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展覧会の絵

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出かけた美術展について書いたnoteを集めました。
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#展覧会

圧巻のティファニーワンダー展

誕生石シリーズを中断させて以来、noteではこのところ宝石ネタから遠ざかりぎみになっていた。…

桂田祐介
1か月前
30

大西洋をわたった印象派

ちょっと日常に追われていたら、いつの間にか春分を過ぎて春になり、3月がほんとうに去ってし…

桂田祐介
2か月前
22

色は光なり。小路の向こうは彼岸なのか。

ちょうど1年前の2023年2月から数ヶ月間アムステルダム国立美術館で行われたフェルメール展。…

桂田祐介
4か月前
25

見えているそれは虚か実か

街灯の光と自動車のヘッドライト/テールランプがひとしく滲んでいる。民家の窓からこぼれるあ…

桂田祐介
6か月前
78

ウロボロスになったセルペンティ

宝石の鑑別という仕事がら、ハイジュエリーはよく目にしている。ありがたいことにいくつかのジ…

桂田祐介
6か月前
18

隠遁生活は楽しいか

東京の山の手、港区六本木に赴いた。平均年収が日本でいちばん高い地区だとか言われるだけあっ…

桂田祐介
8か月前
24

時折、見逃してしまうんだ。大切なことが、今、起きているという事実を。

今月もなにかと忙殺されてnoteが書けていない。noteは空き時間に勝手気ままに書いているから、それは仕方がない。しばらくあくとちょっとそわそわしてしまう。それが理由ではないのだけど、ネタにもなるしと気になっていた展覧会に足を運んだ。 その展覧会は「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」。 またまたソール・ライターが渋谷にやってきた。3年ぶり。ということはわたしのnote活動もそろそろ3年になるということだ。かなり初期(2本目)に書いたのが前回のソール・ライター展につ

セレンディピティをもとめて

セレンディピティ・・・果たしてこの言葉は一般的なのかどうなのか。ある程度市民権を得たよう…

桂田祐介
11か月前
22

ふたつのワイエス展

1月末から参加しているメンバーシップ「#オトナの美術研究会」。ここでの月イチお題記事執筆…

桂田祐介
1年前
31

佐伯祐三展で感じた”懐かしさ”

有楽町で映画を観る予定にしていた土曜日。時間ができたので、映画の前に東京駅丸の内北口の改…

桂田祐介
1年前
25

群像と風刺と人間模様、ヴァロットンがモノクロームで描いたもの

師走の慌ただしさに記憶が押し流されてしまいそうなこのごろ、そんな記憶に引っかかりを見つけ…

桂田祐介
1年前
15

今年の美術展はイスラーム美術でスタート!〜スルタンの旗の謎

会期が長いのをいいことに、閉幕が近づくまで観ないままだった。どうしてもっと早く観なかった…

桂田祐介
2年前
12

コンスタブルが風景画で描いたもの

三菱一号館美術館で観たコンスタブル展。 先日のnoteでは、1832年のロイヤルアカデミーでの”…

桂田祐介
3年前
6

自然を崇拝する側に立つと、ありのままの表現ではおさまらない。

先日の「没後70年 吉田博展」についてのnoteで、下書き段階では書いていたのだけど、結局削除してしまったことがある。それは、わたしがつらつらと連想(妄想?)した、吉田博にまつわる(かもしれない)人びとについて。 削除したのは、冗長になってしまうのと、展覧会の内容から脱線してしまうのとで、まとめようがなくなったから。わたしは、あれやこれやと考えるのが好きなので、結果的にこういう展開はよくあること。そのまま葬り去ってしまうか、蛇足を承知で書いておくかが、悩ましい。なんとなくも