#14 それってリスクヘッジなの?
ということに真剣に
目を向ける人はそう多くありません。
「ヘッジしてる風」
かなり多いです。
前置きが長くなりがちなので、
今回はさっそく本題です。
分散投資の注意点ということで
お話していくと
大きく分けて
①それ分散になってませんよ
②分散しすぎても意味ないですよ
この2点です。
まず整理しておくと、
分散投資の唯一にして最大
と言っていいメリットは
変動幅をできるだけ小さくする
要は、
”大儲けもできないけど、大損もしない”
この状態を目指すということです。
ということを踏まえて、
上記2点の注意点についてです。
①それ分散になってませんよ
これは投資先の業種と対象(国)が同じで、
そもそも分散になっていない
というケースは往々にしてあり得ます。
たとえば、
三井不動産の株を50万円
住友不動産の株を50万円
を買うケース
どちらも日本の大手不動産の株なので、
基本的には同じような値動きをします。
改めて、分散投資をする理由は
変動幅を小さくすること
ですが、上記の例では
分散投資になっていないということです。
※ちなみにこういう投資法を
「テーマ投資」といいます。
業界の盛り上がりに期待することです。
一方、日本の不動産株50万
米国の不動産株を50万
なら対象(国)が異なる為
分散投資になっています。
そして当然ですが、
三井不動産50万、トヨタ50万
対象(国)はどちらも日本ですが、
業種がまったく違う為、
これも銘柄分散が成立しています。
続いて、
②分散しすぎても意味ないですよ
ですが、読んで字のごとくです。
たとえば、
国内株式・国内債券
外国株式・外国債券
いろいろなところに満遍なく投資します
という世界バランスファンド
を、さらに
同じようなファンドを3つくらい
投資信託買っていますみたいな人
しかも時間分散もかけてます!
のようなことになってくると
いよいよ分散しすぎの状態です。
仮に500万を投資して10年経ったときに
良くて520万、悪くて480万に
なっている程度でしょう。
分散投資が良いって聞いたけど
結局どうすれば良いの?と
投資ビギナーに訊かれたとしたら、
まずは時間分散だけ徹底しましょうと
言うと思います。
なぜなら投資において最も難しいのは
売却のタイミングだからです。
時間分散投資においては、
この売却のタイミングを
そこまで気にしなくて良いので
ビギナー向けです。
銘柄に関しては、
投資信託ならば1種類
株式の個別銘柄でもせいぜい2~3社
が良いと思います。
次回は、
投資対象の選び方について
(本当は今回の記事にまとめるつもりだった)
ガラケー時代に
好きなコにメールを送った後、
15秒に1回ペースで
センター問い合わせボタンを連打する
中学野球部の男子の恋心くらい
わかりやすく説明します。
ちなみにガラケーのガラは
ガラパゴスのことです。
ガラパゴスと言えば、
「日本の投資信託は世界のガラパゴス?」
https://senior.rakuten.co.jp/column/finance/senior_asset_management/no3-mutual_funds_in_japan.html
という記事が勉強になるので、
時間があるときに眺めてみてください。
最後まで見ていただいてありがとうございます!