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Web系案件の依頼者が、あなたに期待していなくても仕事のパフォーマンスを上げる、ペンシルベニア大学の研究でわかった【負け犬効果の使い方】

仕事で上司や先輩、あるいはお客さまに期待されることで、モチベーションが上がり、普段よりも仕事が早く終わったことがありませんか?他者から期待されることでパフォーマンスが上がる効果を、心理学ではピグマリオン効果と呼びます。

一般的には、相手から期待されないよりも、相手から期待されたほうがモチベーションややる気が上がり、それにともないパフォーマンスが上がると考えられています。しかし、他者から期待されなくても、パフォーマンスが上がるということがあるようです。これを心理学では負け犬効果と呼ぶようです。

今回は、どのような条件であれば、相手から期待されていなくてもパフォーマンスが上がるか、という負け犬効果の発動方法について、ペンシルベニア大学の研究結果をご紹介します。

「ピグマリオン効果」って有名な心理現象がありますな。「他者から期待される人ほど成長するよ!」みたいな話で、過去の実験では教師が目をかけた生徒ほど成績が良くなったって報告が出てたりします。(中略)が、実は一方では「期待されない方が成功する!」って現象も確認されてるのが人間心理のおもしろさ。心理学の世界では「負け犬効果」などと呼ばれてまして、ここ十数年で研究例が増えてきた印象っすね。

でもって、ペンシルバニア大学が最近も「負け犬効果」について調べてくれていて(R)おもしろいです。(中略)こちらは589人を対象にしたテストで、(中略)要するに研究チームは、「負け犬効果の発動条件は周囲の能力に左右されるのでは?」って仮説を立てたんですね。(中略)

◆有能な人に期待されなかった場合 → 「ここで失敗したらあの人に嫌われてしまう……」って気持ちになり、不安と緊張でパフォーマンスが落ちる
◆無能な人に期待されなかった場合 → 「なんであんな奴にバカにされなきゃならんのだ!やったるぜ!」って気持ちでモチベーションが高まり、パフォーマンスが上がる

みたいな心理メカニズムが働くからです。「負け犬効果」を発動させるためには、「こちらが相手のことを下に見てなきゃいけない」って条件があるわけですね。(後略)

出典:パレオな男

研究結果から、相手から期待されていないときに、どのように「負け犬効果」が発動するかというと、
・地位や能力が低い相手から期待されなかった場合、パフォーマンスが上がる
ということが分かりました。

逆に、能力が高い相手から期待されなかった場合は、パフォーマンスが下がるということですね。

Web系の会社で働いている人や、フリーランスの人が、上司や先輩あるいはお客さまから仕事を依頼された場合を考えると、
・相手がこちらに期待していない
・相手の評判が悪く、無能だなと感じる
という状況下であれば、「負け犬効果」を発動させてることで、パフォーマンスが上がる可能性があるということですね。

自分の技術を磨くことも大切ですが、このように心理効果を利用して、自分の能力を高め、作業効率を上げる方法も知っておくと、いざというときに助けになるかもしれないので、頭の片隅においておくといいかもしれませんね。

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