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under the weather 梅雨空でも快適に過ごしてますか?
毎日、よく降りますね。こうどんよりした日が続くとI’m under
the weatherの気分になります。
毎年、この時期には梅雨がやってくるのは分かっているのですが、いつもこんなに降ったかなあ、と思ったりします。地球の反対側、ノルウェーでは今が一番いい季節です。
ノルウェーの北のサーメランドに半年住んでいたことは何回も記事中でお話した気がします。今、現地では真夏の白夜の世界、本当に日が沈まない、空は真っ青なままなのです。南のオスロでさえ、外はただ薄暗いと言った感じで新聞位読めそうな気がしました。
夜中の3時とかにはもう空は真っ青・・・日本の夏の空はわりと雲がたくさん広がっていますが、ノルウェーでは雲一つなかったのを覚えています。夜中、3時ごろに目が覚めて窓の外を見ると空は真昼のように真っ青でした。
冬にはノルウェーの国中が真っ白…雪です。オスロで日が昇るのは10時半くらい、2時半にはまた、沈んでいました。これがカラショク、私たちが住んでいた北極圏の町(北緯15度)では、真冬には日が昇らない真っ暗な世界が朝も昼も、そして夜も関係なく広がっていました。まるで昔の白黒のテレビ、霜降りのテレビの中の世界の様でした。
やはり自然に負けてしまう人も多いのでしょうか。何か悩み事があると、周囲が真っ暗じゃあ気持ちが滅入ってしまうということもあるかもわかりませんね。
自殺者が多いそうです(ノルウェーは日本より「幸せな国」だと思われていますが、かなりのパーセンテージの自殺者がいます)。
北ノルウェーで夫が私のためにブローチを買ってくれた宝石店のオーナーも私たちがオスロに帰って1,2年後のことでしたが、自ら命を絶ってしまったと風の便りに聞きました。
他にも知り合いが数人・・・悲しいですね。
under the weatherとは「体調が悪い、元気がない」と言う意味です。穏やかな春や秋の日にこのフレーズを聞くと、どうして under the weatherがそんな意味になる?と思ってしまう可能性はありますね。暗い冬の日か、今日みたいな雨の日にはそのフレーズがよくわかる、と言ったところでしょう。
under the weather=天気の盈虚を受けている、と言えばイディオムとして知識がない人でも「ああ、そうか、具合が悪いんだね」と察してくれるのでは、と思います。
考えてみると日本語でも天気が悪いと「古傷が痛む」なんてことを聞くことがありますね。
ノルウェーには長くずっと雪に覆われた冬があります。夏は時にちっとも暑くなく2,3日置にはヒーターをつけていました。そんな夏を彼らはgreen winterと呼んでいました。
いずれにしても8月末には冷たい風が吹き始め、雨が降り出し・・・人々は手袋、マフラーをつけ、早い人はブーツにコート(薄いコートではありません)を着ていました。今、彼らは短い夏を楽しんでいると思います。
ところで、中国でも梅雨というそうです。中国人の知人から教えてもらいました。もちろん発音は違うようですが。
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