とんでもない夢を思い描いてしまった

前田祐介と申します。
プロフィールにも記載した通り、今年(2024年5月22日)で40歳になるアラフォーの旋盤工です。
22歳ぐらいから京都の町工場でキャリアをスタートさせ、現在はそこそこ名の知れた大手企業へ転職し、旋盤工として、開発品の試作加工や生産工程の検討、量産治具を提案したり加工精度の評価なんかを行って6年目となります。

3月末に急性肝炎を患い19日間入院していたのですが、仕事に復帰したのはゴールデンウィーク明けだったので、自宅療養期間を含めると1か月と少し休職していたことになります。
入院した最初のころは、明日死ぬかも、と毎日考えていました。
仕事について悩んでる時期でもあったため、明日死ぬとしたら、いまやってる仕事は本当に自分がやりたい事なんだろうか、そもそも旋盤工になろうとしたのは何故だったか。
そんなことを毎日のように考えて過ごしていました。
まだ在職中なので詳しい内容は書けませんが、入院を含めて今の職場でのキャリアアップの可能性が完全に途絶えた事も自身を振り返るきっかけとなり、病院内の売店でメモ帳を買って、いろいろ考えを書いていました。
退院してからもメモ書きは続き、そして、とんでもない事を思いつきました。

独立時計師として起業する。
生活費は別の方法で稼ぎ、製作した時計は無料で配布する。
そして、最初の時計はのりちゃんにプレゼントする。
このトンデモ企画を思いついたのは、退院して自宅療養期間中に悟りを開くための本を探しに本屋へ行った時でした。
本は結局購入していませんが、天啓を得るためとかでは無く、色んな事に敏感に反応してしまう自分の性格が生きづら過ぎて何とかしたくて救いを求める感じで探していました。
そんなとき、本屋で自分のやりたい事が明確に頭の中に浮かび上がり、その瞬間は全ての悩みが消えていました。今はまた色々悩んだりしてますが…

独立時計師は20歳の自分が思い描いた夢です。その頃は矢沢永吉さんの「成り上がり」を愛読していて、これでひと山当てると本気で思っていました。

20歳の頃に思い描いた夢、それに向けて直進出来ずに旋盤工としてひと角の人物になろうとした自分。そのどちらも否定せずに、社会に少し貢献出来そうな夢を見つけました。

入院したことで会社から離れ、日常からも隔離された事で、自分について深く考える事が出来た事でハッキリした、本当にやりたかった事。
独立時計師として起業するまでの記録をここに残していこうと思います。
自分の言葉で書くことを大切にしていきます。よろしくお願いします。

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