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「挽き目の話」


挽き目が細かいと成分が多く出たり、濃度が濃くなる。粗いとその逆。

シンプルに考えるとそういうことなんですが、挽き目はもっといろいろなところをみていくとどんなグラインダーでも、より早く修正し、適正にコーヒーを抽出することができます。

まずはグラインダーによって挽かれ方が変わるということを念頭に置いておきましょう。

ナイスカットミルで3番で挽いていたとして、他のミル例えばEKの3番で挽いたら、、
当たり前ですが、違う挽かれ方をします。
全然見た目が違います。
なので、ある程度は見た目、目視で調整します。
しかし、適正にするには、実際に抽出してみなければわかりません。

なぜかというと、微粉は目に見えないですし、挽き目の細かい部分、粗い部分は目でみただけではわからないからです。

抽出をしてみて、えぐみが出ていたら粗く、渋さが出ていたら、細かくという指標を持っておくと比較的早い段階で抽出の修正ができます。

次にグラインダーが変わったときに、全く同じ抽出ができるかという問題です。

結論はできないと思います。
それは刃の形状、大きさ、モーターの速さが違うので、
それによってコーヒーが粉砕されたときの形状や大きさが変わってくるからです。

グラインダー①で抽出をして、グラインダー②に合わせるというよりは、それぞれのグラインダーの適正を見つけるということが大切になってくると思います。
なかなか同じ味にならないと焦ってしまうこともあるんですが、近づけることはできても全く同じにはならないので、味わいの部分でどこを似せてあげるかを考えた方がいいと思います。

今回は、ナイスカットミルとEKで試してみました。

やはりそれぞれの適正は全く同じではなく、それぞれの特徴をしっかり感じることができました。

●ナイスカットミルはコクや厚みを感じることができました。
これは微粉が多いことや細かいものから粗いものまであり、それらがいい感じで抽出の手助けをしてるからこそ生まれている味のように思いました。
浅煎りの豆では、ややクリーンさが足りないように思います。渋さやえぐさがちょっと残るような感じもありました。
ただなにを引き出したいかによるので、コクや厚みを出したいときにはいいのではないかと思いました。

●EKは繊細な感じで、やや酸味があり、きれいな印象がありました。
粒度が比較的安定して、その分挽き目の1メモリの変化が大きいように思います。
ちゃんと合わせてあげないと適正に入りにくいなと思いました。
きれいなカップになるので、渋さやえぐさがわかりやすく、修正しやすいようにも思いました。

やってみて思ったのは、やっぱりグラインダーで味わいが変わってくるなということでした。

グラインダーを買うというのは、なかなかできないことではありますが、手挽きでも電動でも、いろんなものを試してみるとその味わいの違いに驚くかもしれません!
グラインダーの性能によって良い、悪いと決めがちですが、特徴を知ることがとても大切なことだと思います。

次回は挽き目と焙煎度合いについて、シェアできたらと思っています。

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