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趣味を仕事に活かし、仕事で趣味を成長させたお話。(後編)


みなさんこんにちは!ユタカ産業のKと申します。

前編では「動画編集を始めたきっかけ」と「仕事でも動画編集をさせてもらうようになった経緯」までを主にお話しさせていただきましたので、今回は、その後のスキルアップをするための活動について、お話しさせていただきます。

この記事は、前編と後編に分かれていますので、まだ前編を読んでいない方はこちらからお願いいたします。

まずは、前編の最後に触れていた、終わりのないモーションロゴ制作について、詳しくお話しさせていただきます。

1. 終わりのないモーションロゴ制作

なぜ終わりがないのか。
それはYUTACOLLABOのロゴが変わり続けるからなのです。

「毎日変わると面白いよね!」

という意見もありましたが流石に無理でした。。
見る側は面白いと思いますが、作る側は目眩がします。

ゆっくりでも作り続けることが大切なので、自分のペースで進めています。ジョギングや筋トレと同じで、無理しすぎると続きません。(経験あり)

前編でロゴを4つ紹介させていただきましたが、シンプルなものしかありません。私の中では、モーションロゴはそういうものだと決めつけてしまっていた部分もあります。

NVCでDX化人材育成やコンテンツアドバイザーとしてメンタリングをお願いしている組織のクレイジータンク(CT)さんからは「もっと自分を出してください。」という意見をいただきました。

私は以前から、会社で行っていることだと、自分らしさを知らずのうちに隠してしまう傾向がありました。確かに仕事上だと、好き勝手に作っていては仕事もいただけなくなると思います。

しかし、私はデザイナーです。それにNVCチームでは、自分らしさを出すことがとても大切なことです。それができてから、人の意見を取り入れていくことが、より成長に繋がると教わりました。

その後に作った動画がこちらになります。

テンションが全く違くなりました。

うまくできないところもありましたが、好きな動画を作れるというのはとても楽しく、動画のスキルも色々覚えられます。他の業務もあるためペースは遅いですが、これからも作り続けていきます。

2. モーションロゴを作る意味

ところでモーションロゴはどこで使うの?
と疑問になる方もいると思います。

作り続けているのは、スキルアップのためというのもありますが、デジタル化が進んでいる中、サイネージを使用して看板に映像が流れているお店が増えてきています。

例えば、銀座にあるユニクロは、ボックス型の看板にモーションロゴが使われています。

人は動きのあるものに目がいきます。街中にあると、意識しなくとも見てしまうのではないでしょうか?

これからどんどん増えていくことを見据えて、動画のスキルアップと共に、サイネージを生かしたロゴのバリエーションを増やしておく狙いがあります。

私の作った動画が街に並ぶ日も近いかもしれません……ね?…。

モーションロゴ以外にも、動画制作を行っているのでいくつかご紹介させていただきます。

3. まるモニさんのアドベント動画

まるモニさんとは、丸いモニターのことです。

クリスマスシーズンに、まるモニさんを使用してアドベントカレンダーの動画を作りました。これを行うことになった経緯は、別記事で紹介していますので、気になる方はこちらもぜひお読みください。

アドベンドカレンダーを作ることが決まったのは、12月に入ってからでした。動画は、20日から24日までの5日間流すことにしました。同じ動画が5日間続くのは飽きられてしまうので、日付と中身の内容を少しずつ変えています。

時間がない中、5つも動画を作れるのかすごく不安でしたが、とりあえず手を動かし、進めていきました。そこであることに気付きます。

1つ動画を作ると1日余裕ができる!
という気休めを考えながら、がむしゃらに作っていました。

(大人の事情で始めと終わりのみの動画です。)

動画は30秒のものをループで流すことにしました。流れは日付→猫→クリスマスソングのMV→日付に戻る。という流れです。(猫?)

ループなので、始まりと終わりを違和感なく作ることも意識しています。クリスマスソングは社内全員が青春時代のあの日を思い出してもらいたく、それぞれの年代に合わせた曲を5つセレクトしました。

クリスマスに家族や友人、恋人との思い出、あるいは独りで過ごした思い出など、そのエモーショナルを引き出したかったのです。人の感情を動かすことが重要だと、NVCチーム内での会話でも出ていたので意識しました。

動画をフルでお見せすることはできないので申し訳ないのですが、次回のイベント事で動画を作るときは、どこにでも出せる動画を作ってお見せできたらと思います。

4. 会長の書

クリスマスが終わり、次は正月と共にYUTACOLLABOを始動する日が近づいてきました。

YUTACOLLABOをいきなり始めても、社内の反応も少ないのでは?と思い、NVCチームは、正月を利用してサイネージに興味を持ってもらうための仕掛けを考えました。

正月といえば書初めですよね??
我が社の会長野口俊家は、毎年書初めを書いているらしく、その書をサイネージで写せば、正月感もありインパクトも与えられると考えました。

実際の書がこちらです。

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達筆っ!!

もちろんただ移すだけではなく、動画にして動きをつけました。
それがこちら。

1日目

2日目

3日目

書初めの醍醐味は、やはり勢いよく書く様子。言葉の意味もわかるようにしています。2日目からは、読み仮名もあった方が親切だと社長からアドバイスをいただき、付け足しています。同じ動画でも、日々改善していくことが大切だと、NVCで学びました。

3日間の会長の書を経て、YUTACOLLABOへとバトンを繋ぎました。

4. リテールテックの動画

少し時間が空き、3月にリテールテックという展示会に自社も参加していました。詳しい内容はこちらをご覧ください。

こちらの記事内にもありましたが、Smart BARのLPもご覧ください。

こちらで使用しているコンテンツの説明動画の一部も、実は私が作成しています。パースの中に動画を入れる編集をしているのですが、AfterEffectsで初めて3D機能を使用しました。パース内のサイネージに動画を入れるため、角度を変更する必要がありました。

名称未設定-1_アートボード 1

些細な機能だと感じますが、使いこなせれば動画編集の世界が広がります。例えば、こちらの動画にも3D機能が使われていると思います。

3D機能以外にも色々な技術が必要そうですが…。
モーションロゴにもだいぶ活用できる機能ですね。動画を知れば知るほど課題がどんどん増えていきます。

他の動画でも、まるモニさんを使用したコーヒーのコンテンツがあります。

こちらを作った後に、CTさんから「コーヒーが美味しそうではない。」と指摘を受けました。このようなコンテンツを作るときは、そのもの自体を知ることから始めなくてはなりませんでした。

恥ずかしながら、コーヒーの灰汁が多いことなど気にもしていませんでした。そもそもコーヒーかも怪しいものも入れてしまっています。サンプル映像だからといって、そこを怠ってはいけませんでした。

その後に修正した動画がこちらになります。

まずは、コーヒーが美味しそうに見えるように修正しました。これでもまだコーヒーの種類が動画で伝わらないことや、産地の映像があればわかりやすいなど、色々改善点が見つかりました。

幸いなことに、展示会では反響がよく、これからもコーヒーのコンテンツの追求が必要になっていきそうです。

展示会で、サイネージと共に出展していた透過型ディスプレイでも、コーヒーのコンテンツが上手くハマるのではないかと話しています。こちらもできましたら、別記事で紹介させていただきます。

5. まとめ

社長やCTさん、NVCチームの方々に支えてもらいながら、短い間で動画のことを色々考えることができました。趣味としてだけで動画を作っていたら、知らなかったことや、挑戦すらしなかったことがたくさんあったと思います。

趣味で始めたことが仕事に活かせて、仕事で得た知識が趣味でも活かせるという、常に成長できる環境に感謝をしています。これからも、より動画の世界に深く潜り込めるよう、日々学んでいきたいと思います。