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弁理士への転職~成功の途~

弁理士の森田裕と申します。未経験から3年で年収1,000万円を達成した著者が、特許事務所への転職について上手くいくルートというものをご紹介したいと思います。

知財業界は、暗い話題でいっぱいです。給料が低いのではないか、ブラックなのではないか、直ぐ首になる実力世界なのではないか、そのようなところで自分はやっていけるのか?

これは、適切な転職プロセスを経ていないために、あるいは、それが分からないために、皆が躓くポイントなのです。

しかし、未経験でもスムーズに特許事務所に転職できて、その後、実力を高め、腕一本で食べていける。十分なお給料を得ながら楽しい弁理士ライフを過ごせる、そんな途はあるのです。

本稿では、スムーズに弁理士になり、実力を高め、クライアントを得て、独り立ちするには、どのようなことを考えればよいのか。これを解説したいと思います。

転職する事務所探しのコツ

果たして、業界未経験者が転職する事務所とはどのような事務所なのか。転職するべき事務所が分からないと準備ができませんね。ですので、まずどのような事務所に転職するべきなのかについて説明し、その後、そのための準備は何であるべきかを説明します。

まず、分かっていただきたいのは、弁理士の仕事というのは極めて高度な仕事であるということです。ですので、未経験者がいきなり明細書を書いて特許を取ってクライアントに喜んでもらえるなどということはあり得ません。下手すれば、大切な知的財産を拒絶査定に追い込んでしまうかも知れない。そういう仕事なのです。

しかし、そうであったとしても、簡単に、かつ豊富に経験を積む途がある。それは・・・・

勝ち組は常に少数派。正しい努力を正しい方向でしなければ意味がありません。しかし、正しい努力を知っていれば、努力するだけで勝ち組になれる。報われる努力であれば、いくらでも頑張れるのが人間というもの。

人生を変えるその選択の答えを述べる前に特許業務の種類から説明しましょう。

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