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埼玉医科大学総合医療センター麻酔科で一緒に働きませんか?

埼玉医科大学総合医療センターは、埼玉県唯一の高度救急救命センターとして、ドクターヘリを活用しながら県内外よりさまざまな急性期患者を受け入れています。さらに、総合周産期医療センター、小児集中治療室も兼ね備えており、このように急性期医療に特化した大学病院は、関東圏では当院だけ。

埼玉医科大学総合医療センター麻酔科では、共に成長し、患者さんのケアを最優先に考え、楽しく仕事ができる仲間を募集しています。


知識と経験を兼ね備えた麻酔科医の育成

埼玉医科大学総合医療センター麻酔科は、多岐にわたる医療サービスと専門性を誇ります。急性期医療に特化し、高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、ドクターヘリ基地病院などを備える日本有数の大学病院です。麻酔科は「手術室での麻酔管理」「集中治療」「ペインクリニック」「産科麻酔」の4つの柱を中心に進化し続けています。さらに、日本麻酔科学会、日本集中治療医学会、日本ペインクリニック学会、日本心臓血管麻酔学会の認定施設です。ドクターヘリ・フライトドクターとして救急医療にも積極的に参加していて、アメリカ心臓協会BLS/ACLS/PALSコースの定期開催と、救急医療にも積極的に関与しています。

麻酔科専門医と産婦人科専門医(1名)、麻酔科専門医と救急科専門医(2名トレーニング中)など、ダブルボード専門医を取得することも可能です。個人のニーズに合わせたキャリア形成、めちゃめちゃWELCOME😆

医師働き方改革への取り組み

病院の特性上、夜間休日においても、緊急手術は絶えません。だからこそ、我々は医師働き方改革に、しっかりと取り組んできました。

2020年から、すべての当直明け業務をなくしました。8時30分までの申し送りが終われば、帰宅するのがデフォルトです。平日の当直明けには、都内へランチに行ったり、エステやサウナに行ったり、うまく週末と組み合わせて旅行に行ったり、リフレッシュに時間を使うことができます。

現在は、24時間の当直業務ではなく、一部にシフト制を導入しながら調整をしています。我々のモットーは『できるところから少しずつ改革』。

こういった取り組みもあり、常勤麻酔科医は毎年2〜3名ずつ増えています。新入医局員の増加だけでなく、退職する方が年々少なくなってきているのは、この働きやすい環境によるところが多いのかもしれません。

中途入局者も多い医局

麻酔科は医局の移動が多い診療科のひとつです。しかし、その中でも当院麻酔科は、常勤専門医25名のうち11名(44%)が他施設で麻酔科専門医を取得後に入局しています(2023年12月現在)。

実際に私も、医師8年目に慈恵医大麻酔科の医局から移籍してきました。もちろん、集中治療や産科麻酔など、特殊な診療を学びたいという動機でしたが、入局してみると、医局の雰囲気の良さが圧倒的。都内から時間をかけてでも通いたいと思う気持ちにさせてくれます(私は都内から車で1時間くらいかけて通っています💦)。

中途入局だからと、区別されることもありません。ちゃんと専門医取得や学位取得など、本人が望むキャリアに合わせて、指導していくのが、当科の特徴です。だからこそ、どんどん外部からのスタッフも増え、活気づいてきています。

医局内ラジオ配信「たまらじ」

医局員が増えてくると、スタッフ間のコミュニケーションが薄くなってしまいます。これを解決するために、当科では社内報ラジオ「たまらじ」を配信しています。

医局員だけが聴けるクローズな放送を、毎日医局員が音声配信しています。麻酔のコツや、麻酔以外の働き方、当直のご飯を美味しく食べるアレンジレシピなど、さまざまな情報を共有しています。

この取り組みは、株式会社Voicyにも取り上げられました。耳から学ぶ、新しい学習体験をしてみませんか?

大学病院らしくない特徴3選

1. 出向関連施設がない

10年前まで、石心会狭山病院、埼玉メディカルセンターに毎年1名ずつ医局員を派遣していました。しかし自施設を働きやすくするため、関係各所と連携し、現在では埼玉医科大学総合医療センター以外の施設へ、マンパワーとして医師を派遣することはしておりません。そのため、「来年度どこに異動だろう〜」といった心配はありません。

最近では、小児麻酔をやりたいから退職、でもやっぱり大人の麻酔のスキルが落ちるのが不安になってきたら、再入局。こんなキャリアもあります。「大学病院=医師派遣」というスキームを破壊し、新しいカタチの医局として運用しています。

その代わり、専門医取得後は、個人のニーズにあったキャリア形成のため、国内外の施設への研修を推奨しています。

🫀 心臓血管麻酔:国立循環器病研究センター1年、小倉記念病院2年
🤰🏻 産科救急:日本赤十字医療センター2年
🏥 集中治療:済生会横浜市東部病院半年、日本赤十字医療センター2年
🔬 基礎研究:🇺🇸ハーバード大学2年、防衛医科大学2年半
🌍 海外臨床フェロー:🇧🇪ルーヴェン大学半年、🇨🇦トロント大学3年半

施設外研修例

ぜひとも、自分に合ったキャリアのために、医局を活用してください。

2. 研究しないキャリアもある

大学病院では「臨床」「研究」「教育」の3つの機能が求められています。しかし、この機能は診療科としての達成できればよいので、ひとりひとりがすべてにおいてパーフェクトである必要はありません。

若い先生には積極的に臨床研究へ関わるチャンスを与えていますが、「研究をやり続けなければ大学病院にいられない」こういった暗黙のルールはありません。専門医取得後は、研究したい人は研究にウェイトを置く、そうでない人は教育を中心にキャリアを積むように選択してもらっています。とはいえ、多くの先生に研究の魅力については、ちゃんと指導していますし、毎年学位取得者が増えています。

もちろん「最初は研究に興味なかったけど、途中からやっぱりやってみたい」と心変わりしても問題ありません。研究のためには、時間が必要。外勤日とは別に、週1日ノンクリニカルタイム(NCT: Non-Clinical Time)を取得することが可能です。論文を読んだり、倫理委員会の書類を作成したり、データ解析したり、そういった時間を確保できるようにしています。

3. 他大学の仲間が増える

当科のコア・バリューは「知識と経験を兼ね備えた麻酔科医の育成」です。産科麻酔と集中治療を中心に、20年以上、他大学からの外部研修者を毎年受け入れています。そのため、日本全国の麻酔科医のネットワークを持っています。

こういった「つながり」はキャリアを重ねるごとに大切になってきます。親が病気になって、地元に戻らないといけなくなったけど、ツテがないから、どうしようもない…こんな時には、つながりを活用するのが一番。

実際に、京都出身で入局した専攻医が、個人的なネットワークを利用して、関西で新たな職場を見つけて入局し、麻酔科専門医を取得しました。また、当科で研修した先生からの紹介で、新しい研修者が来るといったサイクルもあります。医局員以外とのネットワークがあることは、他の大学ではあまりありませんので、ぜひともご活用ください。

世界で臨床を学んだスタッフが多い

当科では、産科麻酔科を中心に、世界で臨床を学んだスタッフが複数います。アメリカ🇺🇸だけでなく、カナダ🇨🇦、ドイツ🇩🇪、ベルギー🇧🇪、ハンガリー🇭🇺、シンガポール🇸🇬など、短期〜長期を含めて研修してきました。国境なき医師団に登録している医師もいます。

そのため、埼玉にいるだけで世界レベルの麻酔を見ることができます。

また、海外で臨床を学びたいスタッフには、積極的に海外学会へ参加するよう、サポートしています(時間的にも、金銭的にも)。実際に私は、英語力がなかったため、3ヶ月間休職して、シカゴに語学留学をしていました(そのお陰でカナダで働くことができました)。

海外で臨床=USMLEと心が折れてしまっていても、大丈夫。アメリカだけが海外ではありません。さまざまなルートから、あなたのキャリアを盛り上げます。

こっそり研究力も上がっています

2004年の初期臨床研修医制度によって、麻酔科業界は全体的に研究力が低下してしまいました。実際に、当科でも研究に従事する医局員が年々減少し、しっかりと論文発表をしていない時期がありました。

しかし、2014年あたりから、日本語での症例報告を少しずつ始め、症例報告前向き観察研究ランダム化比較試験を発表してきました。

さらに、防衛医科大学と共同して、人工赤血球人工血小板の研究を発表したり、尿中酸素分圧を測るカテーテルの特許を取得したり、アカデミックな活動も活発に行っています。

これも、先述のNCTと呼ばれる研究日の賜物。臨床の合間に研究を行うのではなく、しっかりと時間を確保した上で研究に携わることで、継続的なアウトプットが確保できます。

長年、科研費とは無縁の医局だったのですが、2022年ごろから立て続けに獲得できるようになってきました。研究費の総額は1,700万円以上。しっかりと、金銭的にも学術的にも成功できるアカデミアを目指しています。「夢と金」どちらも諦めたくはない。

中脳辺縁ドパミン神経系の鎮痛機序とその可塑性に関する研究
 
(小幡英章、教授)
間欠的尿中酸素分圧測定を用いた周術期急性腎障害の早期診断バイオマーカーの創出(加藤崇央、准教授)
帝王切開出産後回復の定量的評価とERAS実施による回復促進効果
 
(松田祐典、准教授)
羊水塞栓症病態の解明と治療法の検討(金子恒樹、助教)

科研費データベース

働き方が選べる

人数が増えてくれば多様性も増えてきます。お金が欲しい人もいれば、やりたいことをやりたい人もいます。なので、当科ではひとつの働き方が全員に会うとは考えていません。

専門医取得後は、週1.5日の外勤とするか、週1日外勤+NCT(研究日)が選べます。外勤の調整があるため「来月からお願いします」といった急な希望には対応できないこともありますが、可能な限り調整しています。

当科としては、男性医師の育児休業取得を推進しています。また、希望すれば時短勤務も可能です。パートナーの仕事状況に応じて、柔軟に対応できるよう、バランスが取れる医局を目指しています。

2024年医局説明会 3/23 12:00

こういったことについて、生の声を聴きたい方は、ぜひ3月に開催される医局説明会へご参加ください。みなさまと一緒に働けることを、心待ちにしております。

2024年埼玉医科大学総合医療センター麻酔科医局説明会

医局の鼓動を肌で感じたい(現地参加)

リモートでも参加したい(ZOOM参加)

2023年医局説明会の様子はコチラ(チャンネル登録もお願いします🙏🏻)

埼玉医大総合医療センター麻酔科のホームページをみる


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