大谷翔平選手の「2度目のMVP受賞」を讃える
現地時間の11月16日(木)、大リーグ機構は今季の最優秀選手(MVP)を発表し、ナショナル・リーグはロナルド・アクーニャ・ジュニア選手(アトランタ・ブレーブス)が初めて、アメリカン・リーグは大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)が2回目の受賞となりました。
両選手とも満票での選出であり、大谷選手は前回に引き続き2回連続の満票となり、いずれも大リーグ史上初となりました。
アクーニャ・ジュニア選手はブレーブスの中心打者として史上初の40本塁打と70盗塁を記録し、大谷選手もエンゼルスの主軸として本塁打王を獲得するとともに、投手としても主戦投手として球団最多勝を達成しています。
いずれもMVPにふさわしいのみでなく、他の追随を許さない活躍を示したことを考えれば、満票での選出は当然と言えるでしょう。
ところで、大谷選手は2度目の受賞です。
1911年に最も球団に貢献した選手を選考するMVPの前身であるチャルマーズ賞が制定されて以降、現在まで複数回受賞した選手は現役を含め昨年まで32名いました。
このうち、23選手が野球殿堂にその名前が掲げられています。
ここから、大谷選手が今後も第一線で活躍し続ければ、いずれ野球殿堂入りすることは決して難しいことではないと考えることが出来ます。
もちろん、大谷選手にとって殿堂入りが取り沙汰されるのは将来の話であり、今は日々全力で試合に臨むことが第一となるでしょう。
それでも、こうした見通しを許すほど大谷選手の実績は優れたものであり、現在人々の印象に深く刻み込まれている姿はやがて球史に残る記録とともに後世に伝えられることでしょう。
こうしたことからも改めて大谷翔平選手の偉業を讃えるとともに、今後の一層の活躍に期待するところです。
<Executive Summary>
Celebrating Mr. Shohei Ohtani's Winning Second MVP Award (Yusuke Suzumura)
The MLB announced the MVP for 2023 and Mr. Shohei Ohtani of the Los Angeles Angels won the second MVP award on 16th November 2023. On this occasion, we examine the meaning of this historical achievements.
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