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「来年のことを言えば鬼が笑う」とはいうけれど

伊勢丹新宿店での「サロンドパルファン2023」最終日の朝は、“JUDY AND MARY”が気分だった。

ポップアップで疲労が溜まっている時、会場に向かう道中に大音量で音楽を聴く習性が私にはある。その際普段は昔のハードコアヒップホップとかゴリゴリのテクノなんかを聴くことが多いのだが、今日はなんだか“JUDY AND MARY”の気分だった。

「Over Drive」、「くじら12号」、「そばかす」と聴きながら駅まで向かう。少し元気が出る。


JUDY AND MARYが現役で活動していた頃にその曲をよく聴いていたわけではない。JUDY AND MARY解散後、ソロ活動を始めたボーカルのYUKIの曲が好きだった時期がある。中学生の頃だろうか。

そこから遡ってJUDY AND MARYも少しだけ聴くようになった。それにしたって熱心に耳を傾けていたわけではないが、今でもたまに聴きたくなる“懐メロ”の第一位は間違いなくJUDY AND MARYだ。


私の人生において音楽のプライオリティは必ずしも高くない。その証拠に、私は今までの人生で、ライブというものに行ったことがない。その時その時で好きな歌手やグループはいたが、ライブにまで足を運びたいとは思わなかった。

そんな私が、今朝駅へ向かう道すがらJUDY AND MARYの曲を聴きながら、もし彼らが現役で活動している頃に好きだったら、ライブに行きたいと思ったかもしれない、という考えがふと頭をよぎった。


「サロンドパルファン2023」最終日が無事に終了した。私たちçanomaは昨年に引き続き参加した。前回との比較でよかった点と反省点、それぞれあれこれあるが、まずは大きなトラブルもなく終了したことにホッとしている。

ブランドを立ち上げてからのこの3年間は、呼ばれたところにはどこへでも行く姿勢でいた。これからは、この3年間の経験を生かして、行くべきところとそうでないところを明確にしていこうと考えている。

「サロンドパルファン2023」の参加を決めてから今日まで、色々と思うところがあった。来年のサロンドパルファンに参加する、あるいは参加しない「積極的な理由」を挙げればそれぞれキリがなくなってしまうほどだ。「参加することに意義がある」というこれまでのスタンスではなく、これからは、参加する、あるいはしない、のであれば、なぜ参加するか、あるいはしないか、を明確にしていく必要がある。


「サロンドパルファン2023」が終了した今現在の気持ちとしては、「来年も参加したい」である。もちろん、伊勢丹側から呼んでもらえれば、の話だが。

その理由はとても単純で、今回の店頭接客で、お客さんにçanomaのスタンドに立ち寄った理由をやんわり尋ねた際の一番多かった回答が「昨年のサロンドパルファンでçanomaを知って、とてもよかったので」だったからだ。


サロンドパルファンに出展することはメリットばかりではない。ブランドを知ってもらういい機会だし、もちろん売上も立つが、労力もコストもバカにならないし、多くのお客さんを待たせながらバタバタと接客するスタイルも、あまり褒められたことではないと感じている。

それでも、昨年知ってくださった方がまた戻って来てくれているというのは、購入した商品に満足し、さらに他の商品にも興味が湧いた、ということをきっと意味しているはずだ。ということは、今年初めてçanomaを知ってくださった方が、同様にまた来年のサロンドパルファンでçanomaのスタンドに足を運びたいと思うかもしれない。

その時にサロンドパルファンに出展していなかったとしたら、それはなんだか寂しいことだと思う。


もし私がJUDY AND MARYのライブに一度でも足を運んでいたら、私の音楽との関わり方は全く異なるものになっていたかもしれない。日常的に音楽を聴き、ライブに通い、それに喜びを覚えるようになっていた可能性だってあるのだ。

çanomaのサロンドパルファンへの出展が、どこかの誰かの香水との関わり方を、いい方向に大きく変えられますように…そんなことを願いながら、私たちは、また来年も出展することだろう。

「来年のことを言えば鬼が笑う」とはいうが、あえて今の気持ちをここに表明しておく。さて、来年はどうなっていることやら  


今回çanomaのブースに立ち寄ってくださった方々、本当にありがとうございました。また来年もきっとあの場にいるので、ぜひそこでçanomaとの1年間を語ってください。

待ってます。


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