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海外滞在で気が付いた日本の強みと危機

はじめに

日本で生まれ、日本で育ちました。その後フィリピン、ニュージーランド、カナダと合計海外に2年半滞在しました。今回は、その中で感じた日本の強みに関して紹介します。

強み① 勤勉な人材

まず1番の強みは、人材です。日本の発展は、この勤勉な人材のお陰と言っても過言ではありません。言われたことを責任持って、きちんとやる。これは日本の大きな強みです。日本人であれば、そんなの当たり前でしょ。と思う人もいるかと思いますが、海外に出ると言われてもやらない人もたくさんいます。そのため、マネージメントの立場なら、言われたことをしっかりやってくれる日本人を採用すると楽だろうなと思いました。特に単純労働。ただその反面、0→1のようなイノベーションを生み出す人材は、少ない気がします。

強み② 商品の質とバラエティ

2つ目の強みは商品の質です。これは強み①にも関連しますが、勤勉な人材が商品を改善することで質が高く、またバラエティ豊かな商品があります。0→1は苦手ですが、1→10は得意な国民です。日本の重要産業の自動車は、フィリピンでも、ニュージーランドでも、カナダでも、どこでも走っていました。故障しにくく、走行距離が30万キロでも走れる日本車は、多くの国でその品質が信用されていました。また日本の商品のバラエティの豊かさは世界トップクラスだと思います。かゆいところに手が届く、さまざまな商品が日本にはたくさんあります。これも改善力の賜物です。

強み③ 国内に仕事がある

3つ目に国内に仕事があることです。日本の市場は落ち込み、コロナの影響で失業者も増えていますが、それでも国内の仕事は他国に比べ多いと思います。留学中は、自国に仕事がないから海外で働くしかないと、アジアや南米の人が、永住を考えて来ている中、日本人は一時的に海外に滞在という人が多かったイメージです。そのため英語が必要でなく、喋れない人も多い現状になっていると考えます。ただこれは現状であり、日本も国際的な競争力落ちている中、将来的には、仕事のために海外に出ないといけない状況や英語を話さないといけない状況になるかもしれません。

まとめ

今回は海外滞在で気が付いた日本の強みについて紹介しました。ただ世の中の情勢が目まぐるしく移り変わる中、日本の強みも徐々に薄れてきていると思います。シェアリングエコノミーによる日本の主要産業、自動車業界の減退と変革。GAFAなどの海外プラットフォーマーの支配など。今後はただ勤勉に働くだけでなく、状況を素早く察知し、柔軟に変化する。また変化を生み出すようなイノベーションを起こすことも必要になります。インターネットの発達により、国から企業に、または個人の力がより重要になりました。日本国の積み上げてきた財産に甘んじることなく、世界で活躍できるように個の力を高め続けることが大切だと思います。

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