ゆみ

母の名前です。ゆらゆら生きる。詩的に。 日々の考えなど随時『つぶやきまとめ』に追加して…

ゆみ

母の名前です。ゆらゆら生きる。詩的に。 日々の考えなど随時『つぶやきまとめ』に追加していきます。

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つぶやきまとめ

別に俺がお前の名前でどんなこと言おうが誰かに迷惑かけようが全てお前が悪いだろうがよ!投げ出した全責任受け止めるくらい母親ならしろよ!という気持ちで母親の名で文を発表している。 しかしそれは貴方は僕のアイデンティティであるという表明でもあり、この悔しさの深さたるやとても言葉などでは表しきれず、良いことを言おうものならむしろ母親はいい息子を持ったものだと思われてしまう可能性すらあると気づき、それでもいない母に母としての役割を求めたいから俺はゆみである事を辞めない。 最も不幸だと

    • 鉛筆を折る

      降り過ごしたと気づいてこの駅に降りると 僕を運んだ電車の遥か行く先に 街を陰る入道雲とゆたかに陽光へ手をのばす新緑が 鮮やかに広がる青空を知らしめた。 ふる陽光にひたいの上の方じわりと汗が浮いてきて 汗を乾かすにはぬるいような心ばかりのそよ風は 僕の暑さを少しだけ拾って待合所の戸から戸へと抜けていく。 なんていい天気だろう。 否が応にも幸せにさせられて、幸せではない日常との境界線はより濃くなっていく。 先日6月12日は茨木のり子の誕生日らしい。 彼女の詩。 「 ぱさぱさに乾

      • 聖地トイレ紀行

        青森紀行を綴るとしたら個人的な事ばかりで読んでくれる人に対して面白みも視点も提供出来ることはないだろう。でも僕はこの2泊3日の青森旅行がもうすぐ思い出に変わるよと囁き始めた最終日の今日に大きなリュックをものともしない軽やかな肩に現実という責任の重みが加わり始めもの寂しさを覚えたので薄れゆく思い出に言葉や意味を与えることで取り出し可能な体験にしたい。無意識下に息を潜めた体験と僕との終わらない隠れんぼになってしまわぬように、分かりやすく判別するためそれにレッテルを貼る。もちろん言

        • 時間的僕構造原理

          60×60×24×365×24 =(僕僕僕僕僕僕僕・・・・)=(全僕) (全僕)-1=死骸僕 死骸僕×(記憶+意味+愛)=1 無限秒過去から引き継いだ魂で生きている。

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        つぶやきまとめ

          感謝したくないから幸せになりたくない

          「ありがとう」「いつもありがとう」「ありがとうございます」「本当にありがとうございます」 僕は強く生まれたから僕が配れる何かがあったなら嬉しいと願っていた。でも僕は強く生まれたから、大変だったことも沢山あったし生きてる価値を疑ったことや生きてしまった事を実感してしまった朝もいくつもあったけど、今は人力車の仕事を通して社会構造に負わされた借金は返したし生活も整ってきた。お客様がいて、僕を買ってくれて、その対価としてそこそこのお給料を頂いている。浅草という観光資源を繋いできた地元

          感謝したくないから幸せになりたくない

          燃える感

          燃える感、薪薪薪薪。気持ちいい。ささやかに風冷えるたたみ窓さす陽光ふちどる青空。気持ちいい幸せ幸せああうるさい、うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいこの感全て全て切断してあなた私切断して時を宇宙を切断して我思うな我ここに死ね。

          燃える感

          品の考察

          1)品のある振舞いには性的連想を引き起こさない体捌きが大事。極端な例を言えば、日常生活において股間の膨らみを隠さない男性がいた場合ややけに大股開いて椅子に腰かける女性がいた場合など、いずれにしても「下品だな」と思わされる。少なくとも僕にとってはなにかとてもいやな気持ちになるのだ。体捌きを身につける為には性的連想を引き起こす所作がなんであるかを知ることが必要。セックスパートナーとの行為の中で初めて開ける性的興奮や行為がある為に、何も知らない人における普通の行為が誰かにとって下品

          品の考察

          乾杯

          グラスがぶつかり高い音が刹那にひびき酒が波立つ。互いに笑顔になる。赤らむ頬を更に赤らめ体温が少しあがる。その手からじわりじわりと確実に熱は酒に伝わっていく。注がれた時より笑顔の分ぬるくなった酒を飲み、今日も笑顔を消費するだけの時間を楽しむ。私は皆の一員であると錯覚し主語を無くしてしまった貴方に、音も波も笑顔も立たない静かな私が乾杯を。

          僕があなたを祝います

          地獄にありながらも懸命に生きる誕生日を迎えた君へ 「誕生日おめでとう」 そして、誕生を嘆き苦しみ無事に死亡日を迎えた君へ 「死亡日おめでとう」

          僕があなたを祝います

          「抱かれた理由は水彩パレットのくぼみ たぶん好きだったから」 「こいびとの言葉かりればあや子ってひとは最高らしいくるしい」 「くびすじをすきといわれたその日からくびすじはそらしかたをおぼえる」 「いつだって言葉にばかり鋭くてしばらく君の目を見ていない」 「生きてって言われて欲しいひとばかりコットンキャンディー唾液でつぶす」 「口内炎かわされながらしてるキス 嫌だったずっとずっと嫌だった」 「君の夢だと分かったら好き勝手やるシンバルも投げるし笑う」

          無題

          カーテン透ける 月明かり 木影が伸びる 止まれよ月よ 月に祈るは 太陽の不在 明日の知らせは 地獄の知らせ

          愛し憎む

          母の暴力を見て育った僕はきっといつの間にか暴力によってなら自分の思いを通すことが出来ると学んだのかもしれない。間違いでは無い。今まで僕が出会った不良や本で読んだ不良や僕自身は、愛や自由を親から与えられず複雑な心を生き様に表現するかのように目つきを鋭くしていった。生意気と思われれば圧倒的な暴力の前に太刀打ち出来ず「殴りづらいから手をどけろ」と言われれば怖いにもかかわらず手をどけてしまう。暴力によって自分は言うことを聞き、相手はある種の自由を獲得する。そんな体験から学べることこそ

          愛し憎む

          むかしのはなし

          安月給かつ子ども相手に機械的に働かなければならない児童養護施設で病む職員は沢山いるけれど、お願いするとその度に嫌な顔ひとつせず髪を切ってくれる女性の職員の事は一時期お母さんと呼んでいた。子どもがいるにも関わらずお母さんと呼んでも「は〜い〜」と明るく返事が返ってきた。何か計算があったわけでもなく、当時16,7の物事の判別がつく冷静な僕は極めて純粋な気持ちでお母さんと呼びたくなっていた。 実の母は僕を捨て中国に帰る決断をした。空港の係員に「チャオニーマー(motherfuck)」

          むかしのはなし

          八時の電車 。窓辺にゆれる女性。唇に反射した日が僕の目に入り続ける。過ぎ去り続ける街並みとの間には無限の時差。心の奥の野生は性を見せられ、頭の奥の理性は美を魅せられる。 朝の日が届けたささやかな感動。

          ちいかわ

          ちいかわのショッパーを持った観光客を日頃よく見かけたのでちいかわのアニメを見る。単なる可愛いさだけでなく、わなわな震えて話し方も忘れてしまうほど動揺したり疑いたくなる程の純粋無垢な優しさやぶりっ子に捉えられかねないあざとさや日常の何かに打ちのめされ泣きたくなる気持ちを代弁してくれてるんだろうなと考える。みな心にちいかわを飼っているんだなと思っていたが、心からちいかわが生まれたんだから当たり前だった。

          ちいかわ

          モノローグ:教える

          やけに教えてくれる人がいる。やけに説教くさかったりもする。こういう人は愛など持ち合わせていない。過程の抜け落ちた成長になんの価値があるのか。その分野でたとえ結果を出したところでその分野からひとたび離れれば何も持ち合わせない木偶の坊が生まれる。理論やら技術やら思考法やら、観察させて「てめぇで勝手に学べ」くらいの背中で見せるものでなければ駄目だ。己で考え己で工夫することに誠の成長があるのだから。僕ら人間の大半は何も知らずに産まれてくるからこそ、母に受け入れられ父の背中を追いかけて

          モノローグ:教える