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子どもの癇癪 原因と対応方法

こんにちは
子育てした方なら誰しも通る道である子どもの癇癪。
頭を悩ませる親御さんが多いと思います。

2歳児のイヤイヤ期はじめ少し大きくなっても思うようにいかないとこれでもかというくらい泣いたり暴れたり本当にどこにそんな力があるのかと思うほど抵抗したりします。

また自閉症など発達障害を抱えるお子様にめ癇癪は現れやすく、自傷行為に至るまで様々な癇癪があります。

癇癪が起きるとお父さんお母さんは早くその場を収めたいと思います。
そのためにお子様の望むことを行ったり
逆に怒ったりその対応は様々かと思います。

この癇癪実は対応方法を間違えるとより激しい癇癪を引き起こしてしまうリスクが伴っています。
そのため今回は誰も教えてくれなかった癇癪についてリハビリでの考え方や対応方法をみなさんにお伝えしていきたいと思います!

それでは本題です。

そもそも子どもの癇癪がなぜ起こるのか
まずはその原因として考えられているものを先にお伝えします。

・甘え
・嫌なこと(不快なこと)があった、予期せぬことがあった
・伝え方がわからない

大きく分けてこの3つのどれかに
子どもの癇癪は当てはまると考えられています。

甘えとは、自分に注目してほしいという気持ちです。
お母さんが私の話を聞いてくれない
かまってくれないという気持ちから気を引きたくて癇癪という行動に出たりします。

嫌なこと、不快なこと、予期せぬことがあった時はわかりやすくいうと拒否反応です。
やりたくない、遊んでたのにお出かけしたくない、こっちに行きたくない、おもちゃ買ってくれないなどなどよく見かけるパターンだと思います。

伝え方がわからないとは上のパターンと少し似ていますがあえて分けました。
お子さまはまだまだ成長の途中で大人ほど言葉を知りません。
絵本やお父さんお母さんとのお話からたくさんの言葉をインプットしている時期ですがアウトプットまで出来ず、その状況でなんとか言うのが適切かわからずパニックになってしまうことが癇癪として出る場合があります。
例えば眠い時、お腹空いた時、疲れている時など何かしら伝えたいけど伝えられないそんな思いをお子さんは抱えている時、癇癪となる場合があります。

このようにまずは子どもの癇癪が
今回は甘え、嫌なことがあった、うまく伝えられないのどのパターンに当てはまりそうか癇癪が起きる前の行動や時間帯などから考えていくと何となく今はこうかな、
あ、前回もおなじだった。これが嫌なんだなと少しずつその子の癇癪が起きる原因が見えてきたりします。

そして冒頭でお話したように
この癇癪実は対応方法を間違えるとより激しい癇癪を引き起こしてしまうリスクが伴っています。

先程は癇癪の起きる前に何があったか検討すると癇癪の原因が見えてくると書きましたが
癇癪を起こした「後に」
子どもたちは結果として何を得ることができたのかそこに注目する必要もあります。

甘えの例だと
癇癪を起こしたことで
お母さんが抱っこしてくれた
家事の手を止めて遊んでくれた
など気を引きたかった相手が自分に注目されたことを得ることが出来ました。
結果癇癪を起こしたことが子どもにとって報酬をもらう行動になってしまったのです。

次は嫌なこと、不快なこと、予期せぬことがあった時の場合です。癇癪を起こしてどんな結果になるでしょう。

嫌いな食べ物を食べなくていいと言われた
YouTubeをやめるように親御さんが注意してたけどやっぱり観てもいいと許可がもらえた
などこちらも癇癪を起こしたことで
お子さんにとっては結果いいことが起きてしまっています。

最後の伝え方がわからないも
癇癪を起こせば何とかしてくれると思ってしまいます。

つまり子供達は癇癪さえ起こしてしまえば
お父さんお母さんたちが何とかしてくれて
結果いいことが起こるという思考回路になってしまっているのです。


その他にも発達障害、ASD(自閉症)の子たちはその場に適した行動がわからずパニックになってしまったりルーティンから外れることでパニックになり癇癪になるケースもあります。

どちらにしても
原因→癇癪→結果
癇癪を前後にどんなことが子どもに起きたのかを分析していくことが癇癪を起こしている原因を推察していくことに重要になります。
また単発の癇癪よりも回数を見ていくうちにパターンが見えてくるかと思います。まずはお子さんの癇癪が起きた時に
実際に癇癪中は分析が難しいですが落ち着いた後に振り返って検討してみてもらえると癇癪改善に向けて一歩近づけるかなと思います。

そして癇癪が起きた時の対応方法になります。

・安全確保
・落ち着くまで待つ(何も反応しない、言わない)
・落ち着いたら賞賛する
・次はどうするか一緒に考えてあげる

こちらもこの3つが大事な考え方になります。
癇癪が激しかったり場所によっては危険な場合があるのでまずはお子様そして親御さんの安全確保が第一優先になります。

その後で落ち着くまで待つことが癇癪が起きた場合で重要になります。
子どもは癇癪中は興奮状態なので正直何を言っても通りません。
かと言っていつ癇癪が治るかわからない状況でなんとか止めたいと思ってしまうお気持ちは痛いほど僕もわかります。
ただ最初に書いたように子どもたちは癇癪の後の結果を待ち望んでいるのでここは子どもたちのためにも我慢が必要です。

そして一通り癇癪が治ったときに
すぐに賞賛することがとても大事です。
「自分で落ち着くことができて偉いね、辛かったのに我慢できたね」と必ずすぐに褒めてあげてください。
正直これだけ騒いでなんですぐ褒めないといけないのという気持ちもわかりますが
褒めるのはすぐ褒める方が後で褒めるより有効です。子どもは後だと忘れることもあるし何で褒められたのかわかりません。

子どもたちは今まで癇癪を起こしたことで
自分にとって良い報酬をもらえていたのが
癇癪を起こさなかったことで親に褒められるという報酬を得ることができるのです。
これがものすごく大事な考え方になります。

そして気分が戻ったところで癇癪が起きる前の原因部分を一緒に振り返ってみてください。

今回はこんなことが嫌だったんだね
こうしたかったんだねとまずは共感して

そういう時はこういうふうに伝えてごらんとお父さんお母さんが言い方のモデルを伝えてあげてほしいと思います。
「今日は学校で疲れていたんだね。帰ってきたら今日は疲れてるって言ってくれたら気持ちわかってあげられるよ」

「暑いのがやだったんだね、暑いからクーラー強くしてほしいって今度は教えてほしいな」

など言い方のモデルになってあげると次はこうしてみようと思えるようになると思います。

また予期せぬことが起こっていた時は
まずはこちらからしっかり見通しを持たせてあげて心の準備をしてあげるのもよい方法になります。
見通しを持たせるについては別のnote記事も書いてあるのでそちらも参考にして頂けたらと思います。

ゲームやYouTubeをやめてほしい少し前に
あとどのくらいしたらおしまいにしてほしいのか、このあと何があるからやめてほしいのか、そもそもルールを子どもたちと共有しているのであればもう少しだよと事前に伝えてあげるなどこちらの工夫も必要になることがあります。

甘えについては本人がなにかしらの理由で満たされていないことがあります。
お父さんお母さんたちも忙しいとは思いますが癇癪が起きていない時に数分からでもいいのでスキンシップを増やしてみたり
目を見て話を聞いてみたり
意識をお子様に向けて話して見てもらえたらと思います。

以前僕のツイートにも書いたことがあるのですが子どもが抱っこと言った時
忙しいから後でというよりも
先にまず抱っこして「抱っこして欲しかったんだね」とまずはお子様の気持ちに共感する姿勢を持ってみてください。
その後に今はお父さんお母さんは手が離せない状況だからあと○分くらい待っててくれると助かるなとしっかりどんな状況なのか、どのくらい待てたらもう一度抱っこできるのか伝えてあげてほしいと思います。

わかっていないようで実はわかってるのが子どもです。子どもだから適当に流すではなくてしっかり1人の人間として誠実に状況や親の気持ちを伝えてみてくださいね!

子どもたちへの愛情表現は本当に様々です。
言葉で大好きと伝えるだけではなく
写真を飾ったり
好きなお菓子やおかずを用意してあげたり
抱きしめたり
子どもに向き合うことが愛情表現になります。
是非試してみてください。

上のように
言い方を教えてあげたり
見通しを持たせたり
子どもとの時間を意識してつくってあげたり
そういったことが癇癪軽減につながります。

そして癇癪にならず成功した時も必ずしもすぐ褒めてあげてほしいです。

この前お母さんがこうしたらいいよって言い方が今できたね!
ゲームすぐやめられたね!お母さん嬉しいよ!
などなど癇癪を起こさなかったときは
意外と見落とされがちですが褒めるチャンスなので是非試してみてください。

そして大人もそうですが子どもたちも一度言い方のモデルを教えてもらったからと言って
すぐにそれができるわけではありません。
失敗もたくさんします。忘れもします。

お父さんが靴下をカゴに入れられないように
お母さんが(あまり浮かびませんでした笑)

とにかく大人でもすぐ変えられないのです。

そこは子どもの成長を暖かく見守るサポートを続けていってほしいなと思います。
そのために僕も様々な情報発信をしていくのでTwitter、noteの応援よろしくお願い致します。




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