見出し画像

for文について vol.16

前回は、制御構文である分岐のif文について説明した。
もし〜であれば〜する。そうでなければ〜するのような文だと説明した。

今回は、繰り返しの一つfor文について説明していこうと思う。

1.文の構成

for(初期化式;条件式;変化式){
 実行処理

基本形はこのような形になる。

今回は、基本形のみ説明していこうと思う。

if文とは違い、条件式以外にも初期化式変化式ができている。その式間の区切りとして;(セミコロン)を用いる。

2.式の書き方

初期化式

基本的に数値型intを用いて、int i = 0;などの初期化数値を設定する。

条件式

初期化式で設定した値が条件式で表す値の範囲内にある時繰り返すということ。

i < 5;のように記述する。

変化式

変化式は、実行処理が終わった後に初期化式で設定した値に変化を加える式のこと。

i++やi + 2のように記述する。

3.記述例

for(int i = 1 ; i < 5 ; i++){
 System.out.println(i);

コンソール表示結果

1
2
3
4

解説

変数iは1を初期値として繰り返しが始まった。
コンソールに1を表示した後、++(インクリメント演算子)で1が加算された。
iは2になったが、iは5より小さければ繰り返し処理がされるので、その後も無事2.3.4を表示させることができた。コンソールに4を表示し実行処理がなくなった後また、1加算され5になった。
5より小さければ実行処理が行われるため、iが5になったことにより繰り返しが終了した。

int i = 1;
for(i = 0 ; i <= 3 ; i + 3){
 System.out.println(i);

コンソール表示結果

0
3

解説

変数iがもともと宣言されていたが、for文で初期値を0に入れなおした。
3以下であれば処理が実行されるため、まず0がコンソールに表示させられた。
実行処理がなくなり、変化式が今回+3となっていたためiに+3をして、3になった。
条件式が3以下であれば実行するとなっているため、iは3なので実行されコンソールに3が表示された。

今回の条件式では~以下、~より小さいという条件式にしたが、~より大きいなども使えるのでぜひ試してみてほしい。

4.まとめ

for文はカッコ内に

初期化式と呼ばれる式で、初期値設定をする。

条件式は、その初期値がこの範囲内であれば実行するよという範囲を設定する。

変化式は、初期値をどう変化させていくかを記述する。
処理文でも初期値を変化させることができる。

例)for(int i = 1 ; i < 5 ; i++){
   i++;
   System.out.println(i);

コンソール表示結果


このように処理の中でも初期値に変化を加えることができる。
変化式の++と処理文のなかの++で一回の処理で2増えることになり、4をひょうじしたあと5になるので、そこで処理が終わる。

今回はfor文の基礎中の基礎、今後はString型に対しての効率が良いものもあるので紹介していこうと思う。また、途中繰り返しを中断したりするものもあるので紹介していこうと思う。

今回は以上

では、また次回
元体育会系文系エンジニア石黒

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?