博士論文最終審査から15年に寄せて

去る2月15日(水)、2008年2月15日(金)の17時50分から19時20分まで、法政大学沖縄文化研究所所長室で私の博士論文の最終審査が行われてから15年が経ちました。

このときは主査一人、副査二人の先生と私の質疑応答を中心として行われ、私の博士論文の持つ弱味とともに強味も指摘され、研究の参考となる有益な視点を得ることが出来ました。

その後、博士論文を著書としてまとめるまで14年を要することになったものの、最終審査の際に副査の先生による「教科書的な記述はいらない。読みたいのは教科書的な記述を生み出すことになる事象がなぜ起きたかだ」という趣旨の指摘をいくばくかでも実現できたならと思うところです。

その意味でも、15年前の博士論文の最終審査は、今もなお私にとって大きな節目となる出来事であったのだと思い返される次第です。

<Executive Summary>
The 15th Anniversary of the Dissertation Defense (Yusuke Suzumura)

The 15th February, 2023 was the 15th anniversary of the Dissertation Defense held on 15th February 2008.


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