見出し画像

NewspicksでPEファンドの実務書を紹介したの巻

3月7日まで1週間ごとに4回、NewspicksでPEファンドの解説を連載した。その最終回がPEファンド業務の実務書と、なんでも標準化・なんでも知の共有と学習が進むアメリカにおける、PEファンドのハードスキルについてのオンライン学習プログラムの紹介である。

記事に紹介した内容は初学者よりの内容ではあり、世には更に専門的・実務的なコンテンツも存在する。例えば、M&Aに付随するデット調達についての授業が、オンライン学習プラットフォームのCourseraで、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校から提供されている。

・キャピタルストラクチャーの考え方
・市場調達か銀行調達か
・通貨リスクどうヘッジするの?
・LBOモデリングの概要

など、学問上の分類というより、実際の実務課題に則した内容である。この授業は、イリノイ大のiMBAというオンラインMBAのコースの1つで、日本にいながら完全オンラインで、2-3年かければ200万円の費用でMBAの学位が取れる。凄い時代になったものである。

また、ハードスキル以外では、M&Aプロセス・レバレッジドファイナンス・組織作りを実務書の対象とした。買って、調達して、組織を作るという投資初期にフォーカスを当てたものである。投資中期におけるPEファンドの主たる活動であるバリューアップは、企業経営の手法そのものであり、実務書がほぼ経営の全ユニバースに広がり、収拾が付かなそうな為、今回は捨象した。紹介の仕方によっては、競争戦略派とイノベーション・アントレプレナー派の殴り合いがコメント欄で発生する危険を感じた事も理由の一つである。記事自体はこちらでどうぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?