【参加報告】法政大学国際日本学研究所公開研究会「現代マンガ研究と伝承文学研究」

昨日、法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎S405教室において、法政大学国際日本学研究所(HIJAS)の公開研究会「新しい「国際日本学」を目指して」の第15回が行われました。

今回は植朗子先生(神戸大学)をお招きし、「現代マンガ研究と伝承文学研究 」と題して開催され、漫画『鬼滅の刃』に登場する竈門禰豆子を対象に、「兄妹」「植物」「禁忌」という主題について、伝承文学・神話学的な観点による検討が行われました。

また、私もコメンテーターとして参加し、以下の5点についてお話しました。

(1)国際日本学研究の観点からみた報告の意義
(2)作品の解釈のあり方
(3)漫画・アニメ研究における手法の問題
(4)報告でも取り上げられた「禰󠄀豆子と笑い」の持つ意味
(5)アリストテレスのプシュケー論を用いて禰󠄀豆子の鬼としての特徴を分析する試み

なお、今回の研究会の詳細な開催報告については、後日HIJASの公式ウェブサイトで紹介される予定です。

<Executive Summary>
HIJAS' Open Research Meeting Series (15) : "Relationships between Contemporary Manga and Folk-Literature" (Yusuke Suzumura)

Hosei University Research Center for International Japanese Studies (HIJAS) held HIJAS' Open Research Meeting Series (15) on 26th November 2022. In this time Dr. Akiko Ue of Kobe University made a speech named "Relationships between Contemporary Manga and Folk-Literature" and I participated as the commentator.

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