ディズニーキャラクターから学ぶ、人付き合いをラクにする方法 9

9.  3つの自我状態とは?

 交流分析では、自我状態と言われる思考・感情・行動パターンを包括したものがベースにあります。自我状態は、「親(Parent :P)」、「大人(Adult :A)」、「子ども(Child :C)」の3つに分類されます。

〇P:親的な自我状態


共感や思いやりなどに加え、罪悪感や禁止などの良心をつかさどる「親の心」の状態です。また、世の中を良く生きていこうと思う心。親的な役割を真似た一連の感情・態度・行動パターンで、過去と深く関連します。

例)ムファサ、モーリス、ダッチェス、アンディのママなどの親キャラクター

〇A:大人の自我状態


主体的で自主性をもって現実的に生き抜こうとする働き。創造的な営みをつかさどる「大人の心」の状態です。過去ではなく、現在の状況に対する行動・思考・感情の組み合わせで、年齢にふさわしい状態です。

例)フリン・ライダー、ロズ、ハンク、ハートスクラブル学長などの大人のキャラクター

〇C:子どもの自我状態


幼児的、感情的な「子どもの心」の状態です。両親や近しい他者の影響の度合いによって、自由なCと順応したCの二つに分類されます。幼児期の遺物で、多彩な過去の体験がされます。

例)ピノキオ、アリエル、リロ、ミラベルなどの子どもキャラクター。


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