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自分の機嫌
仕事では決められた締め切りを、好きなことは自分で決めた期限を大概守るようにしているが、どちらも当然流れるようにいくものではなくて。
上手く事が進まない、ミスを見つけてつまずいた、またやってしまった…。頭の中が散らかった。何から片付ければ良いんだ、という経験をしたことが何度もある。そういうときはできるだけ片付けたら、とりあえず離れるようにしている。そして、脳みその中にある仕事のライト(これを「デスクワークライト」と勝手に呼んでいる)をOFFにして身体だけ動かすために、いざ外へ。
ぶらぶら散歩する。そして考えたことを書き起こしてみる。自分の考えを書きまとめてみると、頭の中が切り替わる感覚が起こる。メモをしばらく溜めておいて読み返すと案外大したことのないように思えてくるのが不思議である。時間が経つと人間は忘れ、ときに思い出すと、そんなこともあったな、あったっけ、くらいのものになっている。そんな風に考えるとイージーな気分になれる。
仕事は機嫌よくやること。これは周囲のためではなく快適に過ごすためであると考えると、しっくり来る。これは相手のご機嫌を取るのではない。あくまでも自分の心を保つためだと考えると良いと思う。自分を大切にできない人は他人を大切にできないっていうのと合わせて頭の片隅に置いておくと、時間が経つにつれて発酵してうまく自分のご機嫌を取るようになってくる。はじめは慣れないことをするのでこれって違うかもしれない、と多少不安に思うかもしれないが、こういうもんだろうとやってみると案外うまくいく。ご機嫌は自分にもあることを知っているようで気が付かない。灯台もと暗し。機嫌よくいることは自分が進む航路を明るく照らしてくれている。
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