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旅人への第二歩 【 ジョージア🇬🇪 】

一日目はこちらから

一日目が終わり、二日目が始まります。流石に疲れてます(笑)。
初めてだし緊張するし。けれど支えてくれる友達のおかげで楽しくて、疲れは吹っ飛ぶしワクワクも2倍です。
ホントに一人では無理な山登りです。
さぁ、今日もウシュグリへ向けて出発です

今日も今日とて快晴!気持ちがいいです。

ところで、どうして私たちはウシュグリへ行くのか?いくつか理由はあれど・・・
一つは真実を確かめに行くこと。
真実とは??
実は僕らの目的地である”ウシュグリの風景”が天空の城ラピュタに出てくるキャラクターの故郷とそっくりと言われています。しかし、これはあくまで都市伝説。オフィシャルの発表はありません。だからこそ、自分の目で真実を確かめに行くのです。嘘か誠か自分の目で海外で確かめに行くことはそうそうできることではありません。行くしかないでしょう!

宿から、軽く舗装された道を歩いていくと何やら入口のようなところが見えてきました・・・?え?ここ?と困惑していると、旅慣れしている友達も少し困惑気味。
調べてもらうとルートに問題はなく、また道しるべとなるマークも発見しました。
間違ってはいなけど、不思議な入口です。
ちょいちょい起こる「ここであってる?」という不安も旅ならではの要素だなぁと思います。

二人で困惑した入口のようなところ。
右下に白と黄の道しるべがあります。

岩にあるマークは一日目で話したポールと同じような"旅人のための目印"です。
自分が歩いているルートが間違っていないことを表しており、岩や木の幹などにこのマークが描かれています。

牛さんも朝食の時間。
本日も牛さんが前からやってきます。
が、避けてくれました。
本当にどこでもいらっしゃる。
それだけ近い存在なのだなぁ。
いやぁ気持ちがいい!!

この日は始めから急な坂をたくさん登りました。
足元も獣道でガタガタ。さらに不確かな道も多いためルートを確認してもらいつつ進みました。ガタガタの理由はこの写真にあります。

これがガタガタの道の理由の一つ。

Georgiaの山登りではこのような岩をよく見かけました。平で割れやすく、尖っていて、重ねればかなりの強度がある様子。
家の壁や外の囲いにはミルフィーユのようにこの岩が重ねてあり、屋根にしている家も見かけました!加工のしやすさと丈夫さからそうした使い方をしているんだろうと思います。
確かメスティアのレストランではこの岩をテーブルにしていたような・・・。

ところどころ咲いている花に癒されます
振り返れば、今日も登ったなぁと感動。
だけど、今日の山登りはまだ始まったばかり。
さぁどんどん進もう。

獣道を登り、振り返り、進む。午前はこの繰り返しです。この日は標高約1500Mくらいか登り始めて約2500Mくらいまで登りました。たかっ!
そりゃしんどいはずです・・・

綺麗な鉱石も所々に転がっています。
山用の靴ではないなぁ・・・。

本格的な山登りを考えていなかったため、私の靴は少し厚底のシティシューズ。写真に写っているこの靴、全く同じデザインを履いた観光客をウシュグリで見つけました。世界は狭いですねぇ(笑)
靴のメーカーはPALADIUM。一番好きなメーカーです。

さて、今歩いている獣道兼上り坂の先に、なんとカフェがあるという情報を得た僕たちはそれを目当てにどんどん進んでいきます。途中休みつつ、岩と木々に囲まれながら、朽ちた看板を見つけながら、どんどん登ります。
そしてついにひらけている場所にでました!!
「カフェはもうすぐそこだ!」、と喜んだのも束の間。
それっぽい建物はありますが人の気配は全くありません。
そして気がついたのです、ここは季節外れのスキー場、そりゃ誰もいないよね・・・。
雪のないスキー場は恥ずかしそうな雰囲気で僕らを迎え、どこかもの寂しく、そびえ立つロープウェーも所在なさげです。思えば高いところまで登ったもんだ。

大きなロープウェーだなぁ。

日陰となる小屋のそばで僕らはお昼休憩。カフェがお休みでなんとなく寂しくて、この先も歩き続けることを考えると憂鬱な部分も正直ありました。目的がはっきりしているとき、こういう状況に陥ると本当にきついなぁと心底感じました。この感覚を乗り越えるには・・・そう、進むしかありません。
友達もいる、そして僕は友達に頼りきり。
だからこそ僕は元気に進むしかないのだ。

景色は変わらず、僕たちを応援してくれている。
山が!雲が!あぁ、美しい・・・

休憩もすませ、歩きだしてから数分後。なんと子どもたちが歩いているではありませんか!!!!!!!
なぜ?と思うまもなく営業された。水どうですか?ってでここで僕らは相談して、コーラはあるか聞いてみました、

ちなみに、このGeorgia旅行ではコーラは必需品(笑)。
いろんなところのコーラの価格から、そこの土地の経済状況が垣間見えてなかなか面白かったです。
同じ土地の同じ村でも数十円〜数百円違っていました。びっくり!!!

さて、先ほどの子どもたちはおそらく3人兄弟。
絵に描いたような背の順で、一番背の高い男の子が5ラリと言ってきました。(僕らが首都のトビリシで買うコーラの2倍〜3倍くらい?の値段、うろ覚え・・・)
やっぱり高いなぁと二人で思ったその瞬間、一番小さい男の子が3ラリじゃないの?って言っているのが聞こえました。子どもたちの慌てっぷりが目に見えてわかり、背の高い男の子もすぐに訂正しました。
観光客はいいカモです。しかも季節外れのスキー場ですから。生きるための商売だなぁって思った瞬間でした。このあと喧嘩になっていないか心配です。

久しぶりに人に触れ、コーラも飲んで僕も友達も少しラクになりました。
まさか、お昼休憩をとった場所から数メートルのところに人がいるなんて(笑)

見事な自然の風景
近寄るとひんやりとした空気が漂っています

そして、溶けていない雪!雪だぁ!冷たかったぁ。
宿から約2500Mのスキー場にいるからそりゃ雪もあるか。
いや、ほんと高いところまで登りました・・・。

今回の山登りで一番高い山の雪で喜んだのも束の間、遠くで雷の音が聞こえます。
もしかして、ついに・・・。
雨だ!わー!急いでレインコートを羽織り、バックパックにもカバーをかけ、
スマホをしまい、わちゃわちゃ小躍りするかの如く雨対策。
しかし、僕らの旅は進みます。
根本から折れた木が道を塞いでいても雨が降っていてもどんどんどんどん進みます。強烈な雨ではないけれどやっぱり晴れの方がいいなぁ。

重さで倒れたのかなぁ・・・・
山登りでお馴染みの川渡り

一日目の川なんて本当に大したことないんです(笑)。
思い返せば、木の板が置いてあって、とても渡りやすかった。
ここは渡れるところがあるようなないようなところ。石の上、木の枝の上など滑り落ちないように慎重に渡ります。3日目の川なんて・・・ふふふ。

おや、あんなところにポツンと小屋が。

雨は降ったり止んだりを繰り返すなかこの日も無事にお宿に辿り着きました。

今日のお宿がある村!
火事?朽ちてるだけ?謎です。
教会の鐘かなぁ・・・。
あのね、このね、暖かいスープがね、嬉しいのです。

宿に着くとホッと安心するけれど、ご飯をたべて、明日に備える。
真ん中の黒い肉の塊はもしかすると馬の肉かもしれないと海外の旅人がお話ししてました。果たして・・・ふふふ。今日のお宿も全部美味しかった!

さて、二日目が終わりました。明日は旅が始まる前から一番しんどいと言われていた三日目。どう言う道なのか、何が起こるのか、僕たちは無事にウシュグリに到着できるのか?色んな思いを胸に、寝床で目をつむります。おやすみなさい・・・。

*この旅日記は1ヶ月にわたる内容の一部をその当時の経験を元に書いております。定期的に訂正、加筆修正してまいります。

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