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アスリートのセカンドキャリアについて


今日はセカンドキャリアについて話したいと思います。
アスリートのセカンドキャリアを考えた時に、そもそもセカンドキャリアという言葉がちょっと自分にとってはなんかしっくりこないんですけどね。




まずそもそもセカンドキャリアとは?って事で

セカンドキャリア問題とは?



セカンドキャリア問題は、アスリートや他の職業において、現役を引退した後に新たなキャリアを築く過程で生じる課題や懸念を指します。
現役時代に培った技術や経験を活かし、新たなキャリアに進むことが求められますが、その過程で適切な準備やサポートが十分でない場合、不安や困難が生じることがあります。
セカンドキャリア問題の解決には、適切なキャリアアドバイスやトレーニング、新たなスキルの習得などが必要です。
また、社会全体でセカンドキャリア支援の仕組みを整備し、個々のニーズに応えることが求められます。

 

複数のキャリアの可能性


自分としては、セカンドキャリアと言うとこう1本の線を引っ張ってきて、野球選手の場合は、野球選手として1本線を引っ張ってきて、選手が終わった時にそこからセカンドキャリアが始まる、というような感じなんだけどなんかしっくりこなくて、自分が考えてるのは別に野球やりながら他のこともできるわけですよ。
選手やりながら他のことに興味が出れば小さく始めて、それをやっていけば、なんかシングルキャリアじゃなくて、これがデュアルとかトリプルとかクアッドとか何て言うかわからないけど、別に5、6種類あってもいいわけですよね。
だから線が1本、2本、3本とか同時に進行してっていいし、言ったら、サイコロの面がこう一面だけの人、2面、3面、4面、あるというかレイヤーと言ったほうがわかりやすいのかな。
まあそういうイメージでのことやっててもいいと思っていて、で今普通にこう、サラリーマンとかでも本業あってで副業推進とかになってきてるし、仕事を掛け持ってる人のが3つ4つ、5つ、人によって10個ぐらいとかやってる人もまあ一般的になってきてますし、機械に仕事を任せていってるのでそれはもう間違いなくこれから加速していくと思うんですよね、生産性がめちゃくちゃ上がってるので。
それはアスリートにとっても例外ではないと思います。
もちろん全員が全員になれるとは思わないけどかなりなってくる人っていうのは多いと思うし、また逆にその野球以外のことで何かをやることによって野球に還元されるみたいなこともかなりあります。
なんか他の事をやることによって多角的に物が見れるようになったりとかしていくから。
あと人との出会いですよね、野球界というのはすごく狭い社会なので、他の業種の人とかだって話したりすることによってものの考え方とかすごく吸収したりする機会も増えますから、それは役に立つ。
ただここで考えなきゃいけないのは、もちろんそのメジャーリーガーとかNPBのトップの選手とかで数千万円、数億円稼いでる人っていうのは、過去にやってきたことが評価されてもうボーナス状態に入ってるので、間違いなくそこを軸にしてガッツリその競技に24時間365日みたいな感じでエネルギーを注いだ方が複数やるよりよっぽどレバレッジが効くのでそのほうが良いと思います。
ただそうじゃないほとんどの選手にとっては、というかもしそうであってもいつか選手っていうのは死ぬまでできるわけじゃないから遅かれ早かれ選手をやめるときは来る。
そしてやめた後にはほとんどの選手はやはり他のキャリアに進むまたは関連したキャリアかもわかんないけど進んでいくわけです。
そうなった時に何も準備してないとさあどうしようってなるわけです。
でもそれは確実に近い将来来ると予測のできることである。

他の業種には使えないが


自分の友達で海軍の友人がいるのですが、話では海軍の中で優秀でかなりのキャリアを積んでも多くの時間を戦艦の操縦等や、戦略等に時間を割くので獲得した能力が特殊すぎてセカンドキャリアに全く生かせないと言っていたのを聞いて、野球などのアスリートも全く同じだなと思った。
野球選手が大半の時間をつぎ込むのはいかに速い球や曲がる球を思った所に投げれるかや、予測不可能な動きで向かってくる白い球体を見極めて木材でしばきあげて遠くまで飛ばすなどにほとんどの時間を使うわけで、その能力は他の業種で……です。

能力の獲得と応用

その技術を獲得するために試行錯誤した経験は間違いなく役に立つ。
自分の望むレベルに行くまでに現状の自分との差である問題を見つけだし、その問題がどこから来ているのか原因を突き止め、それを解決するための課題を自分で見つけて、さらにそれを克服するための具体的な行動をとる。
そして、それらを検証するということを無限ループで行うわけで、こういったことは他の業種でも間違いなく役立つのではないかとおもう。

環境の重要性


その辺の能力がどういったことによって獲得できるのかを考えた時にやっぱりこれは、環境がでかいと思ってる。人って結局環境が恵まれてるとそれに甘んじてしまうし、恵まれてなければ自分で何とかしようという行動を通るので。

1つの例で言うと、海外の独立リーグ行った時ですが、日本の独立リーグの選手に比べて、自分で仕事してる選手っていうのが明らかに多かった。

例えば、選手がバットの工場と提携してバットを販売している選手はいたし、学校の先生をしていながら夏休み中長期休暇を取って独立リーグの選手をしている人もいる。もちろん野球を教えたり、自分の趣味の延長で物販を行ったりしている人もいる。
これは、
アメリカの独立リーグではシーズンが5月から9月までで、オフが7-8ヵ月
あり、仕事をする時間の方が一年で長いので仕事を考える時間が長い。
一方、日本の独立リーグではシーズンが3月9月と長く、オフが4‐5ヵ月はチームのスポンサーでのアルバイトなど働く環境が整っている。
BCリーグではセカンドキャリアに関するセミナーや選手をやめた後の仕事紹介のシステムも整備されており、選手が現役中に野球に打ち込め、心配せずに次のステージに進むことができるようになっている。

ただし環境が整っているがため、現役中に終わった後のことを考えないというように甘んじてしまうこともあると思うので
環境が整っていても自ら何をすべきか課題を見つけていく能力が大切なのだと思う。



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