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#9 大事なのは老後だけじゃなくない?

ですよね。

老後なんてまだまだ先のこと

私は”今”を目一杯楽しみたい!


って、その気持ちわかります。

わかりみマウンテンゴリラです。


しかしながら、今日の自分が

”今”を楽しめるのは

ある意味、昨日までの自分のおかげです。


将来の自分にも”今”があるはずです。

将来の自分の為に、

今できることは何でしょうか。


っていうことは多くの人が

考えるからこそ、老後資金のニードが

高まってきているというわけです。

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そこで、前回記事に引き続き

iDeCoについて投稿します。

前回は制度概要について

今回は実践編

みたいな感じです。

むしろ

実践しちゃって大丈夫?編です。


前回の話を振り返ると

iDeCoとは

・個人的に積み立てていく老後のお金のこと

・銀行に置いておくよりもメリットが2つ

 ①掛金全額所得控除

 ②運用益が非課税

・実は60歳まで引き出し不可という枷もある

ということでした。


我々が手取り収入を増やしていきたいように

国も本当は税収が欲しいんです。


にもかかわらず、税優遇を設けてまで

こういう風な制度を用意した理由

国からの本当のメッセージ

って何でしょうか?


生産人口が減り続け、受給者人口は増え続ける

そんな中、自分はちゃんと思い通りに

受給できるのか?

「年金」


終身雇用制度が崩壊し、

大企業に入社したら安心という時代も終わった

そもそも貰える見込みはあるのか?

「退職金」


だけで、この 人生100年時代 を

生き抜いていけるのか?

ってことに早く気付いてくれ国民たち!!!


っていうのが国からのメッセージです。

おじいさんおばあさんになってから

文句言われても面倒見切れないよ?

税優遇までして、さんざん

自助努力(貯蓄)を促してきたじゃん?

っていう状態にはせめて持っていきたいな

ってのが国の本音だと思います。

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年収500万円のサラリーマン

ボーナス(給料2か月分)が年に2回

という人であれば、毎月の手取りは25万円です。


この人が

家賃10万 食費3万 水光ガス2万

交際費3万 携帯代1万 通信費1万

という生活をしていたとします。

東京23区内在住、最寄駅から徒歩10分

彼女いない歴10年の独身男性を想像しました。

なかなかリアルな線だと思います。


※車を持っていたり、保険に入っていたり、
 子どもがいたり、などなど すれば
 当然もっとお金がかかります。


この人が毎月貯金できるMAX額は

5万円です。


彼が老後のお金を準備する為に

iDeCoで毎月2万円を積み立てていく

とコミットしてしまったら

残るお金は3万円です。


友人の結婚式があったり、

仕事でミスして落ち込んだ後輩を

飲みに連れて行ってあげたり、

などのイベントがあれば、

その月貯金できる金額は 0円 です。


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後輩思いの真面目な彼に

10年ぶりに彼女ができました。

駅前のパン屋さんで働く年下女性です。


小柄で優しそうな雰囲気の彼女

「駅前なので毎日たくさんのお客さんが

 来るんです。その中でも、お釣りを渡すときに

 目を見てありがとうって言ってくれるのは

 彼だけだったんです。(照)」

付き合うようになったきっかけは

彼の飾らない誠実さでした。


今までしていなかった

デートをするようになれば、

支出のバランスが交際費に偏ります。


彼女と付き合って3年が経とうとしています。

彼は決めました。

「来月の3年記念日にプロポーズする」


プロポーズするには準備が必要だ。

夜景の見えるレストランを調べて、

テーブルマナーなんかもググっておいて、

そうだ、指輪も渡したいな…


「「「 貯金がない 」」」


いや、たしか別で

毎月2万円が口座から

引き落とされていたなぁ…

ちょうど4年前に始めたから

100万近く貯まっているはずだ…!!!


「「「 iDeCo 」」」


60歳まで絶対におろせない…


しょうがないです。そういうルールです。

彼は仕方なく、

夜景の見えるレストランは諦めて、

近所の行きつけの焼鳥屋「○○貴族」へ行き

指輪も諦めて、駄菓子屋さんで買った

セボンスターをプレゼントしました。

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「 一生幸せにする 」


彼女は喜んでくれました。

もともと彼の飾らない、ありのままの姿に

惹かれていたんだもの。 みつを


なんやかんやで娘が生まれました。

老後も安心して暮らしてほしい

そんな願いを込めて名を

「井出子」と名付けました。


子が生まれるともちろん

家計の支出はグンと上がります。

毎月の貯金はなかなかできません。


井出子は18歳になりました。

本当は大学に行って、

オレンジデイズのような

キャンパスライフを送りたい

親としてもオレンジデイズってほしい

でも…


「「「 iDeCo 」」」


23年間で積み立てたお金は

552万円です。

これが一部でもおろせたら、

どんなに良かったか…

~~~


すみません。レイダリオ太郎劇場が

長くなってしまいました。


iDeCo始めたいなぁと感じている人は

こんなことも起こり得る

ということは理解してから

始めると良いと思います。


次回は、

iDeCoと並んで人気の制度

NISA(ニーサ) について

そもそもどんな仕組みなのか

NISA と つみたてNISA の違いは?

始める前に知っておいたほうが良い

知っておかなくてはならないポイント

について、

おばあちゃんでもわかる金融知識

をモットーにわかりやすく説明します。


最後まで見ていただいてありがとうございます!

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