音に弱い
アットコスメトーキョーのポップアップ、店頭での接客3日目が終了した。
1週間程度のポップアップの面白いところは、前半にムエットを渡していた人が、数日後に「良い香りで気になっちゃって」と言いながら戻ってきてくれるところ。今日も早速、そういったお客様がçanomaの香りを購入してくださった。嬉しい。
今日戻ってきてくださったお客様は、「ムエットを渡された時にはピンとこなかったのだが、家に帰ってそのムエットを放置してたら、そこからすごく良い香りが漂ってきて」と言われていた。çanomaの香りは、肌の上で綺麗に香ることを志向して作っていることで、ムエット上で必ずしも良い香りではない。
トップノートに重きを置くか、ミドル・ラストを中心に作るか、紙の上での香りを重視するか、肌の上で綺麗に香るようにするか…香水作りと販売は様々なジレンマを抱えており、作り手であり売り手である私たちのようなアーティスティックな側面を持ち合わせているブランドは、頭や心を悩ませながら“落とし所”を探している。
その辺りのことは、ブランドをローンチする前のこちらの記事にも少し書いている。
ところで、今日店頭で香りを説明しながら、私自身のある決定的な弱点に気づいた。
私は「周囲の音」に非常に弱いのだ。
お客さんに香りの説明をしているときに、近くで大きな声で話されたり、館内のアナウンスが入ったりすると、途端に自分が何を話しているかわからなくなり、場合によっては言葉に詰まってしまう。元気な時はまだ大丈夫なのだが、少し疲れている時はこの傾向が顕著に出る。
そういえば、文章を書くときも、ラジオなどの会話が流れていると書きたいことがうまくまとめられない。音楽もなるべくならばない方が良い。文章を読むのはまだ大丈夫なのだが、それでも他の音がない方が嬉しい。
また、大人数の飲み会やガヤガヤした居酒屋が苦手なのも、きっとこの弱点が原因なのだと思う。私はどうも、静けさを求めている人らしい。
この辺り、他の方はどうなのだろうか？私が特に周囲の音に弱いのか、それともわりとみんなそんな感じなのか…とっても気になるので、ぜひ教えてください。
そしてもし、私が接客中に言葉に詰まっていたり、急にぼーっとしているように見えたら、それは周囲の音が原因となっている可能性が高いので、少しだけ待ってあげてください。よろしくお願いします。
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