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「過去に制作経験があるもの」に新しいWeb制作技術を取り入れると【クオリティや納期に悪影響を及ぼす可能性あり】

Web制作で新しい仕事に取りかかるときには、「過去に制作経験があるもの」と「今まで制作経験がないもの」の2種類あると思います。

「今まで制作経験がないもの」に関しては、自分のスキルで制作可能かどうか判断するために、十分に調査をして新しい情報を取り入れると思います。しかし、「過去に制作経験があるもの」については、新しい情報を取り入れると自分にとってマイナスになる場合があるようです。

例えば、スキルレベル向上のために「もっと効率的に制作できないか」や「新しい技術で制作してみよう」と思ったときなどですね。
それではなぜ「過去に制作したことがあるもの」に新しい情報を取り入れるには注意が必要か、参考情報を見てみましょう。

なにかを判断する際に情報を集めるのは基本中の基本ですけど、「時には追加の情報を入れずに判断したほうがいいこともある!」ってデータ(R)が出ておりました。

これは1,718人の参加者を対象にしたテストで、まず全員に以下の問題を出したんだそうな。
(中略)
この問題に取り組むにあたって、研究チームは、参加者を3つのグループに分けてます。
1. 特に質問以外の情報を与えない
2. テキストベースで「体重管理に必要なもの」の情報を伝える
3. 図解で「体重管理に必要なもの」の情報を伝える
(中略)
なんと「なんの情報も入れずに答えたグループがもっとも優秀」だったそうで、ちょっとビックリですな。

(中略)
というわけで話をまとめると、
・十分に過去に経験があるようなことについては追加の情報を入れずに判断したほうがいい
・初めてのことについては追加情報を入れたほうが格段に判断の精度は上がる
みたいになりましょう。お気をつけをー。

出典:パレオな男

例えば、新しいデザインを作成するときを考えましょう。

今まで慣れたデザインテイストだったのに、お客さまの要望で、今はやりのデザインを取り入れた場合、自分に慣れていないものと遭遇するため迷いが発生し、制作クオリティが落ちたり、制作時間が長くなり納期に間に合わなくなる、などが発生すると予想できますよね。

以上より、新しい情報や技術を取り入れることは素晴らしいことですが、その場合は制作納期を多めに取ったり、業務以外の時間で十分に慣れてから業務に活かす、という方法で解決できると思います。
なにか新しいものを取り入れるときは、この点を気にしてみてはいかがでしょうか。

#Web #web制作 #ビジネス #業務改善 #学習法

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