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気分は錬金術師!

しばらく前に読んでいた毒に関する本の中に「錬金術」という言葉が出ていたのですが、自然の中から毒物を見つけたり、それをちゃんとした毒に作り出す技術者も錬金術師と呼ばれていたそうです。

ヨーロッパにおいて、それほどに毒物が重要だったということに驚きますが、ヨーロッパでは料理人も錬金術師の一種だと思われていたのだそうです。なぜかというと、ただの肉や野菜が料理人の手にかかると、たちまちのうちに変化してしまうから。

14世紀にフランスに伝統的な料理人が登場しました。世界最初のグランチェフであるタイユパンと言う人。フランス国王であるシャルル6世の総料理長であり、同時に守衛頭だったそうです。

また、彼はフランスで最初に料理本を書いた人物であり、錬金術師でもあったということです。彼の調理場には150人もの料理人が働いていたとか。

昨春、仕事を辞めて仕事の帰りにお店に行く、と言うことがなくなったのでわざわざ買いだしに行かなくてはならなくなりました。料理をするということは重労働だわ!それに頭を使わなければならないぞ!

台所にあるもので頭をひねりながらなんとか素晴らしいものを作り出してしまう。今、まさに、私は何もないところからすごいものを作り出してしまう錬金術師の気分です。料理をしながら書いています、台所に戻ったり、書斎に来たり・・・。

猫の手も借りたい(本当言うと猫さんは台所に入れない)!
暑くなってきた・・・家の中で台所が一番暑い。
料理をするというのは時に拷問だわ。
何かいいアイデアないですか?

さて、錬金術とは鉄などの貴金属を黄金に替えようとする科学技術のこと。

cookの語源です:
cook「食べ物を準備して料理する職業の人」、古英語 cocは俗ラテン語の cocus「料理人」から来ていて、それはラテン語の coquusから来ている。ラテン語の coqoere は「料理する、食べ物を準備する、熟成させる、消火する、心の中で考える」と言う意味で、PIE(インド・ヨーロッパ祖語)の根pekw-「料理する、熟成させる」から来ているそうです。

ゲルマン語派の言語には料理のすべての種類をさす固有の言葉がなく、ラテン語の単語を借りてきた(ザクセン語のkok、古高ドイツ語の choh、ドイツ語の koch、スエーデン語のkock)。

cook14世紀後半に作られた言葉で「熱を加えて食べられるようにする」と言う最も基本的な意味を持つが、特に「様々な材料と味付けを組み合わせておいしく準備する」と言う意味です。cook(名詞)からきた言葉。

古英語にはgecocnianと言う言葉があり、古高ドイツ語の cochon、ドイツ語の kochenと語源が同じで名詞から派生した動詞だが、中英語の単語の名詞から新たに作られたと思われる。1630年代からある比ゆ的な意味での『操作する、偽造する、変える、医者をする」と言う意味があるそうです。


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