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貯金の実行方法

目標に向けた貯蓄計画の実行方法をご紹介

まずは、これから半年から1年ほどの生活資金をいつでも引き出せる普通預金等に預けて確保しましょう。目安としては100万円から200万円といったところかと思います。

手取り収入500万円の方が貯蓄ゼロからのスタートでも1割を残すことができれば、2年から4年ほどでクリアできます。まずは強制的にでも貯蓄癖を付けていただきたいです。会社に財形制度があれば利用を検討してみてもいいでしょう。

いつでも引き出せる生活資金を確保できれば、3年、5年後といった時期に確実に必要となる資金のための準備も始めましょう。

例えば、車の購入や住宅購入資金の頭金や旅行、結婚資金等のためのお金の準備です。購入予定時期から逆算すれば毎月の積立金額は出てきます。予定が決まっている資金は確実に貯めたいので、ネット銀行等の少しでも有利な金利の積立定期を活用するのもいいでしょう。

当面の生活資金を確保でき、近々予定している大きなイベントの資金準備もスタートできたら、次は、さらに将来の生活を見据えたお金の準備に入ります。

老後資金を使う時期は、まだ先のことになりますので、リスクはありますが定期預金等以上に殖やすことができる投資を活用することも検討してみてください。

仮に30歳の方が手取り収入500万円の1割を65歳まで年率3%ほどで積立運用できると、35年間の投資元本1,750万円を3,000万円に殖やすことができます。

前述の例では65歳で4,200万円あればよさそうというお話しをしましたが、1割の積立投資3%の運用目標達成で3,000万円が準備できました。もし、退職金が1,000万円期待できるなら老後資金準備の目途も立ってきたということになります。

年率3%というと特に投資経験がない方には難しいイメージを持たれる方は多いでしょう。

しかし、10年や20年、さらにはそれ以上の運用期間があり、リスクを抑えながらも安定したお金の成長も期待できる国際分散投資ができれば、あくまでも過去の実績からではありますが決して無理な目標ではありません。

【3%の運用目標を目指すための国際分散投資】の1例をあげておきます。

比較的リスクの低い債券比率を高め値動きを抑えつつ、安定的に株式からの収益確保を目指す運用スタイルとして、外国先進国債券50%、国内株式25%、外国先進国株式25%といった配分で投資分野を分散させて積立投資をスタートさせます。

値動きの安定性を重視して先進国をメインに選んでみました。

具体的な商品選びの際のキーワードとしては、低コストでシンプルな仕組みのインデックス型から選ぶといいでしょう。

最近は優遇税制を活用して節税しながら将来の余裕資金が準備できる制度として「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」がありますので、上手く活用していただきたいと思います。

まとめ

収入が多いからといって決して将来の生活が安心という訳ではありません。「まあ、何とかなるだろう」と思っていては「何とかならない」可能性は大いにあります。でも、少し将来の生活をイメージしていただいて、貯める行動につなげていただければそこの解決方法はそれほど難しくないと思います。

この機会に、収入がある程度あるのに貯まらないとお悩みの方は、少し、ご自身のお金の使い方を見直してみませんか?

貯まる方法がきっと見つかるはずです。

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