見出し画像

共に歩む

現在のお店に異動する前に
【居酒屋甲子園】という場所を
本気で目指した。

居酒屋から日本を元気に。

の理念のもと

全国から予選(覆面調査)を3回行い
上位の店舗が地区大会でプレゼン
(お店の取り組みと結果、裏付けされる想い)
をし1位なり
書類審査、面接を経て
通過すれば上位5店舗が
全国大会で3000人の前でプレゼンを
行い優勝をかけて競い合う。

なんの因果か
そのチャンスが巡ってきた。


目指していた時の事をふと思い出す。


3000人の前でプレゼンテーションを
行う他店のアルバイトスタッフを
全国大会のある
パシフィコ横浜の地で実際に
観客として見た時に衝撃を受けた。

まだ19歳の女性のアルバイトスタッフが
キラキラと輝き
自信を持って今までの取り組みや
想いを発表していた。

素直に凄いなと思ったのと同時に

もし

共に働く仲間がそのお店で
働いていたとしたなら
こんなに成長していたのだろう。
と考えさせられ
僕自身が成長の場を創る事が
できているのかと自問自答した。


だからこそ
成長できる場を創りたい。
共により成長したいとその場を目指した。


その根底には
僕の生きる目的である

関わる全ての人に喜びを創り
あなたと出逢えて良かったと
思ってもらえる人生を歩む。

その達成の為。


当時は
MS(覆面調査)の3回目で敢えなく敗退。

やりきれない想いがあった事を
昨日のように思い出す。


他にも社内でのフォーラム。
居酒屋甲子園の自社バージョンの
プレゼンテーションがあったときも
初開催のときは予選に通過できず
1人でスピーチをした。
共に仲間とステージに上がれなかったことが
悔しかった。

2回目の開催のときは
プレゼンを仲間と共に行ったが
満足いく結果には至らなかった。

はがゆい経験を数多くしてきた。


そして今回の居酒屋甲子園。
あまり意識はしていなかったが
チームの仲間のおかげで
予選を突破し
地区大会に駒を進めることができた。


正直、これからもずっといるわけではない
自分が出る事はどうかと悩んだが
そんな自分の利己的な事や
お店の状況よりも
働く仲間が
今よりも成長できる機会を創る事が
大事だと考え地区大会への出場を決めた。


開催は7月26日の平日。
学生さんにとっては
テスト前、テスト中の大事な時。

地区大会出場を相談すると
快く引き受けてくれて
前のめりでいろんな事を
伝えてくれた。


本当に

本当に
ありがたい。



命の時間を削り
学校での事もリスケしたりと
その背景を考えると
感謝が絶えない。

本当にありがとう。


そして
いざ内容を考えても
仕組みと呼べるものはあまり無い。

1人1人の気持ちや
お店の強みや働いて成長できた事を
率直に聞いた。

自分で面接をし
採用したときは
まだ18歳、19歳ぐらいで
幼く、働く意味も
あまり分からなかった原石達が
大きく成長した事を実感させてくれた。

食を通して人を幸せにしたい。

喜んでもらえる事で自分も幸せになれる。

仲間を支えたいと思えるようになった。

自由にやらせてもらえる環境で
考える力が身につき
新たな夢を描く事ができた。


と話してくれた。


涙が出るほど嬉しかった。

ほんの少しかもしれない。

誰かの人生に
影響を与えることができる
自分になれたような気がした。
生きる目的に1歩近づいたような感覚だ。

そして
今までの成長の過程を共に歩み
共に成長したからこそ。
僕が転びそうなときでも
そっと支えてくれた。

だからこそ
自分自身の心に響くものがあったのだろう。

まだ道半ばの僕の人生で
きっと心に刻まれる
大切な瞬間になるだろう。

人との関わりをとる事が苦手だからこそ
人との繋がりや仲間意識。
共に成長し共に心から豊かになりたい。

支えているようで
支えられていた事に気づき
共に戦う仲間の秘められた可能性を
最大限に拡大し
過去最高に輝く場を創る。

共に歩んでくれてありがとう。
たくさん支えてくれてありがとう。
出逢ってくれてありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?