bon fire かがり火と訳しましょうか、それともキャンプファイアー? 焚火?
お盆ですね。帰省されましたか?
今もお盆の迎え火とか送り火はされているのでしょうか?
皆さんはキャプファイアーはお好きですか?
焚火とキャンプファイアーは違うような気がします。タイトルを焚火にしてしまいました。
キャンプファイアーのことをbon fireと言います。
私はその言葉、実際はノルウェーの画家、ムンクの絵、Bon Fire(大勢の人たちがキャンプファイアーの周りで踊っている絵です)を見た時、何で日本のお盆のかがり火がその絵の中にあるのだ、と思ってしまったのです。何で海外の人達が日本のお盆の送り火のことを知っているんだと思ってしまったのです。
しかし、綴り、それに形態の見た目は似ていますが、全く違っていました。
それとも時代をさかのぼって行けば、同じものなのでしょうか?
さて、bon fireとは何でしょうか?
誰かが亡くなった時、死骸(bone骨です)を焼き清めるために火を焚きました。それがまさしく bone fireだったのです。スペルは時代とともに変化しました。
面白いのは、同じスペルのfireで「(誰かの仕事を)解雇する」と言う意味もあることです。実際 fireは「ひりひりさせる」とかの意味もあるので、首になればひりひりするだろう、と思ったりしました。
fireの反語はhireで。こちらは「首にする」ではなくて「雇う」と言う意味です。
私は思い込み(?)でムンクの柄の中の人たちは火を囲んでダンスをしていると思っていたようです?
絵の説明でも「火を囲んでダンスをしている」と聞いたように思っていましたが。
タイトルの上の絵は同じくムンクの絵で,the Sunと名付けられているもの、かなり大きいです。確かオスロの市役所に展示されていたと思います。
中英語のbonは古英語の banから来ており、「骨、牙、骨格の物質を形成する固い動物組織;骨格を構成する部分の一つ」と言う意味です。プロト・ゲルマン語の bainanから派生しており、古いふりジア語や古ザクセン語の ben、古ノルド語の bein、デンマーク語の ben、ドイツ語の Beinなどの語源でもあります。ノルウェー語、オランダ語、 ドイツ語の類語も「脚のすね」という意味が主であるのに対し、英語にはこの意味は存在しないようです。
時々、博物館、美術館から有名画家の絵が盗まれてしまった、と言うようなことは起こるようで、以前、ある記事で私は怪しい人に思われてしまったなどと言う記事を書きましたが、時に絵のことを何も分からないまま盗みに行くおバカな泥棒もいるようです。
どれくらい前のことだったでしょうかノルウェーの名の知れたホテルでのことでした。拳銃を突き付けてそのホテルに飾ってあったムンクの絵2点をかっさらって行った泥棒がいたのです。
このお話には大きな落ちがあったのですが、まるで三文コメディです。
出てくるはずもない、世に隠れてでも売れるはずもないものでした。偽物と承知でホテルはそれらを展示していたのです。泥棒さんは本物と信じて本物の拳銃を持ち、本物の泥棒になった・・・実際に起こったbig jokeのようなお話です。
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