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俺の60のキーワード【6.Facebook】

このペースで行くと絶対に終わらない予感の俺の60のキーワードシリーズ。まっ、徒然なるままに。

Facebook最初の投稿

Facebbokをはじめとするソーシャル・ネットワークは、コミュニケーションを大きく変えたことは言うまでもない。俺の仕事のやり方も大きく変わった。アーカイブによると始めたのは2010年3月8日で、初投稿は4月15日らしい。なんで間隔が空いてるのかはわからんが。で、時間が分からないがどちらが最初の投稿かわからんが、二つ投稿してる。

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いいね!はゼロ 笑 当時はTwitterは注目されていたが、実名制ソーシャルメディアであるFacebookはかなり?な雰囲気でもあり、かつ、企業利用の可能性は懐疑的であった。実際日本に置いてFacebookの公式アカウントを立ち上げてい大手企業はほぼなかった状態だった。しかしアメリカにおいてコカコーラなどの企業はかなり積極的に使い出しており、メンバーズもこれを活用できないかと研究しだし、その流れで俺もやり始めたというわけなので、完全に手探り状況だった。まずはやってみないとわからないということだ。そもそも実名制のソーシャルメディアが成立するのかという疑問があったが、企業にとってはこれはメリットだった。属性などが明確なためマーケティング活用ができる、誹謗中傷が実名だとしにくい、など。当時は3人だったFacebook Japanのオフィス(原宿にあった)に訪問し、話を聞いたり、情報を漁りまくったりしながら徐々に確信犯的に企業マーケティングに使っていこうという感じなった。

企業公式ページの立ち上げ

そして、メンバーズとして2010年9月29日に無印良品の公式ページを立ち上げるに至った。

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彼らはすでにTwitterを立ち上げてはいたが、Facebookに関しては未着手でメンバーズ社員向けのFacebook勉強会に参加してもらったり、一緒にFacebookのオフィス行ったりしながら立ち上げた。他の企業がまだまだ手探りの時期に一緒にチャレンジしていただいた。その後11月には全日空の公式ページも立ち上げさせていただいた。

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無印良品さん、全日空さんとは今でも色々とお仕事をさせていただいているが、新しいことにチャレンジする両社に様々な局面でご一緒できたことに感謝しかない。川名さん、山本さん、ありがとう。

3.11とFacebook

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そして年が明けた3月11日、東北震災が... メンバーズは役員合宿を熱海でやっている時で、当初東海地震かと思った。その後、社員の安否確認を速攻で撮り始めたが、実はFacebookを始めた際にほぼ全員にアカウント開設を(半ば業務的に)勧めていたので、安否確認が容易にできて、まずは社員と家族のの安全を確認できた。そこからグループを作り、状況の把握、緊急業務体制、指示などをほぼFacebookとメールでやることになった。電話はほぼつながらなかった中でソーシャルメディアの新たな価値を身を持って感じた。これを機に利用者も急増し、企業でのページ立ち上げも増え、メンバーズでは約50近くのアカウント立ち上げに携わらさせていただいた。

フェイスブックインパクトの出版

そして、実は12月くらいからFacebookの本の執筆(共著)にとりかかっており、ほぼ原稿は出来上がっていた中での震災。大変な時期ではあったが出版社も出版に踏み切り、4月に発行するに至った。

共著書は、高広さん、熊村さん、池田さん、松本さんで、それぞれの視点、領域から書いた本で、私にとっても初めての書籍となった。人生で一冊は本を出したいと思っていたのが50歳で実現した。私の項は先に述べた無印良品、全日空、サントリーなどのFacebookを活用したマーケティング事例を書かさせてもらった。

オウンドメディアとのFacebook連携によるマーケティング活用

おかげさまで結構売れて、メンバーズとしてもソーシャルメディアを活用したマーケティング・ベンダーのポジションを担うことにもなった。メンバーズ はオウンドメディアの活性化手段として捉えていたのでサイト内でのFacebook Plug-inに重要性を見出していたし、実際その効果は絶大だった。

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これは当時はまだFacebookから提供されていたサイト内の効果を計測できるツール(名前忘れた 汗)で調べたオウンドメディア(メンバーズのサイト)とFacebookの連携によるマーケティング効果を数値化したもので、弊社サイトでいいね!やシェアされたコンテンツがFacebookで広がり、そのコンテンツを見た人が弊社を訪問していることを表示しているが、サイトでの共感が口コミで広がることを示している。そして重要なのは広告費をかけずに告知を広げ、集客ができているということ。その後Facebookはページでの広告モデルに大きくシフトしたためにオウンドメディアとの連携には力をいれず、計測ツールもいつの間にか証明してしまった。涙 まっ、しょうがないと思うものの、せっかくの良いモデルだったので残念 !

ということで広告モデルになり、オウンドメディアでのマーケティングにはあまり活用できなくなってきたこともあり、弊社のビジネスとしては距離を置くようになりましたが、ソーシャルというパワーがその後のマーケティングで大きな影響力を持ってきたことは言うまでもないです。昔から口コミは最大の広告だとも言われていましたが、それを可視化、拡大できた仕組みだと思う。また、繋がっていない生活者の自社ブランドに対する声を聞く、ソーシャルリスニングの重要性はますます高まっているものと思う。

Power to the People

一方で、分断を招く仕組みとしての非難やそのつながりの巨大化を懸念する声も拡大してきており、また、新たなソーシャルメディアの出現、トランプによりTwitterの復権(?)など大きく状況が変わってきてはいるが、民主主義にとっては、正々堂々と実名でのコミュニケーションすることは重要で、そういう意味でのFacebookはまだまだ活躍の場があると思っている。そう、Power to the People!

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補足 その後ソーシャルメディア関連ではこんな本も出したりした。



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