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失敗は「ダメ」の時代は終わらせましょう!

「失敗すると怒られる」と思っている営業マンは多いのではないでしょうか?
確かに、失敗していい気分にはなりませんが、恐れることはありません。
今回は、失敗に対する考え方、活かし方などについてまとめました。

失敗はダメなのか?

  • 失敗したら怒られる。

  • 目標達成出来ないと怒られる。

  • 失敗したら周りに迷惑かける。

と考えてる人は多いのでは無いでしょうか?
確かに失敗するより成功する方が良いのは間違いない事ではあります。
しかし、失敗を恐れていたら楽しく無いハズです。

プロのスポーツ選手だって失敗の連続

一流のプロ野球選手だって、打率3割強、と言う事は約7割は失敗しているわけです。
サッカー選手だって、シュートしても全部決められる人は居ませんよね。
その様に考えれば少しは気が楽になりませんか?

チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ

本田宗一郎さんの有名な名言です。
失敗(失注)を恐れて逃げていては、成長出来ません。
受注率という数字は高まるかもしれませんが、そんな率にこだわっていては、売上も上がりませんし、営業スキルも向上しません。

失敗は成功の基

恐らく、誰もが知っている言葉ではないでしょうか?
古事ことわざ辞典によると
「失敗は成功のもととは、失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということ。」
という事だそうです。
失敗の「原因追及」「改善」、これが特に大事だと言っています。

失敗した後の考え方が大事

失敗した時に起こりうる2つのパターンがあります。

落ち込み、切り替えて次に進む

よく、切り替えが早いんで!って仰られる人を見かけます。
「くよくよしてても仕方がない、次に進まないと時間は限られているんだ!」
確かに仰る通り。一見ポジティブそうに見えて清々しい印象です。
でも、私からみたら、ある意味打たれ強い、自ら打たれに行ってる様に見えます。きっと、同じ失敗を繰り返すでしょう。

プライベートな自分自身で完結する内容ならそれでも良いかもしれません。
でも、ビジネスにおいては、様々な人々が何等かの形で関係しています。周りにも痛みを与えることになりますので気を付けましょう。

同じ失敗を繰り返さない様にする

私はこれが正しい失敗の方法だと考えています。
失敗した時こそ、Dから始まるPDCAじでしっかり分析し、原因を突き止め、同じ失敗を繰り返さない様にすることで成長します。
まさに、「失敗は成功の基」の意味と同じです。

失敗は重大さと印象度合いが比例する

失敗することを推奨しつつも、失敗は痛み(ペイン)です。
怪我や病気と同じで、痛みが大きければ大きいほど印象に残ります。
骨折したり入院したことは、記憶に残りやすいのではないでしょうか?
失敗も痛みですから同じです。

失敗を共有したい

私は、1977年生まれで営業も経験も長いです。
期間に比例して、多くの失敗を経験してきました。
個人的には、今まで経験してきた失敗を多くの人に共有したいと常々思っています。
※、一人だけだと痛々しく見えるかもしれません(笑)
 企画などで、皆がこぞって失敗談を語る会などがあるとイイですね!

失敗は免許更新の講習ビデオと同じ

免許の更新に行くと、講習などで事故現場の再現や実際の写真が投影されるビデオを見たことは多いのではないでしょうか。(ゴールド免許だと免除かも)
失敗を共有することは、事故再現映像などと同じ役割を果たします。
人の事故を見て、「自分も気を付けなきゃ!」という気持ちになってもらうことが狙いです。

失敗の人に伝えるのは恥ずかしいことではない

失敗したことを人に知られたくないという感情もあるでしょう。
プライドが傷ついたり、能力が低く見られることを恐れる気持ちも分かります。
失敗を共有すれば、相手にとっては、痛みを感じることなく予防できることになります。
自分の感情よりも、「周りにポジティブな情報を伝えられる」という気持ちを優先してみると良いかもしれません。

失敗を伝えた相手が感じること

勿論ポジティブに感じてくれることに越したことは無いですが、受け取り方は様々です。
・人の不幸は蜜の味とも言いますから、単純に面白がる人
・同情してくれる人
・同じ失敗したくないから気を付ける人

共有する場で、どんな感情を持ってもらっても構いません。
業界や立場で良くある失敗だったら、気を付ける人は回避できるでしょうし、そうでない人は、残念ながら同じ失敗をするかもしれません。
でも、失敗した時に、「そういえば、同じ失敗した人が居たな」と思ってもらえれば本望です。そうすると、自身の印象にも残り、同じ失敗を繰り返さない可能性が上がるからです。

失敗の解釈は風土の問題

私が以前勤めてた会社では、建前上は受注も失注も当価値と掲げられていました。
常に評価が「売上」だったりすると、失敗は売上に繋がりませんからプレッシャーにもなります。
最近は、OKRやバリュー評価などが流行っています。そのような非売上の評価制度で、失敗を認め合い、活かし合うカルチャーがある会社は強いのではないでしょうか。

まとめ

上手く隠された落とし穴も、どこにあるのか分ければ、落ちずに先に進めるわけです。
失敗と成功は反比例の関係なので、多くの失敗をすることで、成功する確率が上がります。その結果、多くの成功体験が、人を成長させます。

勿論失敗した時に、リカバリーできる範囲であれば何とか全力で対応してください。その上で、振り返ることは忘れないようにしましょう。

私は、営業職全体が、失敗に寛容になり、正しくとらえ、少しでもプレッシャーが軽減されるようなチームを作りたいと思います。


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