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インスタンスの生成 vol.33

前回はクラスやパッケージを分けてそれらを呼び出して使えるよということを説明した。

今回はその使い方について説明していこう。クラスの利用法についてだ。
下記は前回のものだ。

1.インスタンスとは

クラスを使う方法について紹介するといったのだが、まずここを抑えておこう。

インスタンスとは、クラスは何もしない状態だと使えない状態であるがnewというものを宣言してあげると使えるようになる。

砕いて言うとクラスをインスタンス化することで使えるようにするということ。

要するにクラスを使える状態にしたものがインスタンスということだ。

*どのようにして使えるようになるかというと、スタック領域というものとヒープ領域というものがある。それらを使って説明となるが、今回はクラスの使用についてのみ説明したいので今後説明しよう。

ちなみに参照型という名前の由来もここからきていると思う。

2.インスタンスを生成する

インスタンスを生成するといったが、クラスを使えるようにするということだ。

インスタンスを生成する定義を紹介しよう。

クラス名 変数名 = new クラス名();

ここのクラス名はクラス型と呼ぶこともあるので覚えておいてほしい。

3.他クラスのメソッドの使い方

先ほどのインスタンスの生成で作ったあとに、そのクラスのメソッドを呼び出す。

呼び出し方は簡単。

インスタンスの生成で作った変数名をここでは区別するために、クラス型変数と呼ぼう。

クラス型変数.メソッド名(引数);

また戻り値ありの場合は

データ型 変数名 = クラス型変数.メソッド名(引数);

このようになる。

同クラスメソッドの呼び出し手順が、少し増えたようなものだ。

実際に例を見てみよう。

4.例

まず呼び出されら側のクラスHelloクラスがある。

Helloクラスではhelloメソッドとnameメソッドがある。

それらをMainメソッドに呼び出そうと思う。

下記がHelloクラスだ。

キャプチャ73

このようにHelloクラスがある。

どうMainクラスに呼ぶのか見てみよう。

キャプチャ731

Hello hello = new Hello();でインスタンスの生成ができた。

helloというクラス型変数が使えるようになり、メソッドの呼び出しも可能になった。

そのあとhello.hello();
でHelloクラスのhelloメソッドの呼び出しを行っている。
太字がクラス型変数名

次のhello.name("石黒");
で引き数ありのnameメソッドの呼び出しを行っている。

これをコンソールに表示させると

キャプチャ732

このように呼び出しに成功する。

クラスの呼び出しについては、あまり難しく考えず。

インスタンスの生成でクラスを使えるようにして、クラス型の変数ができそれを使用してメソッドの呼び出しができるんだくらいに思って、さまざまなものを試してみるのもよいと思う。

今回は以上。

では、また次回
元体育会系文系エンジニア石黒

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