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公開アンケート実施報告 龍城ヶ丘プール跡地の整備計画

平塚市による「龍城ヶ丘プール跡地の整備計画」の進め方の妥当性に関連し、現職の市長・市議・立候補者予定者らに各自の考え方について公開アンケート方式による意見抽出を行った。
本結果をもとに「龍城ヶ丘プール跡地の整備計画」における「市政のあり方」と「市民との対話の必要性」について、活発な意見交換や前向きな議論及び考察に役立てていただきたい。

アンケートの実施(2023年1月~2月)

豊かな海と暮らす平塚市民の会他4団体は、2023年1月から2月にかけて、湘南海岸公園龍城ヶ丘ゾーン整備・管理運営事業(龍城ヶ丘プール跡地整備計画)について、市長、現職市議会議員並びに本年4月の市長選挙立候補予定者、市議会議員選挙立候補予定者に、当計画に不安を抱く市民に対してそれぞれのお考えを説明して頂きたく、公開アンケ―トへの回答をお願いしました。質問と回答は以下の通りですので、ご参照ください。当会ホームページ(Facebookまたはnote)に掲載しております。

龍城ヶ丘プール跡地の整備に関する公開アンケート結果
ひらつか海岸新聞9号 2023年3月号
豊かな海と暮らす平塚市民の会

アンケート結果の集約状況

実施者:
 豊かな海と暮らす平塚市民の会
 海街フェス実行委員会
 龍城ヶ丘の環境と生活を守る会
 袖ヶ浜の環境と生活を守る会
 龍城ヶ丘ネット

実施目的:
 現職の市長、市議会議員 並びに市長・市議会議員立候補者に当事業について、住民のおかれた現状を理解し、協力頂き、当事業をより良い計画とするために、どのような考えかをお伺いすることを目的とした。

送付方法: 返信用封筒を同封の上郵送

送付期間:2023年1月10日~1月30日

送付対象:
 現職市長1名
 現職市議25名
 市長立候補予定者1名
 市議立候補予定者12名13名(4月、一名追加)
   合計39名40名(4月、一名追加)
   (アンケート期間中に立候補を取りやめた方1名を除く)

回答状況:
 回答者:
  現職市長1名
  現職市議6名
  市長立候補予定者1名
  市議立候補予定者5名6名(4月、一名追加)
      合計13名(回答率33.3%)
      合計14名(回答率35.0%、4月、一名追加)

 回答内訳:
  設問①~④すべてに「いいえ」12名13名(4月、一名追加)
  設問①~④すべてに「はい」1名                                 以上

アンケートの質問

質問1.

2022年8月に発表された「見直し計画案」に対するお考えで一番近いものに〇をつけて、その理由を簡潔にお答えください。
【計画案について】
① 計画案は後背地住民の「安全・安心」に関して十分配慮されたものである。
② 計画案の内容は全体として適切である。
【説明や過程について】
③ 後背地住民の「安全・安心」に関する方策について、平塚市から十分な説明があった。
④ 平塚市による計画立案の過程は全体として適切である。

質問2.

当事業に対して、あなたのお考え・ご提案があればお聞かせください
(100字以内)。


アンケート結果 掲載紙面(ひらつか海岸新聞9号)

ひらつか海岸新聞9号 1面

PDF版はこちら


アンケート結果

質問1.への回答

 質問1.
 2022年8月に発表された「見直し計画案」に対するお考えで
 一番近いものに〇をつけて、その理由を簡潔にお答えください。

1 市長選挙立候補者予定者(敬称略)原文のまま掲載します

2 現職市議会議員(敬称略) 会派ごとに掲載しました

2 現職市議会議員(つづき) 以下の方は未回答でした(敬称略)

3 市議会議員立候補予定者(敬称略)
 アンケート用紙を配布したのは1月15日時点で、お申し出があった方、
 並びに立候補のご意志を確認した一部の立候補者です。

(4月追記)

飯田まさなり

質問1-① いいえ
理由 樹林帯の伐採が含まれている限り、安全安心に配慮されているとは言えない。防災上の観点、生態系の保全の観点から跡地の整備のみとすべき。

質問1-② いいえ
理由 樹林帯の伐採が含まれている限り、安全安心に配慮されているとは言えない。防災上の観点、生態系の保全の観点から跡地の整備のみとすべき。

質問1-③ いいえ
理由 自治会主催住民説明会に平塚市長や担当者の出席がなく、住民の意見を聞かず、十分な説明をするつもりがない。

質問1-④ いいえ
理由 上述した理由から不適切である。




質問2.への回答

 質問2.
 当事業に対して、あなたのお考え・ご提案があればお聞かせください。
 ( 名前の無い場合は未回答)


1 市長選挙立候補者(敬称略)

落合克宏

本公園を整備することで、子ども連れのご家族や高齢者など、市民の誰もが気軽に海の魅力を享受できるようになります。本事業は平塚市全体、そして平塚市の将来を考えて必要なものであり、引き続き実現に向けて進めてまいります。

谷 容子

「整備は、プール跡地にとどめてほしい」「大規模開発には反対」という意見の海岸側住民が多いと認識しています。住民が望まない開発は、すべきではありません。よって、この開発は中止したいと考えます。


2 現職市議会議員(敬称略)

渡部亮

プール跡地の開発は必要であるが、本計画は見直すべきである。

石田雄二

この計画は撤回して、プール跡地だけの整備にするべきだ。原点に帰るということだ。

松本敏子

この事業は、この場所を住民や近隣市町の方々から楽しんでもらえる場所にしたいという市の考えであれば、まず住民の方々を集めて、計画の趣旨を伝え、どんなものがいいかを問うべき。様々な考えが出てくる中で、立案チームに参画してもらい、担当職員と共に時には専門家にも出席してもらい話し合いを持ち、その都度自治会にも報告をし、合意を得ながら皆に喜ばれ、又、住民の合意のもとで進める方法をとってゆくことが大切だと思います。

江口友子

平塚の宝!ウミガメの来るまちを守りたいと思います。

端文昭

「海岸林の伐採は選挙で止められる」これを合言葉に市民運動を展開するべきと思う。

府川勝

今後この反対運動を進めるには、如何に怒っているかを前面に出すべきだ。たとえば、反対運動の新聞やパンフレットを平塚市内全地区に配布するとか。平塚市総合体育館のような大きな会場で、決起大会を開くとか。宣伝カーを2~3台、毎日運行して反対キャンペーンを行うとか。市長リコール運動を提案、実施するとか、賛成派市会議員や県会議員、国会議員をやり玉に挙げて宣伝するとか。相手は私たち反対運動を甘く見ているのだから、こちらも相手を見据えて真剣に戦うべきだ。また、積水ハウスも相手にして、潰すかつぶされるかというくらいの気持ちでやろうではないか。大型バス10台で、市長宅や積水社長宅へ行き、幟旗を立てて抗議の包囲だ。そして、その最後は、現場での座り込みだ。


3 市議会議員立候補予定者(敬称略)

西久保祐輔

住民の安全・安心を無視した当該計画は見直すべきである。平塚海岸樹林帯は国内でも稀な自然豊かな樹林帯。ウミガメが産卵に来る環境を保護すべき。現状の地形を活かした計画を市民との対話によって模索したい。

佐藤由美子

経済優先ではなく、人命優先の観点で考えていってほしい。子どもたちに負の財産を残してほしくない。

佐藤誠

平塚市が収益事業を推進することは理解できます。ただし事業は市民の生活・生命への安心安全を考慮することが前提ではないでしょうか。

高山和義

住民との話し合いがまず第一である。その上に立って樹林帯は現状を維持し、プール跡地の整備計画を早急に検討・提案すべきである。

篠崎健太

住民投票で白黒つけるべきである。開発するにしてもプール跡地のみに高層式のパーキングを備えた観光施設の建設に限定すべきである。

飯田まさなり

龍城ヶ丘プール跡地の整備のみとし、樹林帯を守る計画へと変更するべきと考える。防災面を無視した計画を推し進める行政と市長与党の市会議員の姿勢に違和感と憤りを感じる。



ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。


関連記事(note):公開アンケート結果を解析しました ダイジェスト版

関連動画(YouTube):アンケート結果の公表(豊かな海と暮らす平塚市民の会YouTubeサイト)


「龍城ヶ丘プール跡地」の整備・整美 にむけた共創を

わたくしたちは平塚市と共に歩む未来創造を求めて、平塚海岸「龍城ヶ丘プール跡地」に関する本質的な意見交換ができる関係性づくりを尊重します。



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