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声・女性性を開く音体験

先日、大阪で開催されたアーティスト「大島ケンスケ」さんの 「声・女性性を開く音体験」in大阪に参加してきました。
アコースティックライブ、生歌のライブは2回目でしたが、前回に引き続きとても素晴らしい体験になりました。
ケンスケさんの恰好はブルーのシャツに紺色のジャケット、デニムをお召しになられていてとても素敵でした。

前回同様に「咳とか体の反応で出るものは遠慮なく出してくださいね。」とそのあと軽く冗談を仰っていただけて場が和みました。

最初にカタカムナの歌を歌う前に
「今までの過去の体験、現在の自身の境遇、職業など全て忘れてリセットしてこのライブを体験してください。」というようなこと仰ったのが印象的でした。
探求クラブで 瞑想をする前に「一旦ゼロになる」ために「何者でもない自分」を意識するということと同じなのかなと思いました。

目を閉じて聞いていると、会場全体に響きわたる声の迫力とティンシャを鳴らす音に瞑想状態になり、今から始まる体験と場を浄化する意識を感じました。

そのあとに『名前のない暮らし』を歌われ「ありきたりでいいんだよ」というフレーズと日常の何気ない風景を切りとった歌に心が温かくなりました。

カバー曲も数曲歌ってくれて、玉置浩二さんの『メロディ』ケンスケさんのお父様が好きだった曲。よく星を見に行く家庭だったという話で、土地の記憶の話になり、このお話はとても興味深かったです。

ゲド戦記の『テルーの唄』『もののけ姫』そして『悲しくてやりきれない
』を歌ってくれたのですが、今の自身の境遇に響き、涙が溢れました。歌詞の内容が救いのない感じだけど、変に明るく終わらないところが清々しく癒されました

その後オリジナル曲が続き、
『虹色模様』の歌の中の「母の好きな雨降りの香り漂う夢模様」というフレーズを聞いて 自分の母のことを思い出しました。
ケンスケさんが主宰する探求クラブの中で、ホ・オポノポノのワークで50音全てをクリーニングするという話があり、「あ」の一文字に自分がくっつけてる記憶をクリーニングすると、ありのままの「あ」が出てくるという話をされていて、今回歌われる歌、ひとつの音すべてをクリーニングしながら歌ってくれているのかと思いながら聞いていました。

ラブソングが何曲か続き、今回歌ってくれたラブソングはとても優しく繊細さを感じ、誰かを愛おしいと思ったときの胸の疼き、切なさを思い出して涙が溢れて止まらなくなりました。

後半、カッチーニの『アべマリア』
この曲は聞いていて、倍音という発声方法で歌われているのか、二人の人が歌っているのかと思いました。本当に素晴らしくて圧倒される。上手く言葉で表現できないのですが、この曲を聴けて良かった、という気持ちになりました。

そして『アマテラス』『龍の唄』大好きな2曲。
ライブの途中から涙涙でずっと泣きながら聞いていましたが、この2曲は圧巻でした。愛おしすぎて泣きたくなるような、言葉にすると「愛」でしかない、そんな感情を味わいました。一音一音に込められた響きに、心が揺さぶられました。

聞いていて浮かんでくる映像も、古い記憶の再生なんだろうな。

音体験、というタイトルの意味がようやく分かった気がしました。
過去の記憶をリセットし、ありのままの音に出会う、ライブでしか
味わえない、共鳴を体験する。

なんであんなに涙が溢れて止まらなかったんだろう、と振り返ると
ケンスケさんが、一音一音クリーニングしながら発せられる
音は「愛」でしかない。そう感じて途轍もない優しさを感じました。

3曲目からずっと泣いていたような気がするので、記憶が不確かで
ライブの曲順など、うろ覚えですがお許しください。

来年にまたケンスケさんの音を体験できるライブがあるとのこと。
今から楽しみです。

素敵な体験をありがとうございました。







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