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21日の音楽

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2022年9月より、毎月21日に好きな音楽の動画(または音声)について、ひとりよがりに紹介しています。
運営しているクリエイター

#音楽

忘れちやいやョ by 渡邊はま子

先日、大吉原展を観に行った。これはまた別に書いておかなくてはと思っているのだけど、かつて…

桂田祐介
1か月前
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Martha (Tommy) by Bette Midler

まさかの2回目のMarthaはベット・ミドラーによるカヴァー。トム・ウェイツはトム・フロスト(…

桂田祐介
3か月前
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Valentine Moon by Sam Brown and Jools Holland

2月といえばバレンタイン。本邦では女性から男性にチョコレートを贈るのが定着して久しいけれ…

桂田祐介
4か月前
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The Times They Are A-Changin’ by Sinéad O’Connor

先日、地図について書いたときに最後に取り上げたボブ・ディランの名曲The Times They Are a-C…

桂田祐介
5か月前
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Calling You by Holly Cole

riluskyEさんが「シャーマンか巫女のような歌声」と題して書かれていたnoteを読んで、真っ先に…

桂田祐介
6か月前
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Sick & Tired by the Cardigans

ただでさえ一年の終わりに近づくにつれ気忙しくなる11月。今月になってから急に寒くなって、体…

桂田祐介
7か月前
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再生

Learning to Fly by Tom Petty and the Heartbreakers

先日別のエントリでも書いたけど、わたしはエアレースのファンだ。しかし4年ぶりに開催されたのはレース会場でパイロットが飛ぶものではなく、最先端の技術を使ってAR(拡張現実)でおこなわれたエアレースだった。その仮想の会場は東京の渋谷で、わたしも当日渋谷まで行った。 そのあらたなエアレースと現実との違いに戸惑ったのは事実だ。きっとわたしだけではないと思う。 たまたま無料会場の渋谷パルコに向かう道すがら、iPod touchのランダム再生でかかったのがこのトム・ペティのLearning to Flyだった。 I’m learning to fly but I ain’t got wings 「飛ぶことを学んでも翼がない(拙訳)」 なんてタイムリーなのだろう。なかなか再開されないエアレースにレースパイロットたちが業を煮やして立ち上げたのがARを駆使したものだったから、どこか共通するものを感じる。I ain't got wingsが仮想現実にリンクしている。 Coming down is the hardest thing 「着陸するのは、なによりも辛い(拙訳)」 そうそう、飛び立った以上、つまりあらたなことに挑戦した以上は、諦めるのは辛いことだ。ARのエアレースもきっとそんな気持ちじゃないかな、なんて思う。 The good old days may not return 「古き良き日々はもう戻らない(拙訳)」 ああ、かつてのレッドブル主催のエアレースが復活するのは、もしかしたら一縷の望みすらないということなのかもしれない。始めた挑戦は続けるのみ。いいじゃないか、これまでだいたいは挑戦があったからこそ新発見や新発明につながったのだ。 そんなことを考えたので、今月はそのトム・ペティのライブ動画を紹介。それはカリフォルニア州マウンテン・ビューでの1994年のライブとのこと。

Fly Me to the Moon by Tony Bennett

21日の音楽と称して音楽映像や音声をポストしはじめてまる1年。今月から2年目。 先々月にRol…

桂田祐介
9か月前
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Horse to the Water by Sam Brown

先日、映画「コンサート・フォー・ジョージ」を観た。2002年におこなわれたジョージ・ハリスン…

桂田祐介
10か月前
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Rollin' and Tumblin' by Jeff Beck and Imogen Heap

月初に書いていたように、このところTumblrの仕様変更に悩まされている。Tumbleつながり・・と…

桂田祐介
11か月前
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Red Violin Caprice by Margarita Krein

先日、伝説の呪われたダイヤモンドのコ・イ・ヌールについて書いたけれど、書きながら思い出し…

桂田祐介
1年前
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Martha by Tom Waits

1973年3月6日にトム・ウェイツがアルバムCLOSING TIMEでデビューしてから、今月で50年。ファン…

桂田祐介
1年前
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Forever Young by Bob Dylan and Bruce Springsteen

今日と明日、いよいよ公立高校の入試がある。長男の本命校。わたしは自分のときのことはすっか…

桂田祐介
1年前
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再生

戀人よかへりませ by 二村定一

明日は新月。月について歌った曲は数え切れないほどあるけれど、そのほとんどは満月だろう。三日月もあるにはある。だけど新月はどうだろう・・・なんて考えた。新月はそもそも見えないのだから、歌にしようがないんじゃないか。 いやいや、新月ということはnew moon。伝説のオペレッタ The New Moonがあるではないか。劇中歌 Lover, Come Back to Me はもはやポピュラーソングとなったジャズ・スタンダード。こじつけ気味ではあるけど、新月にちなんだ選曲としてバーブラ・ストライサンドかビリー・ホリデイの歌うバージョンの動画があれば良いなぁとYouTubeで検索したら、とっても意外なことに二村定一が引っかかった。昭和初期のレコード歌手。「アラビヤの唄」「君恋し」の二村定一である。 その二村がこの曲を歌っていたのは知らなかった。「恋人よ、かえりませ」という和訳も時代の雰囲気を感じられてとても良い。飄々とした二村の歌声もじつに良い。そういうわけで今月は珍しく日本の歌手をご紹介。