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【人生の勝負】 会社設立と新サービスリリース

家の中でダウンを着る生活が終わりを迎え、春の訪れに意気揚々としている本保です。

前回執筆のnoteから約4年、再び人生で一区切りのタイミングを迎えたので備忘録も兼ねてまとめてみます。

↓2020年に大学院を休学し社会人になる直前に書き連ねたnote↓

前回のnoteを "学生生活の振り返りと会社員生活のスタート編" とするなら、今回のnoteは "会社員生活の振り返りと独立生活のスタート編" となるでしょうか。

では、さっそく目次を置いておきます。

会社員生活のスタート

前回noteを公開した直後、5月1日から会社員としての生活がスタートしました。
新型コロナウイルス絶頂期で緊急事態宣言真っ只中だったため、出勤初日に自宅に会社用PCが送られてきたり、フルリモートでの勤務だったので会社員になった感はあまりなかったです。
具体的な話を少ししておくと、就職先は Infcurion Group(現:Infcurion Consulting) という会社で、金融領域において戦略コンサルから実行・業務コンサルまでやるような金融を専門としているコンサルティング会社でした。
最初に書いておきますが、退職理由はポジティブでInfcurionのことは今でも好きですし、後述しますが給与も個人的には申し分なかったです。
従事してきたプロジェクをうろ覚えですが以下に羅列しておきます。詳しく書くと長くなるので省略するため、興味がある人がいた場合は連絡ください!

従事したプロジェクト一覧と期間(うろ覚えです)

  • 政府系金融機関 決済サービス戦略提案(1ヶ月)

  • 大手通信キャリア ネオバンク事業参入検討支援(9ヶ月)

  • 大手小売事業者 金融領域における新規事業戦略検討支援(8ヶ月)

  • 大手小売事業者 投資関連新規事業検討支援(3ヶ月)

  • 大手地方金融機関 決済関連業務構築支援(1ヶ月)

  • 大手通信事業者 金融領域調査レポート制作(1ヶ月)

  • 外資系決済事業者 国内事業参入検討支援(1ヶ月)

  • 独立行政法人 新規決済サービス構築支援(2ヶ月)

  • 大手小売事業者 金融領域における新規事業戦略検討支援(1ヶ月)

  • 大手地方金融機関 カード事業検討支援(2ヶ月)

  • 大手通信キャリア ネオバンク事業推進支援(4ヶ月)

入社してから最初の半年間ぐらいは本気で真剣に取り組めていました。実際に最初の半年(5月入社だったので実際には5ヶ月かつフィーが発生するプロジェクトに従事していたのは7-9月の3ヶ月間)が経って、半期に1回ある評価面談(昇給/昇格の判断)を初めて終えた際には以下のようなTweetをしていました。

お金面に触れておくと、新卒入社時は年収ベースで405万円程度。その半年後には485万円程度でした。
格好良い記事もWantedlyで書いてくれていました。笑

しかしその後は中々身が入らず、意思決定の大きな2軸であった『高学歴で優秀な人たちと仕事をしてみる』『上場に立ち会う』のうち、後者だけが会社に属している目的になってしまっていました。

そんな意気消沈な日々の中でも、趣味としてポーカーにハマり、週末は毎回アミューズメントカジノに通うことによって正気を保っていました。
ただ、その期間も半年程度で終わりました。初級者程度の実力がついてから更に勉強を進めるうちに、トップ層へ食い込む(ここでは専業レベルを指します)にあたって想定される難易度の高さを前にその歩みを進めることは辞めました。

ポーカーを始めたことによってできた友人のうちのひとりは、その歩みを進めて本場アメリカに渡航することを決めていました。しかし当時の彼は学生であったため資金面の問題を抱えていたこともあり、出資(ポーカー用語ではステーキングと呼ぶ)という形で協力させてもらいました。自分では実現できない夢を託す形でしたね。
彼は自分とかなり似た型でありながら、その派生系のような違いがあって人として興味深いですし、高専の制度に極めて近い高校(実験レポートを含む高専レベルを3年間かつ大学受験もクリアすることが要求される場)を通ってきていることにも親近感が湧きました。偏差値70以上のトップ層なので当時偏差値64程度の高専より全然レベルは上ですが。

2021年夏に自己嫌悪に陥る

入社から約1年半が経過したころ、あまり仕事に気合いが入らない日々を過ごしている中で、SNS等で特に自分で法人を持って活躍している同じ年代の人たちを度々目にしては、『なぜ自分はまだこの位置にいるのか』『目標に対しては右肩上がりではあるものの、傾きが緩やかすぎる』など人生で初めての自己嫌悪に陥りました。
前回のnoteの【色々なインターンに参加】の節に書いてある内容を実践している時に、毎日どんどん成長していく自分を実感していた時のことを思い出して、それとの比較に絶望していました。
この時期には、社内の週末ミーティングなどで「やっと週末で嬉しいね〜。」みたいな話が出るたびに、「自分は週末は好きじゃない。土日にやることなんて特にない。」みたいなことを言って、会社員(=週末のために働いている)という属性であることを嫌うような謎の振る舞いをしていました。さらには飲み会の誘いに対しても「今後そういった誘いは結構です。」みたいなことをslackで複数メンバーがいる場所で言っていたらしく(退職後に同期に久々に会った際に言われた)、今思えば不快な思いをさせてしまったな〜と少し反省しています。ただ、事実として自分の現状に不満を抱いていた故の素直な言動ではあったと思いますし、弱火ながらも自分の中の炎を絶やさず持ち続けることができていたのは良かったのかなと今は思います。

そこで、その冬には家庭の事情もあり、会社から許しを得て地元北海道に拠点を移しました。
一度全てから離れて、20年生活した慣れ親しんだ安息の地で自分を取り戻そうと考えてました。
(快諾してもらった会社に対しては感謝の気持ちが強いです。)

東京から北海道に帰り休息の期間

地元北海道へ帰り、継続して仕事はするものの、実家でゆったりした生活を過ごし始めました。
時間とお金の余裕ができていた中で、慣れ親しんだ地で心の余裕も生まれていき、自分以外の人に自主的に施しをしてみる期間がありました。
親族に家電などをプレゼントしたり、当時お付き合いしていた方の誕生日祝いに30万円ぐらい使ってみたり、SNSで知り合った顔も名前もしらない人に贈り物をしてみたりと、家族〜会ったこともない人まで色々な人に色々なことを施してみました。
中でも母方の祖父の喜寿を祝う会を催せたことは人生にとってもよい出来事だったかなと思っています。

その後の日常でも祖父と毎週に近い頻度で3歳ぐらいから通ってる世界で一番美味しいラーメン屋さんに行ったり、小学生の従兄弟のサッカーの試合を観に行ったりと地元ならではのゆったりした日々を過ごしていました。
中でも2022年11月〜12月に開催されたカタールW杯の期間は最高に楽しかったです。ほとんどの有給休暇をここで消費し、恐らく人生で初めて、父親との旅行を2週間程度札幌で楽しみました。

なんとなく立てた2023年の目標

W杯も終わり、また特に変化のない日常に戻ってきた頃に年末を迎えて、深い意味はなかったものの自分を鼓舞するような意味合いで2023年に想定されることとそれに対する動きを、大晦日にInstagramのストーリーに投稿しました。この時点では確度は低かったのですが、現時点では全て達成されているので不思議だなと思う限りです。

2022.12.31に投稿したストーリー

体力が有り余った日常に嫌気が差し、週末にアルバイトを始めました。金曜日の夜から寝ずに動きたいという条件があったため、夜勤の仕事が選択肢に。いわゆるブルーワーカーの仕事をしたっぱとして罵られながらでも今の自分は泥臭く取り組めるのかを確認したいという意図もありました。
ちょっとした理由から長く続けることはできませんでしたが、優しい周りの方々のお陰で楽しく取り組めました。コンサルの仕事を終えてから、20:00から朝の5:00頃までの肉体労働は久々に生きている実感がわきました。

ずっと抜こうと思っていた親知らずも3本抜きました(1本は深く埋まっているため後回し)。

目標は嫌でも公言することに限るなと改めて思いました。昔からそうやって達成してきたのだから、これからも大口を叩いていこうと思っています。

変化が訪れた数日間の東京滞在

2023年が進み、4月中旬頃に全社キックオフイベントが開催されることになっていました。北海道からフルリモートで勤務していた私ですが、コロナ明けで久し振りにオフラインでの大掛かりなイベント、かつ中計なども発表される全社キックオフということでなんとかプロジェクト側に相談して参加許可をもらいました。移動が飛行機になってしまうのでプロジェクト側には結構な迷惑になったり、コンサルメンバーのマネジャー以上が個人で飛行機代を負担してくれたりと感謝しかなかったです。流石に飛行機代を社員が個人負担してくれる会社はないと思いますし、こういった部分もインフキュリオンが好きな理由の1つです。(現地で皆さんには気持ち程度のお返しをお渡ししました)
そんな風に東京行きが決まり、せっかくなので1週間近く滞在することにしました。
予定は全て詰めて、その中でも夕方にフライトを控えた最終日に友人と会って話をしている時に雷に打たれたようにその場で退職決断をしました。
その友人は僕が東京に居住していた時からは進化していて、法人を設立しバリバリなマーケティンング事業を推進していました。もちろんそれにも刺激を受けましたし、加えて新型コロナウイルス明けで外国人観光客の活気がとんでもなく、今日から彼らのサポートをするだけでも日銭ぐらいなら稼げると根拠もなく確信したからです。
自分自身が活気を持って能動的に動き出すことがどれほど尊いことかを思い出し、居ても立っても居られない状態になったのです。
奇しくもその友人は自分をInfcurionに紹介してくれた友人であり、入社も退職も彼がきっかけで行うことになりました。笑

退職決断と意思決定理由

感情の昂りによって退職を決断したものの、論理的な理由もあったので記しておきます。
それは、”収入がゼロでも5年間は生活できるぐらいのお金が貯まったから” です。
ではなぜ5年間なのかというと、5年本気でやって何かしらの結果が出なければそれは才能がないと言い切れると思ったからです。
自分に置き換えた場合、例えば事業を始めたとして5年後に何も残ってなければそれは才能なしです。そうなれば死ねばいいだけの話だと思っています。
退職決断をした4月の収入面を掲載しておきます。4月はちょうど年4回ある賞与の支給時期だったのもあり、初めて月給で100万円を超えてました。年収ベースだと750万円ぐらいで、生活していく分には十分すぎる水準ではありましたが、たとえ月収が0円になって贅沢ができなくなったとしても、自分がワクワクして毎日が楽しみで疲れ切って倒れるように寝る、そんな生活を欲していたので躊躇はありませんでした。

2023年4月給与明細
2023年4月賞与明細



ここまで振り返りを書いてみて思ったことは、前回のnoteは3年間を振り返っていて、今回も入社から退職までは3年間で期間は同じだったものの、内容がとても薄いと感じました。時間というのは悪戯に進んでいくため、やはり熱中して何かに取り組んでいないと得られるものもそれだけ少なくなるということかなとも思った次第です。

退職後の生活

退職後は少しゆっくりしていました。なんとなくやってみたかったことをいくつかやりました。
〈1週間スロット生活〉
1週間毎日、予算無制限でスロットに通いました。10万増えても10万減ってもそこに高揚感はなく、ゲームセンターと変わらない感覚だったのでハマらなかったです。
〈人生初競馬〉
競馬好きの友人に連れて行ってもらって札幌の夏競馬に行きました。予算は10万円で必ず全額使い切ることを条件に。確か4万円ぐらい返ってきて終わりました。
〈主夫生活〉
同棲して家事を沢山やりました。毎日朝食やお弁当を作ったり、洗濯物とか洗い物とかデイリーで発生する家事タスクはほとんどやってました。週末は一緒に出掛けたり家庭っぽい生活をしてました。

会社設立とサービスリリース

2024年4月1日に株式会社GOAT-Xを設立しました。
Greatest Of All Time(史上最高)の頭文字をとって、そこに掛け算のTimesを付け加えています。
ロゴはパワポで描いただけなので、無償で描いてくれる奇特な人が居るのなら余程のことがない限り採用しますのでお願いします。

サービスは、地元北海道苫小牧で学習塾を展開します。 理由は単純で、 ”今までの人生で一番楽しかったことは何か" を振り返った時に、2年半勤めた塾講師だったからです。加えて、生まれ育った地元苫小牧に貢献したいという想いもずっと持っていたので、自分の得意かつ好きなことで価値提供できると確信している学習塾で攻めます。
何よりも継続することが最も重要で、塾であれば勝つまで辞めることはないので自分自身に安心しています。

サービス名は "PlayLan" です。プレイラン、遊んで(Play)、学んで(Learn)、繋がる(LAN)。PlayLanは令和の全く新しい学習塾を展開します。公式サイト内のニュースリリースでは、今の想いを動画で話しているのでそちらを見て欲しいです。

そして、結局SNSのフォロワー数を見られる現代では皆さんの協力が必要です。苫小牧に全く関係がなくとも、Instagram、TikTok、Xをフォローして欲しいです。ワンタップだけ協力を本当にお願いします。必ず苫小牧で最大の塾にします。そうなるまで辞めません。
公式SNSを以下のMEETに全てまとめているので、協力をよろしくお願いします。

がむしゃらに頑張る

体に無理が効くピークは30歳を少し過ぎたあたりという言説をよく見聞きする。プレイヤーとして十分満足して動ける残された時間は少ないと思って動き回りたい。
正直今まで本当に本気で頑張ったと言えるようなことはなくて、どこか力を抜いていたりと全力で取り組めたものがないです。それは小学生の時から自分は必ず社長になると決めていて、周りにも宣言していて、自分の会社のためじゃないと全力になれないと打算的に動いていたからです。
もう今この状況から一切言い訳はできないことになりました。本当に実力があるのかどうか判明することになります。

2024年度の決め事

2024年度(というか事業が軌道に乗るまでなので数年かもしれない)の決め事をここに宣言しておきます。事業を成功させることを最優先の絶対事項とすると必然的にお金と時間が大事になると思っています。なので事業以外へ投じるお金の制約に関することがメインです。
これらを制定する意味は、自分に言い訳をしないためです。例えば事業が失敗した時に、『失敗したのはあの時○○をしてしまったからだ』などと思いたくないからです。失敗することが嫌なのではなく、言い訳することが嫌だからです。

  • 女性や後輩のお金を出すことの禁止

  • 家族行事を除く外食の禁止

  • 家族行事を除く飲酒の禁止

『女性や後輩のお金を出すことの禁止』
産まれてから今まで、誘った側/誘われた側に関わらず二人きりの場合は女性や後輩にお金を出させたことはなく、なんとなくそれが自分のプライドからくるモットーでした。しかし今後の会社運営を考えた時には、内側への還元を最優先にすべきだと考えました。最初は社員などは雇わず自分一人で戦いますが、いずれ仲間が増えた時には外側の人間に施すのではなく、内側の彼らに還元すべきだと現時点では考えていて、今からその習慣をつけておきたいと思ったからです。無駄なプライドは捨てて勝利に貪欲になるべき。

『家族行事を除く外食の禁止』
僕はそもそも食へのこだわりが全くなく、後述する2店舗を除けば外食は極めてゼロに近い人間なのですが、苫小牧の味噌カレーラーメンと東京の蒙古タンメン中本は週に3回でも少ないと思ってしまうぐらい大好きです。特定の好きなものに対する熱量が高すぎるため、味噌カレーは苫小牧に帰ってきてから居住している期間は最低週1回は通っており、蒙古タンメン中本は東京に居住していた期間は2年未満ですがアプリのポイントが100ポイントを超えています。これらを許してしまうと気が緩んでしまう恐れがあるので禁止します。一度食べてしまうと次の日も、ないしはその日にもう一度食べたくなってしまいます。

『家族行事を除く飲酒の禁止』
一人飲みは一切しないですし、お酒の味も苦いので好きではないです。ただ一方でお酒を飲んで酔った気分になることは好きです。しかし遺伝的にお酒には結構強い方であるため、そのコスパの悪さに悩んでいます。
キャバクラが好きとかでもないので、どうしても酔いたい時は自宅で鏡月の水割りをひたすら飲むことにします。

お金を節制して会社を存続させることが目的なので、奢られる場合はOKにします。弱小企業なのでおんぶに抱っこ作戦です。今まで奢ってくれと言ったことはプライド的になかったのですが、これからはプライドを捨てて奢ってと言いまくります。

これら全てに共通して考えられることは、最高に熱中している仕事があればそんなこと考える暇も辛いと思う余地もないはずだと思うということです。

採用募集

PlayLanを一緒に創り上げる仲間を募集します。
特に苫小牧高専の学生には強く呼びかけをしたいです。苫小牧高専にはフロンティアコースが設立されるなど、自分のようにビジネスに興味がある高専生も少なからず存在していると思っています。実際に生で現場でビジネスを体感しましょう。
東京には様々なスタートアップが存在し、インターン募集も盛んですが、苫小牧にはそのような場が提供されていないと思います。PlayLanを通じて、中高生に学びを提供するだけでなく、高専生や社会人にも学びを提供したいと心から思っています。
XとかInstagramで気軽にDMをもらえれば、オンラインでもオフラインでも話しましょう。自分は興味がなくても興味がありそうな友人とかを連れてきてもらえれば嬉しいです。
必ず苫小牧で最大の若者コミュニティになるので、参加が早ければ早いだけその過程をより濃く経験できるはずです。

おわりに

就職してから会社設立、そしてサービスリリースまでに過ごしてきた人生を書き留めてみました。
感覚的にはこれまでが序章で、これからが第一章という感じです。

自分の好きな仲間たちと同じ目標に向かって、部活動のように楽しむ日々が訪れることを心待ちにしています。

また3年後ぐらいには同じように記事を書いているかもしれません。その時は無一文になってるでしょうか。はたまた会社が成長しているでしょうか。

人生がエンタメだと思えるような生き方をしたい。

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