになって、スプリングリバーブのモジュールを買った。
あれから2年弱、おれは大人になった。リバーブとディレイについて語れるほどの知識はまだないけど、今のこのプリミティブな感情を覚えておきたくて、思ったことを殴り書きしてみる。
リバーブとディレイは原音との違いが分かる方がいい
当たり前ながらいまさら気付いたけど、リバーブとかディレイは原音との違いが分かる必要がある。音質や音色が違うことで、人の耳はそれが別のレイヤーで鳴っているものだと認識できて、原音とうまく重ねて聴ける、気がする。完全に同じ音が鳴っていると、どれがメインの音かわからなくて混乱しそうだなという。
なので人は、ローファイな感じの音とか、
若干ピッチが変わってるディレイとか
トレモロがかかってるリバーブとか
そういうのを求めてしまうんだな、と思った。みんなPT2399を好きなのも、逆に音質低い方が音が混乱しなくていいんだな、という。
リバーブとディレイは原音と違う音域がいい
これもさっきのと似たようなところだけど、特にリバーブはたぶん原音とは違う音域で残響してるほうがいい。
シンセ系でしばしばスプリングリバーブが好まれるのはたぶん、低音が重要なシンセにおいて、わりと空いてる高音域を埋めてくれるからなのかな?と思った。
他の例を上げると、Old Blood Noise Endeavors のリバーブとディレイとリバースディレイがついている Minim というペダルには、ディレイの再生速度を2倍にするスイッチがついていて、これをオンにするとピッチも1オクターブ上がる。上がることで、原音とかぶらない音域でリバーブすることになる。
多段に重ねる方が面白い
これも、なにを当たり前なことをという感じだけど、いちおうメモ。
この動画の5:20くらいの音が面白くていろいろ考えていた。リバーブ→ ディレイ→ リバースディレイの3段あって、真ん中のディレイのディレイタイムを急激に短くしたときの音。
考えてみると、リバースディレイにはストリングス系の音を入れるといい感じになるということが知られており、逆に karplus-strong っぽい音はディレイでつくれるので、ディレイ→リバースディレイで面白い音が出るのは当然というか、何かちゃんとした?関係があるんじゃないかという気がしている。
このへん、理論っぽいのをちゃんと勉強したいな。何を読めばいいんでしょう...
おまけ
JHS Pedalsの人が、自社製品そっちのけでペダルレビュー系ユーチューバーをやっていて、解説がオタクっぽくて好感度高かった。リバーブの聴き比べでどういうポイントに注目すればいいのかわからず途方にくれてた時、この動画を見てけっこう参考になった。なるほどオタクはそういうとこ見るのか〜という感じでコメントがひとつひとつ面白かった。
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