転職してWebデザイナーからUIデザイナーにキャリアチェンジしました。
こんにちは。デザイナーのゆた(@yuta837)と言います。
Webデザイナーとして約5年働いたWEB制作会社を退職し、別の制作会社にUIデザイナーとして転職します。TwitterやnoteでもあまりWebデザイナーからUIデザイナーに転職でキャリアチェンジした方を見かけなかったので、忘れないうちに誰かの参考に少しでもなればと書きました。
私の今までの経歴
・大学は文系4大卒で美大ではない。
・新卒で入社したソーシャルゲーム会社でWEBデザイナー。
・5年ほどデザインメインのWeb制作会社で5年ほどWEBデザイナー。
新卒で入社したソーシャルゲームの会社ではデザインよりコーディングを担当することが多く、たまにWEBのデザインを担当をしている状況でした。
新卒で入社した事業会社からWEB制作会社に転職しました。理由は2つありました。1つは、事業会社ということで運用の仕事が多く、もう少し短いスパンでデザイン中心に案件を担当したいためでした。
もう1つは、事業会社でどんなデザインでも論理的に説明できる力を持ったデザイナーの先輩方がWeb制作会社出身の方が多かったという理由です。一度Web制作会社で修行した後、また事業会社に戻ろうと当時は考えていました。
それからはWEB制作会社でコーポレートサイトメインに多くの案件に携わり、WEBデザインのスキルを高めていきました。
転職を考える
デジタルプロダクトのデザインがしたい。日々、WEB制作会社でコーポレートサイトでデザインを作っている中、ふとアプリやWebサービスのデザインがしたいと考え始めました。
コーポレートサイトは基本的には数回しか訪れません。それに対し、Webサービスやアプリは毎日使うことを前提にしています。もう少し、どうすれば日常的を使ってもらえるかを考えながら設計からデザインまで担当したいと思い、転職活動を始めました。
以前転職したとき、漠然とWeb制作会社で力をつけた。また、事業会社で働こうと考えていました。とりあえず、動いてみないと始まらず、事業会社にUIデザイナーポジションで転職しようと決め、転職活動が始まりました。
転職の流れ
■1月〜3月
ポートフォリオ準備
履歴書・職務経歴書準備
■4月
ReDesigner申し込み
wantedly更新
■5月〜6月
カジュアル面談・面接
■7月
内定承諾
ポートフォリオの作成
年末年始の休暇をフルに使うなどしてWebでのポートフォリオの作成が始まりました。何度もデザインを作り直したり、コーディングが久しぶりで思ったよりも時間がかかったりと2ヶ月〜3ヶ月くらいかかりました。
WEBで今回作成したのは1つ作品の制作プロセスをPDFでめくりながら見るより、WEBでスクロールしながら見たほうが見やすいと感じていためです。基本的にWEBでもPDFでもどっちでも問題ないようです。
ポートフォリオの作品詳細ページは灰色ハイジさんのnoteの記事を参考にしました。よくあるポートフォリオの実績は、作品の数が多く並んでおり、詳細ページは画像と簡単な概要分が並んでいるシンプルな構成ということがよくあると思います。
面接官は忙しいと思いますので、作品数を絞ること、完成したデザインがどういう思考のプロセスで生み出されたのか、自分はどの部分に関わったのかまで掲載することが重要だとnoteから学びました。完成形の作品が出来上がるまでのプロセスを見せるような構成で、企画からの流れを文章と画像で見せました。これが選考でも評価してもらいましたポイントです。
とはいえ、実績は8作品掲載しましたが、1作品以外はWebサイトの実績でした。その1作品もかなり以前のソーシャルゲームの実績ということもあって、UIデザイナーとしての即戦力であるスキルを証明するデジタルプロダクトの経験が少ない状態ではありました。
私の場合は、使われないものを作るということに抵抗があるというか、イメージが湧かなかったので、知り合いなどにお願いしてサイトのリニューアルデザインを作成→ポートフォリオに載せるという感じでした。
(実際のサイトを作っていることも好印象を持っていただけていたようです)10社以上見ましたが、どの会社さんもリモートで対応してくださいました。今はかなり面接が受けやすいタイミングだと感じています。
そしてそして転職に最重要なポートフォリオを作成!
せんざき的に重要だと思うのは、「デザインへのやる気を見せること」だと思います。
ReDesigner・wantedly更新
サービス、アプリのデザインをしたいということもあり漠然と事業会社に転職する方向で当初は考えていました。事業会社で働くのが久しぶりということもあり、業界の情報を知りたかったのでTwitterで話題のReDesignerに登録することから始めました。
ReDesignerはGoodpatchさんが始めたデザイナー特化のキャリア支援サービスです。初回にReDesignerのキャリアデザイナーの方と面談してもらい、フランクに業界のことを聞いたり、会社選びの方向を一緒に考えていただけました。面談後、いくつか面談で話した内容をふまえていくつか企業を紹介していただけました。
ReDesignerのキャリアデザイナーさんに1時間ほど面談していただき、制作会社と事業会社の違いについて教えていただいたり、会社探しのアドバイスをいただきました。そして面談後に私と相性の良さそうな会社さん数社ご紹介いただきました。
Wantedlyは、自力で企業の採用担当者とコンタクトを取れる上、プロフィールはしっかり書けば、わりと自分が伝えやすい仕組みになっています。また、カジュアル面談を気軽に設定していただけるので、大変転職活動がスムーズに進みました。私は、話を聞きたいボタンを押して、10社程度カジュアル面談を受けさせていただけました。
少し話聞いてみたいと思っても、面接だと少しハードルが上がってしまうのですが、wantedlyだと、少しサービスに興味があるとか発信してるものが気になるといった理由で大丈夫そうでした。
企業の採用担当の方もも気軽に求職者を検索でき、プロフィールを充実させているとよくコンタクトを取っていただける担当の方が多いです。
方向性を修正する
何社か事業会社中心にUIデザイナーポジションでエントリーしました。しかし、事業会社のUIデザイナーポジションは、UIデザインの経験豊富な即戦力を求めている会社さんが多く、私のように直近の実績がWebサイト中心の場合だと中々即戦力と判断されず面接に進めない状況が続きました。
そのため、方向性を修正して、UI事業会社にこだわらず制作会社にまで広げ、Webデザイナー兼UIデザイナーのように兼務という形でポジションを募集している会社さんを中心に受ける方向に変更しました。
この方向性が上手くいったのか、面接に進めることが増え、今回無事希望するUIデザインに強い制作会社さんに内定を頂くことができました。
もっとやっておくべきだったこと
もう少し普段から、様々な会社さんの情報に敏感になっておくべきでした。今回転職活動を初めてから、自分のキャリアを見直したり、方向性の転換をしたのですが普段から情報に敏感になり、方向性を考えていればもう少しスムーズに進めたかと思いました。
今はどの会社さんも情報をオープンに出していて、デザイナーが積極的にnoteや自社メディアで発信しています。できるだけカジュアル面談を受ける時でも、そういった公開している情報は確認しておくべきだと思います。
そうした情報を転職活動を始めてから、全て目を通そうとなると相当な時間がかかってしまいます。そのため、できるだけ普段から各社の情報発信に敏感になって、気になる発信されているものなどは情報収集を積極的にするべきでした。そうした情報を通じて、自分のスキルセットやキャリアの方向性とどれくらいズレがあるかなどして日々調整し続けるのが重要でした。
最後に
今回5年ぶり2回目のコロナ禍における転職活動でした。前回の転職時はわりと短期集中で決めてしまいましたが、今回はじっくり時間をかけ、面接も全てリモートで完結できたので多くの企業の方の話を伺うことができました。
今回、転職する前とその後で考え方や業界の求めていることなどを考える機会になりました。普段から転職する気がなくても、そういった情報にふれて、今の自分が方向性からブレてないか考え続けないと気を引き締めました。
WebデザイナーからUIデザイナーにキャリアチェンジしたい方に何か少しでも参考になればと思います。ありがとうございました。
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