自転車世界一周→その後のリアルな就活事情
お久しぶりです。
今回はタイトル通り、自転車世界一周後の就活事情について記載していきます。
この度、僕の就職先がプライム上場企業に決まりました。
自分でもビックリですが、誰もが名を知るレベルの大企業で、四季報の人気就職先ランキングにも記載があります。
もちろん、"プライム上場企業で知名度ある=働く上で良い企業"なんて考えを持つほど短絡的ではありません。
しかし、オファーされた年収や平均勤続年数など、色々考慮した上で決定しました。
そして、この結果には大変満足しています。
僕がこの記事で伝えたいのは自慢ではなく、
"無職期間を経験しても軌道修正できる"
"人生に長期旅の選択肢を"
この2点です。
・長期旅から戻ってきたけど、就活戦線はブランクある人に厳しいって聞いた...
・仕事辞めて旅にでも行きたい...
・社会人だけど、長期での世界一周や日本一周をやるか迷ってる...
って人に向けてこの記事を書きます。
※記事の内容に嘘は無いですが、あくまで主観ですので全て鵜呑みにするのは危険です。
①すずきゆーすけのスペック
まず、僕がどんな状態で今回の就活に臨んだのか書きます。
・前職で営業経験(非正規雇用)約3年
・28歳大卒
・これといった専門スキル・資格無し
・転職は2回目(今回で3社目)
・無職期間1年強
これをご覧いただいてお察しの通り、特筆した武器を持っていない就活弱者です。
②書類選考
履歴書の学歴・職歴欄をプチ公開します。
非常識かもしれませんが、無職期間の理由を示したかったので長期旅実施の旨を記載しちゃってました。
正解かどうかは分かりません。
まあ、書類選考はブランクがあるせいか1回目の転職よりも気持ち厳しかったです。
応募企業数は50社を超えました。
無職期間が長い人は多めに書類応募した方が良いと思います。
③面接
書類に記載したおかげか、冒頭は旅に関する質問が多く飛んできました。
【面接で多かった質問(旅に関して)】
・どうして旅に出ようと思ったんですか?
・旅を通じて何か得るものはありましたか?
・もう一度長期で旅に出る予定はありますか?
旅の説明をすると大体好印象を与えていた感覚があります。
中には事前に僕のSNSを見てくださった面接官の方もいました。
そのため、アイスブレイクが容易に完結し、"なんか面白い奴やん"から本題に移るのが非常に嬉しかったです。
その流れで良い雰囲気のまま終わると面接通過。
面接の緊張感が緩和するってだけでも、旅を実施して良かったと思えます。
④旅の話をゴリ押すのは禁物
ここで、面接の際の注意点を挟みます。
長期旅の経験は無敵の武器ではありません。
旅の話のおかげで良い雰囲気で面接が始まるとはいえ、新卒面接ではないので前職に関する質問がほとんどです。
どの企業でも旅の話は最初の5〜10分で終了してました。
「世界一周してきました」
「ふーん。で、仕事は何が出来るの?」
僕が面接官でも同じことを思います。
"世界一周するくらいのバイタリティーがあればどこでも受かる!"なんてことはありえません。
そして、旅の話が刺さらない面接官も存在します。
完全に僕の感覚ですが、男性面接官と比べて女性面接官からは旅に関する質問が少なく、興味を持たない人が多かったです。
悲しいことに勝率も悪かった気がします。
しかし、ほとんどの企業で旅の話がプラスに働いていたのは紛れもない事実です。
⑤評価された点(旅に関して)
面接官から貰ったフィードバックをいくつか簡単に紹介します。
・大きな目標に対してやりきった行動力
・努力を継続して成果を創出できる
・能動的に人生を歩んでいる
旅の話がマイナスに働くことはなかったと断言します。
旅で困難を乗り越えてきた身だからこそ、"何だかやってくれそうな雰囲気"は纏っていたはずです。
面接官との相性もありますが、旅の話は誇りを持って自信満々で伝えるべきだと思います。
⑥結果
・プライム上場企業に正社員で入社
・前職から年収100万円以上アップ
・6社から内定
専門スキル、資格無しでこれ。
就活は成功したと言っていいです。
年収オファーも想像以上に高水準でした。
エージェントが頑張ってくれただけかもしれませんが。
そして、思い返すと一次面接はほぼほぼ落ちなかったです。
大体最終面接まで進めました。
就活弱者の僕が6社も内定を貰えたのは旅を経験したおかげと言っても過言ではないです。
⑦僭越ながらアドバイス
一旦、ここまで記載したアドバイス的要素をまとめます。
・無職期間がある場合、書類応募数を増やすべし
・旅の話は必ずプラスの印象を与える
・旅を実行したマインドセットを評価してくれる企業は必ずある
・旅の話は自信満々に伝えるべし
・とはいえ、旅の話に頼りすぎるべからず
そして最後に1番大事なことを書きます。
それは、
「納得いく企業から内定出るまで就活辞めないでください」
これです。
僕も就職先企業から内定貰うまで4ヶ月かかりました。
12月〜3月の就活期間でしたが、
1月(内定2つ保持)
ここ受かったら終わり!→最終面接落ち
2月(内定3つ保持)
ここ受かったら終わり!→最終面接落ち
3月(内定0)
ここ受かったら終わり!→内定
こんな感じで、内定蹴っては受け直し、蹴っては受け直しを繰り返してました。
内定先企業に進んだ自分を想像した際に、少しでも違和感を覚えるのであれば、就活を続けるべきだと思います。
今後会社に勤めるのは数十年
就活を頑張るのは数ヶ月
焦って下手な企業入るくらいなら、粘って就活頑張った方がいいです。
ちなみに、僕が粘れた要因の1つに貯金が挙げられます。
帰国後に襲いかかる年金や住民税の猛攻がそこまで気にならなかったおかげで、焦ることなく就職先を決めることができました。
長期旅に出る前には余力を持って計画的に貯金しておいた方が良いです。マジで。
⑧まとめ
この記事で伝えたかった2点を再掲します。
"無職期間を経験しても軌道修正できる"
"人生に長期旅の選択肢を"
②⑦で記載した通り、少しの工夫と状況判断次第でキャリアの軌道修正は出来ますし、③⑤で記載した通り、長期旅(国内でも海外でも)の経験は高確率で面接にてプラス評価を貰えます。
もし、キャリアを理由に旅の実施を躊躇している人がいたら考え直してください。
絶対やった方がいいです。
就活弱者の僕でも何とかなったので。
大卒で働き始めて定年までは約40年。
その内のたった1〜2年。
たった1〜2年なら働かずに冒険してみてもいいのではないかと強く思います。
残りの38〜39年は働くんですから。
世界一周や日本一周、そんな夢があるなら人生一度きりなので踏み出してみてはいかがでしょうか。
おしまい
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