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「アウトプットの重要性」を言語化する

この記事は「THINKAHOLIC -思考を言語化するラジオ」の配信をもとに作成されています。今回は、第1回の放送より。


ラジオを再開した経緯=「アウトプットの習慣化」

自分の脳内にある思考を「定着」させたいと考えたときに、第三者に伝わるように言語化することが重要だったりします。

本を読んだり、YouTubeを見たり、人は日々インプットを重ねています。が、「インプットして終わり」にする人が多い。これが、すごくもったいないなと。 

例えば本を1冊読み切った時にも、「結局この本から何学んだの?」みたいなことって、1週間経つと全部忘れてたりするじゃないですか。

この点、得た知識や経験を、「自分の言葉で発露する」という行為がすごく大切だと考えています。テキストにまとめて、X(Twitter) に流したり、ブログを書いてみたり、友人に解説してみたり。

僕の場合だと読書メモを取りながら本を読むことが多いんですが、Notionでメモを残しながら本を読んでいくと、結局1冊読み終わった後の、何か自分の中に残るものが、すごく濃かったり多かったりするんですよね。

最近学んだ「エージェンシー理論」

最近も、「発露することによる思考の定着」を痛感した経験がありました。

「エージェンシー理論」っていう概念をたまたま学んだんですよ。

「エージェンシー理論」が何かというと、組織論の1つの考え方で、組織における主役の人、「経営者」とか、「株主」とかで語られるんですけれども、「プリンシパル」と呼ばれる主役の人と、組織に後から参加してくる脇役の「エージェント」。

この「プリンシパル」と「エージェント」の立場によって、組織の参加動機も得られるリターンも全然違う。

その中で、「プリンシパル」つまり主役である人たちが、「事業が成長したら、めちゃめちゃ嬉しいよね」っていう理屈を振りかざしても、脇役の「エージェント」の人たちからすると全然関係ないわけです。プリンシパルほどのリターンが受け取れるわけではないですから。

そうした背景を考慮して、成果報酬など「エージェント」が頑張ることのインセンティブを設計することが大切、というのがエージェンシー理論の基本的な考え方です。


アウトプットの機会を強制的につくる

この「エージェンシー理論」。良いフレームワークだなと思ってその場ではしっかりインプットするんですけど、本を読み終えて数週間経つと、たぶん忘れちゃうんですよね。

そこで僕の場合は、本を読んだ直後に人前で「エージェンシー理論」について喋る機会を作ったんです。

たまたま大企業で研修の講師をやらせてもらう機会があって、研修資料に入れ込んだんですよ。「エージェンシー理論」を学んでまだ1週間も経ってないのに、さも自分がその理論を昔から知ってるかのように話すわけです。

まだ自分の舌に馴染んでいないから、たどたどしい部分があったり、説明がわかりにくい部分もあったと思います。でも、その拙い部分を甘んじて受け入れながら、発信する機会、アウトプットする機会、というものを積極的に作っていくことで「エージェンシー理論」が自分の思考にどんどんどんどん定着させていくことができた、という感じなんですよね。

このポッドキャストも、ある意味僕の中ではまだ生煮えのアイディアだったり知識だったりが多く配信されていくと思います。
自分の舌にまだ馴染んでいないんだけれども、みんなと一緒に言語化していったら面白いなあと。

初回の配信はここまで!お付き合いいただきありがとうございます。ラジオの最新回はこちら!ぜひフォロー&ご視聴ください。

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