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英語で愚痴を言えるようになっただけでは…

3月、4月は、教育業界は繁忙期です。

先日のZIP!で取り上げられた効果もあって、たくさんの問い合わせを頂いています。


このシーズンは教育業界のトレンドを感じられるのですが、英語はやはり人気がますます高まってますね。


ただ、英会話について私なりの主張がありまして、英語が話せるようになっただけでは、あまり価値がないように思います。


語学力は「思考力」のもとに価値を発揮すると思うのです。


どういうことかというと、私の高校時代の同級生の話がよい例になるかと。


彼は大学時代にイギリスに留学して、英語力は見事に身につけました。

しかし帰国後就職には苦労していました。

その理由は外から見たらよくわかったのですが、日本にいた頃と視点や視野は変わっていなかったのです。

例えばこれからのキャリアを考える時、「旅行が好きだから旅行会社を受ける」という具合に。


またネガティブな発言が多めでして、一年留学して得たものは英語で愚痴が言えるようになった、ぐらいの結果で終わっていたんですね。

学生時代に彼を見て、語学力を身につける目的は、世界に存在するより視点の高い人たちと議論することにあり、その手段として語学力があるのではないかと考えた記憶があります。


多額のお金と多くの時間を費やした結果、視点の成長がなくてワールドワイドに愚痴を言えるようになっただけでは、語学力の価値が発揮されないと思うのです。


語学力と思考力はセットで考えるべきです。

となると、早期の英語教育も重要ですが、早期のロジカルシンキング、クリティカルシンキングも併せて考えなくてはならない分野です。

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