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21日間でヨーロッパ14ヵ国を旅する

ヨーロッパ横断旅行について

2017年8月26日~9月16日の夏に単独でヨーロッパを横断しました。横断と言っても大したことではなく、普通の旅行ですね。

バックパック背負って行ってきました。どこの国に行ったのかと言うと、 

ポーランド🇵🇱
ドイツ🇩🇪
チェコ🇨🇿
オーストリア🇦🇹
ハンガリー🇭🇺
クロアチア🇭🇷
スロベニア🇸🇮
イタリア🇮🇹
バチカン市国🇻🇦
スイス🇨🇭
ベルギー🇧🇪
フランス🇫🇷
スペイン🇪🇸
ポルトガル🇵🇹
14ヵ国です。(イタリアとバチカンを1つとカウントすると13ヵ国)

以下ではザックリとルート、交通手段、持ち物、宿などをどんな感じにしたのかまとめたいと思います。

ヨーロッパ周遊ルート

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当時はアイルランドのコーク(Cork)という都市に留学していました。なので、この旅行の出発地点は日本ではなくアイルランドでした。アイルランドのコーク空港(Cork Airport)を出発し、ポーランドのヴロツワフ空港(Copernicus Airport Wrocław)へ向かいました。

そう、もうお分かりの通り最初の目的地はポーランド。以下はポーランドからの周遊ルートを簡単に書きました。

ヴロツワフ(Wrocław)🇵🇱→クラクフ(Kraków)🇵🇱→カトヴィツェ(Katowice)🇵🇱→アウシュヴィッツ(Auschwitz)🇵🇱→ザコパネ(Zakopane)🇵🇱→ワルシャワ(Warsaw)🇵🇱→ベルリン(Berlin)🇩🇪→プラハ(Prague)🇨🇿→ウィーン(Vienna)🇦🇹→ブダペスト(Budapest)🇭🇺→ザグレブ(Zagreb)🇭🇷→リュブリャナ(Ljubljana)🇸🇮→フィラハ(Villach)🇦🇹→ベネチア(Venezia)🇮🇹→ローマ(Rome)🇮🇹→ピサ(Pisa)🇮🇹→フィレンツェ(Firenze)🇮🇹→ボローニャ(Bologna)🇮🇹→ベルン(Bern)🇨🇭→ハイデルベルク(Heidelberg)🇩🇪→ケルン(Cologne)🇩🇪→ブリュッセル(Bruxelles)🇧🇪→パリ(Paris)🇫🇷→バルセロナ(Barcelona)🇪🇸→グラナダ(Granada)🇪🇸→マドリード(Madrid)🇪🇸→ビーゴ(Vigo)🇪🇸→ポルト(Porto)🇵🇹→リスボン(Lisbon)🇵🇹→ファロ(Faro)🇵🇹→コーク(Cork)🇮🇪

太字は観光した場所、それ以外は乗り換えや宿泊のみの場所です。

交通手段

《飛行機》
 アイルランドに住んでいたので初日と最終日は飛行機を使いました。

・往路
 航空会社:ライアンエアー(Ryanair)
 料金:104.98ユーロ
 コーク空港(Cork Airport)→ヴロツワフ空港(Copernicus Airport Wrocław)
・復路
 航空会社:エアリンガス(Aer Lingus)
 料金:96.99ユーロ
 ファロ空港(Faro Airport)→コーク空港(Cork Airport)

今回は往復で航空券を買うのではなく、往路は往路で、復路は復路で買いました。そのほうが融通が利くというのが理由です。どうしても21日間で上記のようなルートで旅行をしたかったので別々で安い航空券を取りました。

《電車》
電車は一番使った交通手段です。書くときりがないので、使った電車については個別の記事で紹介します。とはいえ、メインの電車チケットがありますのでこれは紹介しておきます。今回の旅ではヨーロッパの多くの電車を乗り放題できる「Interrail(インターレール)※」というチケットを購入しました。乗り放題といっても特急は基本的には(国によりことなる)別料金を支払う必要があります。日本でいう乗車券+特急券みたいなものですね。

※「Interrail」「Eurorail」があります。前者はヨーロッパに住んでいる人が買えるチケットで後者はヨーロッパ圏以外に住んでいる人が対象のチケットです。ルールやチケット内容に若干の違いがあるようです。以下でもう少し「Interrail」について解説します。

Interrail チケット
 種類:Global Pass Youth
 料金:394ユーロ
 期間:22日間

チケットは基本的にインターネット(https://www.interrail.eu/)で注文します。会員登録してログインするなど若干面倒くさいかもですが簡単に注文できます。また、Interrailに関する記事を改めて書きたいと思います。

注文時にいつから使い始めるかを指定する必要があり、その日から選んだチケットの期間使えることができます。私の場合、2017年8月26日からチケットを使うと指定したのでその日から22日間有効ということになります。

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種類はGlobal Pass, One Country Pass, Premium Passの3種類あります。期間も様々です。詳しくはいつの日か別記事にて。ちなみにInterrailのサイトに行けば簡単に見ることができますよ。日本語はありませんが……

《バス》
街中での移動は基本徒歩だったのですが歩くには少し遠いなというときはバスを使いました。たまにバスの乗り方が分からないことがありましたが、何とかなります。特に注意したいのが小銭です。キャッシュレス化が進んではいるもののバスでは基本的には現金です。以外にも小銭は枯渇しがちなので使いたいときにない!なんてことにならないようにしましょう。

《友人の車》
ヨーロッパに友人がいる人限定になってしまいますすが、友人の運転する車で運転するというのも移動手段の一つです。私は留学中にヨーロッパの友達をたくさん作り、ドイツ、イタリア、スペインで友人の車に乗せてもらい観光しました。彼らはその街に詳しいですし、信頼もできます。お礼の品として日本の扇子を渡しました。

持ち物

《証明書》
 
・パスポート
 ・イミグラントカード(アイルランドの在住カード)
 ・国際学生証
 ・国際運転免許証
 ・海外旅行保険
 ・各種証明書のコピー
 ・証明写真

《交通・宿泊》
 
・航空券
 ・Interrailチケット
 ・観光施設の予約チケット(例:アウシュヴィッツ強制収用所)
 ・自作の旅程表
 
《お金》
 ・現金(€ユーロ)
※ユーロを通貨として使っていない国(例:チェコ、ハンガリーなど)では現地のATMでアイルランドの銀行のキャッシュカードで下ろしました。手数料はかかりませんでした。レートも悪くなかったと思います。
 ・キャッシュカード(アイルランドの銀行口座)
※デビットカード機能も付いているのでカードが使える店ではほとんどこのカードを使っていました。
 ・クレジットカード

《鞄関係》
 ・バックパック①(Lowe Alpine Cerro Torre 65:85)

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 ・バックパック②(ノースフェイス ホットショット)

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 ・バックパックカバー

《日用品・洗面用具》
 
・歯ブラシセット
 ・バスタオル
 ・タオル
 ・ポケットティッシュ
 ・シャンプー
 ・ボディーソープ
 ・洗顔クリーム
 ・眼鏡
 ・コンタクトレンズ、保存液
 ・医薬品
 ・シェーバー
 ・リップクリーム
 ・目薬

《衣類》
 ・ブーツ
 ・サンダル
 ・下着(5日分程度)
 ・靴下(多めに)
 ・着替え(5日分程度)
 ・上着
 ・パーカー
 ・スウェット
 ・ニット帽

《電子機器》
 
・腕時計
 ・スマホ
 ・ノートパソコン

《その他》
 
・寝袋
 ・筆記用具
 ・メモ帳
 ・お菓子
 ・ネックピロー(首まくら)
 ・折り畳み傘
 ・500㎖水
 ・ビニール袋
 ・セキュリティロック
 ・日本のお土産
 ・たびれじの登録

 ※参考にしたサイト

宿

《ホステル》
宿の半分はホステルでした。ホテルではなくホステルです。ホステルは何よりも安いのがメリットです。ホステルは少なくとも3人から8人くらいで1つの部屋を共有します。参考に下の写真を。自分のベッドはありますが、シャワーやトイレは共用です。私の使用したホステルのほとんどではキッチンがありました。もちろん、共用です。また、ホステルによってはランドリーサービスやレンタサイクルなどがあります。ちなみにホステルの予約は前日または当日にしていました。行動に柔軟性を持たせるためです。

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ホステルを探すのに使っていたのは「Hostelworld」です。アプリをダウンロードすれば簡単にホステルを探すことができす。便利なのが、地図上にホステルを表示してくれる機能です。自分の使う駅に近いホステルを探すのにとても便利です。

《友人の家》
移動手段と同様に友人の家に泊めてもらうこともありました。ホステルの次に多い宿泊手段でした。友人の家に泊めてもらうのでもちろんタダです。申し訳ないと思いながらもみんな快く受け入れてくれました。やはり、友人として信頼関係を築くのはとても大事ですね。日本に来た時には自分が受け入れたいです。

《電車の中》
私にとって電車の中も宿なのです。下の写真の左側は寝台列車です。私の部屋は3段で、ベッドは一番上でした。正直、快適とは言えませんでいたね。もう、3段の寝台列車には乗りたくないです。写真のような2段式ならまだよかったのかもしれませんね。

写真の右側は深夜から朝にかけての普通列車のなかです。あんまりマナーの良くない行為ですが、他の乗客に迷惑にならないように細心の注意を払いました。この時は、私以外に乗っている人はほとんどいませんでした。朝方になるとちらほら人が乗ってきた感じです。人の少ない普通列車で寝るということでセキュリティ面にも気を付けたいところです。

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《駅で野宿》
写真のように駅で寝ることもありました。この駅で終電が終わってしまったのがここで寝た理由です。他にも何人か同士がいたからか、なぜか安心感はありました。ただやはり荷物のセキュリティ面は不安なので、荷物にセキュリティロックをしていました。

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終わりに

最後に私がどうやって旅行を計画したかを簡単に書きたいと思います。

2017年当時アイルランドに住んでいて、ヨーロッパに住んでいるのなら、ヨーロッパ旅行をしたいなと考えていました。そこで以下の点を条件に旅行をすると決めました。

1、短期間でより多くの国に行く
2、費用を安く済ませる
3、ヨーロッパの友人に会いに行く

この3点を条件に旅行の計画を立てました。まず、21日間でより多くの国に行くためにはどういったルートや交通手段がいいのかを考えました。ルートや交通手段を決めた後に行きたい観光施設をPick Upして予約が必要な場合は予約をするなどしました。有名な場所はかなり早めにチケットが売り切れることも多いので気を付けましょう

その後は電車の時間だけは分単位で調べ上げました。観光地を巡る時間については行きあたりばったりという感じで柔軟性を持たせるため細かくは決めませんでした。(予約した観光施設で時間指定の必要な場所以外は)

このような流れで以下のような旅程表(Itinerary)を作成しました。

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かなり細かいですよね。時間を間違えたら期間内にゴールできないのでこのように細かい旅程表になってしまいました。

最後まで読んでくれた方ありがとうございました。何か質問などがあれば何でも聞いてください。SNSの方もよろしくお願いします。

Twitter : @yusuketaniguchl

Instagram : yusuke.taniguchi.japan

Filmarks : yusuketaniguchi

※見出し画像:ポーランドのクラクフにて

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