大学受験の記述式設問に回答する際に注意すべき3つの事項

2月1日(月)から全国の私立大学で入学試験が本格的に始まり、今年の大学受験も佳境に入りました。

受験生の皆さんは、試験を受ける際にマーク式だけではなく記述式の設問に回答する必要が生じるかも知れません。

このとき、機会が受験生の皆さんが特に注意すべきなのは、以下の3点です。

(1)設問をよく読む
(2)問題文の空欄の直後に注意する
(3)音ではなく文字で理解する

「設問をよく読む」は誰もが行っていると思われるかもしれません。

しかし、例えば英語の試験で問題文に「XXの理由を20語以内の英文で説明しなさい」と書かれているにもかかわらず日本語で回答するといったことは、集中する一方で緊張も強いられる試験会場ではしばしば起きるだけに、注意が必要です。

また、使用する用語の指示などがある場合も、遵守しなければなりません。

第2の「問題文の空欄の直後に注意する」については、「1467年に始まり、室町幕府を東西2つに分けることになった〔 ア 〕の乱」となっている空欄「ア」を埋める際に「応仁」ではなく「応仁の乱」と書く、といった場合が当てはまります。

このとき、空欄を含めると文章全体は「1467年に始まり、室町幕府を東西2つに分けることになった応仁の乱乱」となり、意味をなしませんから、結果として部分点が与えられる場合があるとはいえ、原則としては無得点となります。

同様の事態は空欄補充の問題でいつでも起きうるだけに、空欄の前後を慎重に確認することが重要です。

そして、最後の「音ではなく文字で理解する」とは聞きなれない、あるいは特殊な人名や用語などを正確に理解するということを意味し、例えば、「ウ・タント」を「ウ・カント」と書いたり「TPP」を「PPT」と書くといった場合が当てはまります。

これらは、「TPPとはTrans-Pacific Partnership Agreementの略称である」、あるいは「ウ・タントはアジアから選ばれた最初の国連事務総長だ」というように人名や用語の意味を適切に把握していれば避けられるものです。

あるいは、bをヴと書き、「ベートーヴェン」ではなく「ヴェートベン」と書くのも、よくある間違いです。

もちろん、これ以外にも気を付ける必要のある事項は数多くあります。

それでも、こうした点に留意するだけで、貴重な1点を手にする確率は高まると言えるでしょう。

<Executive Summary>
What Are Important Three Points for the Preparatory Students? (Yusuke Suzumura)

Form the 1st February a season for university's entrance examination has come. In this occasion I emphasises three important point for the preparatory students for a descriptive examination.

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