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つながるからだ つながるこころ

先日京都で行われた「大島ケンスケ」さんのワークショップ「つながるからだ つながるこころ」に参加してきました。

個人的には今回で3度目の参加になりますが、こちらのワークショップは2023年の6月頃から3か月に一度ぐらいのペースで行われている少人数制の実践型ワークショップです。

初めてのとき、受けようと思った動機は「身体と心をつなげるとはどういうことなんだろうか」と興味が沸いたのと、年齢を重ねてもちゃんと歩けるようにしたいという願望と、あと将来歩けなくなることへの恐れがありました。
歩くことが好きで母とよくあちこち歩きまわっていた父が、晩年自分の足で歩けなくなった姿を見て、こうならないようにしたいという危機感が私の中に芽生えていたんだと思う。

今は、歩けなくなることへの恐れも少し残っているけど、それよりはきちんと身体を使えるようになりたい、力を抜いてエネルギーを効率よく使えるようになりたいという思いの方が強くなった。

ワークでは、
・脱力
・丹田に落とす気
・上半身と下半身
・骨への意識
最後に「日本人の歩き方」
を実践しながら学びます。

最初の「脱力」から、全く出来ていないことを痛感します。
普段どれだけ身体に力が入っているか、ここに気づくということが大切で、これに気づかないことにはあらゆるボディワークの効果が活きてこない。
脱力のための身体へのアプローチの方法を学びます。ふたり一組になって、力が入っているかチェックしたり、力が抜けた状態の腕の重さを確認しあったり、と楽しみながら実践していきます。

骨への意識のところが個人的にとても面白く勉強になりました。
骨を意識する、って普段しないもんですね。腕を上げたり、何かを取る動作をするときは筋肉を意識して動かしていました。筋肉を鍛えることこそ重要で骨への意識は日常の中ではほぼ無かったです。指の骨を触ってここまで骨なんだ、と分かって自分の身体のことなのに無頓着だなぁと気づかされました。
骨を意識するという今までと正反対の認識に、ちょっとしたカルチャーショックでした。

各自鎖骨を触りながら、その下のリンパ節や身体の機能の話などを教わりました。
肩甲骨の動きは腎臓とも関係があり、肩甲骨、骨盤、首が硬いと血の巡りやリンパ液の巡りが滞りやすくなる。身体の部位で重要な箇所の骨盤のことを色々教わり、反り腰の弊害の話が興味深かったです。(前回のワークショップで反り腰だと気づかせてもらって、現在も腰のたて方を模索中)

「日本人の歩き方」
 昔の右手と右足を同時に出して歩くナンバ歩きをそのまま実践するのではなく、ケンスケさんが研究して編み出した、身体の軸はブレずに上半身と下半身を連動させて、尚且つ脱力しながら歩くという歩き方。
御手本を見せてもらって、はい、すぐに出来るというものではなく、何パターンか歩き方を教わり実践します。
股関節を両手で押さえながら摺り足で、やや前屈みでサササと歩く(忍者みたい)のが面白かった。

靴を履くようになってから、踵から着地する歩き方になっているけど、踵の骨にダメージを与えるので、足裏全体を運ぶ意識で歩く。そう考えるとお着物を着ているときの足の運び方って踵から着地してないよな、と思い出し、昔の生活様式が日本人の身体にはあっているんだろうなとあらためて気づかされました。

このワークショップに一日参加したから即歩き方が身につく訳ではないけど日常に取り入れて実践していきます。

意識するということが何よりも大切で、少しずつ脱力のコツを掴んで疲れずに歩けるようになりたいな。

東京と大阪で定期的に開催されているので、興味のある方は一度参加してみては?と強くオススメいたします。

からだに意識を向けて感じるのって楽しいな、と最近実感しています。

いつもありがとう





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