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#15 人口は増えるの?減るの?

増えるんじゃない?と思った方

△です。

減るでしょ!と思った方

△です。


いじわるかもしれませんが、

まずは

どこの人口の話???

と括らないと回答することもできません。


じゃあ、たとえば

1か月後の「東京都港区」の人口は

増える・減る どう思いますか?

予測が難しいですね。


じゃあ、今度は

20年後の「日本」の人口は

増える・減る どう思いますか?


この場合、多くの人が

予測できたと思います。

「増える」と思った人はいないのでは。


このように

短期の細かい話よりも

長期の大きな流れを

予測することのほうが

簡単です。


しかしこれを逆と捉えてしまっている人が

結構多いのです。

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トヨタの株を買おうか

日産の株を買おうか悩んだり、

明日ソフトバンクの決算発表があるから

今のうちに仕込んでおこうかな

と考えたり、

細かいミクロの話になりがちですが、

 

反対で、

大枠のところを押さえてから

絞り込んでいくっていう風に

投資対象を選んだほうが良いです。


要は、

「世界で見たときに

今後お金の集まる国はどこなのか」

をはじめに考えると良いと思います。

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お金の集まる国 になる為の条件は


①人口が増える国

②金利が高い国

③エネルギー(資源)のある国


の3つです。


たとえば、日本で考えたときに

人口は、ぐんぐん減っていて、

金利は、マイナス金利で、

資源は、土地特性上、原油やガス

の自給割合はほとんどない

となれば、今後

日本にお金がどんどん集まってくるのか?

という問いに対し、肯定的な考えになる人は

どれだけいるでしょうか。


お金の集まる国はどこなのかといった

マクロ視点が非常に重要です。

日本の株式や不動産を買うとか

そもそも日本の通貨「円」で投資する

ということについては、

まず、疑いから始めたほうが良いです。

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じゃあ、どこなのか

って話ですが、正解はありません。

3つの条件を、できるだけ大きく

満たすような国があれば、

そこは投資対象として候補入りして

良いでしょう。


①の 人口 についてですが、

国連の世界人口推計調査結果(2019)によれば、

世界人口は2019年の77億人から、

2030年に85億人、

2050年には97億人に

達すると予測されています。

それも2050年までの

世界人口増加の半分以上は、

インド、ナイジェリア、パキスタン、

コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア、

インドネシア、エジプト、アメリカ、

の9か国に集中することが予測されています。


※2027年前後に、インドが中国を上回り、
 世界最多人口国に浮上すると予測されています。


なぜこれらの国々に人が集まってくるのかを

考えることが、投資対象決定の第1歩に

なると思います。


②の 金利 に関しては、

高い国にお金が集まるのは事実です。

金利1%の国と、金利0.1%の国

であれば前者に預けたいと思うのは

ごく自然なことです。


ですが、高ければ高いほど良いのかと

いうと一概にそうとは言えません。

金利が高いのはなぜか、この理由によります。


金利は、需要と供給のバランスで決まります。

魅力的な国で、そこに預けたいと

多くの人が思っていれば

金利は下げても預けてもらえるし、

預けたいと思っている人が少なければ、

逆に金利を上げないと誰も預けてはくれません。


基本的に、金融商品は

利率が高いということはその分リスクも高い

ということです。

国が指定する政策金利も同様です。

誤解を恐れずシンプルに言うと、

金利がバカ高い国は潰れる可能性も高い

ということです。


以上のことから、

人口がこれからも伸び続け、

金利がほどほどに高い国は

今後お金が集まる国になり得る為、

投資対象として候補として良いでしょう。

(③の資源については別で記事にします)


良いでしょうが、

何事も事前準備が大切です。

その国の大統領の名前も知らないし、

主要な産業のことも知らないけど、

金利が高いからラッキー!では

ないということです。

投資対象の選定は、慎重に行いましょう。


次回は、

生命保険について

仕組みと機能

そもそも入る必要があるのかどうか

こんな保険には入っちゃダメ

というポイントを絞って

子どもにもわかるように

説明します。

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最後まで見ていただいてありがとうございます!

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