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対人関係の悩みを解消したい①


「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
とは、アドラー心理学の根底に流れる概念である。

前回、「不安に対する処方箋」というタイトルでコラムを書いたが、多くの方が人間関係に対する悩みを持っているのではないかと思う。
今回、「〜したい」とタイトルをうったのは、私自身、悩みに対して向き合っている最中だからである。
というか、今後もずっと向き合っていかなければいけない気がする。

いくつかの本やウェブサイトから得た情報を元にどう対処していくかまとめたい。

STEP1 相手を理解する

ヒトはそれぞれ生まれ育った環境、遺伝子が異なるため、考え方はヒトそれぞれである。
まずは、この原則を受け入れなくてはならない。

「あなたも私と同じ考えに違いない」
「話せば分かってくれるに違いない」
この考えに固執しているとトラブルの元となる。
相手を尊重して受け入れることが大事である。

しかし、中には自分の価値観や考えを押し付けようとしてくる人がいる。
自分の思い通りにならないことに対して、ものすごい勢いで抵抗してくる人もいる。

腹が立ったり、落ち込んだりするだろう。
「なんでそうことを言うのだろうか」と。

そんなときはまず、相手を研究するのだ。
そう言う言動に至った背景を理解することで、共感したり納得できたりする部分もあるかもしれない。
理解できないことほど怖いものはない。

上記の例でいうと、
・自分に対しても厳しい性格をしている
・親から厳しく躾けられて育てられた
・正義感が強い
・完璧主義で几帳面
・プライドが高い
・何かに怯えており自分を防衛するため、周りに強く当たっている
など

相手を理解することで、多少怒りを抑えることができる。
そうすれば、火に油を注ぐような言動を抑えることができ、やがて鎮静化するのだ。

間違っても、相手を変えようとしてはいけない。
自分のコントロール下にないことまで、コントロールしようとすると、大変だし、うまくいかないことの方が多い。

次回は、相手との交流や関係の見直しについて述べる。


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