Vol.37 ダイアローグ考
このnoteは、シェアド・リーダーシップのトレーニング・コース共同開発パートナーである有限会社システムアンドコントロール社(SM&C)の野村代表と、SNSにて、シェアド・リーダーシップに関して、普段着の会話をしている内容の続きです。
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第37回目の往復書簡は、前回の内容(Vol.36 ダイアローグを嗜む大人のじわじわした前進)の続きです。今回は、6Days(変化を導くリーダーシップ開発)に関して最上の応答です。
ダイアローグ考
(最上の応答)昨日、6Daysの5日目を終えました。変化を導く人/リーダーをつくることを目指す私たちにとって、昨日の3時間の間で色々な気づきがあったと思います。感覚が薄れないうちに語っておきましょう。
私が昨日のダイアローグで特に気になった点は、以下2点です。私の役割として、あえて理論寄りの視点からお話しします。この後の返答で、野村さんが実務寄りの視点から解説してくれると思います(笑)
1 モノローグとダイアローグの関係
昨日、ダイアローグを捉えるために、モノローグという見方が重要であることが再確認されました。両者は、表裏一体、コインの表裏のような関係です。ある一人の人が、モノローグの人になったり、ダイアローグの人になったりします。
また、「感情の共鳴」が起きる関係には「モノローグの関係を自分事と認識すること」が基底にあると昨日お話しました。シェアド・リーダーシップを導く「感情の共鳴」の鍵は、部下とのコミュニケーションが一方的で、他人事で、無関心であることに気づく=他者との関係を通じてありのままの自分を自己認識すること、そして、その気づきのシグナルを信じて、素直に「やってみる」ことです。
2 ダイアローグでないもの
ある短い対話の状態(ある一時の会話のターン)から、これはダイアローグ?、モノローグ?と判断することはできません。ダイアローグは、「その会話」ではなく、「その会話を含めた関係性」です。
このことから、ダイアローグの関係かどうかは、対話の継続性(前後の文脈的ななりゆき、流れ)からしか判断できません。そういう意味で、うまく話せたから、楽しく話せたから、相手が納得できたから、素直に自分を出したから、それはダイアローグの関係となっているかを判断できません。その後も、対話できる関係が継続されているか、もっと言えばお互いに「やってみる」を行うような関係(なりゆき、流れ)が生まれているかどうかが、重要な判断材料ということになります。
Z支社では、相手にコミットして「言うことを言う」、言われた方は多少耳が痛いことでもそれを咀嚼して受け入れようとするというような関係のなかで「感情の共鳴」が認められました。この事実は、単に、肯定、承認する行為がダイアローグではないということを明確に示しています。
ということで野村さん、どうぞー。
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この後も、往復書簡が継続します。次回をお楽しみに!
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