「東日本大震災の発生から11年」に思ういくつかのこと

本日、2011年3月11日14時46分に東日本大震災が発生してから11年が経ちました。

犠牲者の皆さんへの哀悼の意を表するとともに、今なお避難生活を余儀なくされる3万8139人の方々に思いを致し、改めて防災・減災への心構えを新たにするところです。

それとともに、東日本大震災の発生から11年を経ることで、多くの人にとって一連の出来事は過去の話となっているかもしれませんし、震災そのものを体験しない人々も確実に増えているのは、本欄の指摘するところです[1]。

何より、われわれの身の回りには毎日のように耳目を惹きつける様々な出来事が生じているため、東日本大震災の様に現在の日本のあり方に大きな影響を与えた事柄であっても、急速に風化していると言えます。

それだけに、われわれは、たとえ一時であるとしても忘却と風化の中から3月11日に東日本大震災を思い出し、改めてその意味を問い直したいと意を新たにするところです。

[1]鈴村裕輔, 「東日本大震災の発生から10年」に際しての所感. 2021年3月11日, https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/76353/456f1739e30cc16445c941c2fb0c5257?frame_id=435622 (2022年3月11日閲覧).

<Executive Summary>

The 11th Anniversary of the Great East Japan Earthquake of 2011 (Yusuke Suzumura)

The 11th March, 2022 is the 11th Anniversary of the Great East Japan Earthquake of 2011. In this occasion we remember the disaster and take the new step to maintain our each memory again.

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