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海外奮闘記〜in オーストラリア〜🇦🇺🇯🇵

終わったー!!

【西山、ついに日本飛び出します。】
と宣言してからはや10ヶ月。無事海外初年度のシーズンが終了しました。

移籍が決まってからはバッタバタ、こっちに来てからもしばらくはバタバタ続きで最初はどうなることかと思いましたが、これが海外かと、そしてこの経験全てが、後に自分の人生においてかけがえのない財産になると信じて突っ走ってきました。
結果からご報告しますと…

チームは12チーム中8位(ギリギリ残留)
22試合全試合フルタイム出場 2ゴール1アシスト。
Best & Fairest award(チーム年間最優秀選手賞)
Players Player award(選手投票による年間最優秀選手賞)
awardの中でも2大トップの賞を受賞することができました。

最終戦のスターティングメンバー


得点直後


個人的な総括をさせてもらうと5部とはいえど初年度にしては出来過ぎ。。笑
昨季の自分からするとこの上ない充実したシーズンとなりました。

チームは序盤戦から苦戦して、後期盛り返しながらも、最終戦まで残留争いが続いたタフなシーズンでした。
シーズン中も初期のプレシーズンからいたメンバーから大幅に選手の入れ替えをしながら、自分のチームに関しては、シーズンが終わった段階で半分以上初期にいたメンバーから新メンバーへと入れ替わっていました。

サッカーも日本のサッカーとは別競技なのではないかと思えるくらい戦術などほぼ皆無の戦いメインのサッカーって感じ。。
ただ、自分は日本にいた頃から地空含めた対人バトルは得意分野ではあったので、身体が大きい外国人にも屈することなく、むしろ試合をするにつれ楽しみながらプレーすることができました。

オーストラリアという国自体も非常に住みやすく、
国民性も良い意味ではゆったりとした、街並みも自然溢れる空気感が漂っています。(悪くいうと基本適当。笑)
日本人は勤勉だという言葉をよく耳にしますが、実際に海外に来てみて改めてそれを実感することができました。


子供達との触れ合い



今回オーストラリアに来て、サッカー選手としてプレーすること以外に子供達のサッカースクールのコーチとしての仕事もさせてもらえてました。

英語も話せない海外初年度のコーチで、もちろんサッカーは人並み以上に出来る自信はありましたが、最初はアシスタントのコーチ等の補助業務としてやらせてもらえるのだろうと思っていました。

ところがいざコーチ初日。

なんとか聞き取れるレベルの英語力で理解できた言葉が

他オーストラリア人コーチ
「U-9のカテゴリー頼むね!!」
自分
「は???」
そりゃそうなります。笑

海外初で英語も話せないんですけど、、、
なんてことは言う暇もなく、結局単独でU-9カテゴリーのコーチをやることに。。

いや〜最初は大変でした。

中高レベルの英語力でなんとか説明、あとはもうプレーで見せるしかないと思い、ひたすら笑顔を振りまきながら頑張ってました。

なんの遠慮もなく話しかけてきたり、英語で質問してくる子供達。
心の中では やめてー!と叫びつつもそんなことは子供達は気にしません。

何より最初に苦労したのが保護者との会話。
「あなたが今年のコーチなの?」と異国の見知らぬコーチに不安そうな顔で最初は話しかけてこられることも多々あり。。

日本なら考えられないこの状況でも、持ち前の人当たりの良さと何せサッカーの技術さえ見せちゃえばこっちのもんと、オール英語での子供達へのサッカー指導&現地で日本語など話せるはずもない保護者対応を頑張っていました。
とはいえ先行き不安やなーーと思いながらも9ヶ月後、、


はい、どん。


好きなポーズしていいよの時
イケメン4人組(え?)


academy partyでの記念写真🥇
ファミリー全員での記念写真

仲良さそ!!!!

もうこれに関しては僕が大大大感謝です。
振り返ってみると、一番英語力が伸びたのは子供達との会話のおかげだったかもしれません。
親御さん達も日々のトレーニングから週末の試合の時も他会場開催の際は送り迎えまでしてもらったり。
選手生活以上に充実した日々だったかも😭

最初は本当に行くのが憂鬱な時もあったスクールコーチでしたが、
本当にやらせてもらえてよかったと思える仕事でした。



人を信じること。


最後に、前にたまたまSNSで見かけた芦田愛菜ちゃんの言葉を借りて締めていきたいと思います。

とあるSNSで見かけた動画で芦田愛菜ちゃんがこんなことを話していました。

「その人のことを信じようと思いますって言葉をよく使うと思うんですけど、それってどう言う意味なんだろうと考えた時に、」

「その人自身を信じているのではなくて、自分が理想とする人物像に期待してしまっていることなのかな。というふうに感じて。」

「だからこそ人は「裏切られた」とか「期待していたのに」と言うけれど、別にそれはその人が裏切ったわけではなくて、その人の見えなかった部分が見えただけであって、その見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだって受け止められる揺るがない自分でいるってことが信じるってことなのかなと思ったんですけど。」

「揺るがない自分の軸を持つってすごく難しいじゃないですか、だからこそ人は信じるって口に出して、不安な自分がいるからこそ成功した自分だったりとか理想の人物像だったりに縋(すが)りたいんじゃないかなと思いました。」

もう愛菜ちゃん人生何周目?って感じで見た瞬間に感銘を受けたのを覚えています。

この言葉を聞いて感動したのと同時に、自分自身でも「人を信じること」について考えました。
すると、他人を信じること。に関してはまさにこの芦田愛菜さん(もうさん付けで呼ばせていただきます笑)が話したまさにその通りだと僕も感じましたが、同時に自分を信じること。にもこれは少なからず当てはまる事だなと考えるようになりました。

誰しも子供の頃は「プロ野球選手になりたい」「スチュワーデスさんになりたい」「医者になりたい」「獣医さんになりたい」千差万別の夢があったと思います。
しかし、成長していくにつれ社会の現実を目の当たりにし、理想と現実の差を理解し始め、もちろんこれは大人になっていく上ですごく重要な事だと思います。

でもいつからか、自分で自分の可能性を消してしまう大人達が多いなと最近の日本で生活を送っていた中で感じることが多くありました。

スクールコーチをしていた中で、子供達に「将来は何になりたいの?」と質問したことがあります。
サッカースクールに通っている子供達なので半分くらいはプロサッカー選手!と答えていましたが、中には小学生ながら弁護士になりたい子や夢自体がまだ決まっていない子もいました。
サッカースクールに来てるのに全く違うスポーツの選手になりたい子もいたり、いやそこサッカーじゃないんかい!とツッコミたいところでしたが。笑

夢や目標は自由でいいし、早いや遅いなんてことはないんだと子供達から学ばせてもらいました。ただその夢や目標に向かってぶれ続けない自分でいられることが何より大切なことなんだとこの芦田愛菜さんの言葉からも学ばせてもらいました。

20代初期からぼんやりと思っていた海外で生活してみたいという自分の想いも、自分がブレさえしなければ、例えそれに向かっていたわけではないとしてもそのチャンスだったり、機会っていうのは転がってくるんだなとこのオーストラリア生活を振り返ってみて実感しています。


なんにせよ、
無事に怪我なくこの一年目を終えられたことが何より良かったです。
でも帰るまでが遠足というように日本に帰るまで気を抜かず、日本で待ってくれている人達に1年間のお礼をしっかり伝えられるように無事に帰りたいと思います。直接感謝を伝えられない方々にも、この場を借りて感謝をお伝えさせてもらえればと思います。

今シーズンも応援・サポート本当にありがとうございました。
来季もまた良い報告ができるように引き続き頑張ります!!

そんな西山は10/5に一旦タイに行き、束の間の休息を取ってから、10/11に日本に帰国予定です。
最低でも1ヶ月超は日本に滞在すると思うので、ぜひお声がけお待ちしております!
現段階では、来年も海外(多分オーストラリア🇦🇺)でプレー予定なのでまた旅立つと思いますので、引き続き海外奮闘記もお楽しみに。

では!👋

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