点鼻薬中毒から脱出した話。
※今日の話は少し長いのですが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
私自身、昔から鼻が詰まりやすい体質ではあったのですが、高校生になってからそれが一気にひどくなっていきました。
最初は鼻をかんだり鼻腔拡張テープを貼ったりして凌いでいたんですが、段々と効かなくなってきて、気づけば一日中鼻の詰まりと格闘しているなんて日々が続いていました。
そんなある時、血管収縮剤の入った点鼻薬を鼻に“シュッ”としたら、「なんだこれはぁ!?!?」みるみる鼻の詰まりがとれていく!両鼻もスンスン通る!なんてこった!これは凄すぎる!———私は悪魔の薬に出会ってしまったのです。
当時の私は、[用法用量をお守り下さい]の注意書きに目もくれずに鼻が詰まればその度に“シュッ”またしばらくして詰まれば“シュッ”と、間髪入れずに点鼻薬を使っていました。
そしてついに点鼻薬性鼻炎になってしまったんです。
私が使っていた点鼻薬にはナファゾリン塩酸塩なる成分が含まれおり、どうやらこの成分がかなり中毒性のあるものらしく、最初のうちはいいんですが、段々と薬の効果に鼻が慣れてきてしまいついには効かなくなってしまったんです。
それで効かなくなったらまた点鼻薬を使い、どんどん使う間隔が狭くなっていき、しばらくして効かなくなったらまた点鼻薬を使い間隔が狭まる。の悪循環を繰り返していました。
夜になると2時間か3時間おきに鼻詰まりで目が覚め、またその度に点鼻薬を使うというような日々を送っていたのですが、流石の私もこれは流石にまずいと思い、ついに耳鼻咽喉科にかかる事にしました。
その時の医師の回答はこうでした。
「2週間点鼻薬を我慢しなさい、2週間我慢したら絶対に治るから」
そう告げられた瞬間わたしの脳裏には「え?そんなもん出来るわけねぇだろ。人生において1番しんどいのは、受験に落ちることでも失恋することでも友達と喧嘩することでもない。鼻が詰まることなんだからな!!」なんて思いがグルングルン駆け巡っていたのを覚えています。
しかし何度かチャレンジはしたんです。
この状況を脱出しなければ明るい未来はない!と、幾度となく点鼻薬断絶に挑戦しましたが、結果は惨敗。
1年近く点鼻薬を肌身離さず持ち歩き、毎日使い続けてきた私は当然2週間も辞められる訳もなく、2日でまた点鼻薬に手を出してしまいました。
そんな生活が3年以上続き、完全に点鼻薬中毒者となった私は、新たなる作戦を打ち立てました。
それは、両鼻一気に中止するとしんどいので、片鼻ずつ中止する!というものです。
結果はなんと、見事成功!!!!先日ついに点鼻薬中毒から脱出したのです!
点鼻薬が無くても鼻が通るこの爽快感!そして何より、今まで親の顔より見たであろう点鼻薬とついにお別れする事ができるのです!
今はその喜びを噛み締めて毎日を過ごしています。
そしてもう2度と点鼻薬には手を出さないと心から誓いました(笑)
ネットで調べてみると、この点鼻薬性鼻炎で悩んでいる方は案外多いらしく、某知恵袋にも多数の書き込みがありました。
今回のわたしのnoteが、少しでも同じ悩みを抱える人の助けになればいいなと思っています。
実はこの話には後日談があるのですが、それはまたの機会に、、、
ここまで読んで下さいりありがとうございました!
それで皆さん!また明日!
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